10インチスピーカー 一発という非常にコンパクトなボディながら、ガツンとくる音の塊を出力してくれます!これはSuproアンプ全てに言えますが、シンプルなコントロールでも幅広い音色を作れるなぁと、改めて感心してしまいました。しかし、1622RT Tremo-VerbはClass-A の25W。ドライブさせるにはかなりの音量になります。今回は気持ち歪み始めるかな程度のセッティングに対し、Driveを試したいと思います!
まずコントール系を見てみましょう!
一般的なコントロールであるVOLUME、GAIN、TONEの他に、BOLD/RICHモードを切り替えるトグルスイッチが付いています。BOLDモードはコンプカットの様に音量、音圧ともに大きく持ち上がります。このモードにすると非常にアンプライクな効果が得られ、ブーミーなサウンドになります。シングルコイルピックアップとの相性が良いんではないでしょうか。RICHモードはキメが細かく、使いやすいサウンドです。ペダル側でGAINを稼ぐセッティングをするならRICHモードが使いやすいですね。
気になるGAIN量については、8割程度まではナチュラルに上がっていき、最後の一ひねりでグワッと増幅される感じです。アンプがクリーンでも、軽いディストーションと言えるレベルまでのゲイン量を稼ぐことができます。もちろんGAINを下げ、VOLUMEで調整すればクリーンブーストも可能です。この広いゲイン幅とモード切り替えスイッチを駆使すればどんなアンプ、ギターの組み合わせでも納得できるセッティングができると思います。
サウンドには関係の無いところですが、高級感ある質感のボディは弾き手の気分を高めてくれます。足元にあるだけで満足してしまうのは私だけでしょうか。そして電池交換がワンタッチで行えるスライド式電池BOXも注目ポイントです。
さらにエクスプレッションペダルを接続することにより、「Drive」が持つ幅広いゲイン幅を、足元でリアルタイムに変化させることもできてしまうんです!ギター側のボリュームで行うサウンドコントロールと、ペダル側で行うゲインコントロールとを組み合わせれば、驚くほど多彩なドライブサウンドを奏でることができるでしょう。