重ねシンバルのすすめ 第1回で紹介した重ねシンバルを、今回はドラムセットに組み込み、実際に演奏してみました!
① ZDL8 + ZCH10 (重ねた順番は上+下です)
② ZCE8 + ZCB10 (重ねた順番は上+下です)
③ ZCB10 + ZRB10 (重ねた順番は上+下です)
■ 左①ZDL8 + ZCH10、右②ZCE8 + ZCB10
重ねシンバルはハイハットの真上にセッティングしました。左側は①ZDL8 + ZCH10、右側は②ZCE8 + ZCB10です。
①は余韻が短く、ちょっとしたアクセントをつけるのに最適です。動画ではついつい叩きすぎてしまっていますが、刻みの中にさりげなく組み込めば、普段の演奏をよりスマートに演出できるのではないでしょうか。
①が弱アクセントだとしたら、②は中アクセントのようなイメージ。チャイナスプラッシュの感覚に近いです。余韻はウイングナットの締め具合により多少の調整が効き、動画では緩めにセットして、余韻を長めにしています。締めすぎると音が潰れてしまうので、緩めがおすすめです。
■ 左①ZDL8 + ZCH10、右③ZCB10 + ZRB10
左側は同じく①ZDL8 + ZCH10、右側は③ZCB10 + ZRB10です。
③は小節のアタマでクラッシュのような使い方もできますし、オープンハイハットの代わりとして、ロック系の刻みにも使えます。若干のトラッシュ感が、他のシンバルとは違う雰囲気を醸し出しています。
今回の記事を執筆するにあたり、実際にシンバルを十数種類ズラリと並べ、ひたすら重ねていい組み合わせを探しましたが、正直、なかなか根気が必要な作業でした(笑)。それでも、私が試したシンバルは世の中に存在するシンバルのごくごく一部に過ぎません。ぜひ皆様もシンバルを重ねて、自分だけの組合せを見つけてください。重ねシンバルの可能性は無限大です!
使用機材:
- ハイハットZENN / ZCH14 HIHAT
- クラッシュZENN / ZRB16 CRASH
- ドラムセットZENN / ZDS3000II