ウクレレの基本的なチューニングは
4弦G - 3弦C - 2弦E - 1弦A
となります。
そして、4弦は3弦よりも高い音程のG音が鳴ります。それにより全体としてカラッとした音が出るのが特徴です。普段ギターを演奏する方にとっては違和感がある人がいるかもしれませんが、もともと歌の伴奏をメインとしたウクレレには太い低音は必要ないということでしょう。
最近ではギターと同じような感覚で弾けるLow-G弦も販売されていて、最初からLow-Gが張られたウクレレ本体も存在します。
ウクレレのソロを演奏する方は、アコギ感覚で低音を駆使したフレーズを演奏するためにLow-Gの弦に張り替えるかLow-Gに対応したウクレレを用意するのもありです。ただし、ハワイアンらしさを出す場合は通常の弦を使うのが良いという話も耳にします。Low-Gチューニングに対して、スタンダードのチューニングはHi-Gチューニングとも呼ばれます。Low-G弦に張り替える際はナットの加工が必要になりますので、その点もご注意くださいね。
最近取り扱いを開始した”ROMERO CREATIONS”というブランドでは、Hi-G/Low-Gどちらのタイプも販売されています。もともと一流のクラシックギターを作っていたそうで、ユニークな形状でありながら音質を考慮した構造になっているそうですよ!
スタンダードチューニングの他には、タロパッチ風、キラウエア風というものがあります。タロパッチはもともとタロイモの田んぼという意味ですが、その地域で生まれたハワイアンスラッキーギターのチューニングをウクレレ用にアレンジしたものです。キラウエアも同じくハワイアンスラッキーギターのチューニングのひとつです。アメリカン・チューニングはスタンダードチューニングを1音下げたものとなります。
タロパッチ風チューニング
4弦G - 3弦C - 2弦E - 1弦G
キラウエア風 チューニング
4弦F - 3弦C - 2弦E - 1弦A
アメリカン・チューニング
4弦A - 3弦D - 2弦F# - 1弦B
ウクレレ奏者がどのチューニングで演奏しているかが分かると、演奏をまねる近道になります。是非参考にしてみてください!