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もっとカヴァってちょ。― ジム・キャリー(アイ・アム・ザ・ウォーラス)

2018-02-22

Theme:カヴァーソング

数ある世の中のカヴァーソングを独断と偏見で選んで紹介していくコーナー。オリジナル曲からどこまで進化するのか!?そのカヴァー度合いはオリジナルを超えるのか?そもそもカヴァーという行為がオリジナリティを生み出すのか!?その答えがここにある!
 

第1回:カヴァーされた曲 ザ・ビートルズ(アイ・アム・ザ・ウォーラス)

 

 

 

楽曲自体は、オリジナルと大きな違いはない。それもそのはず、この楽曲はGeorge Martinの「In My Life」に収められたものだからだ。5人目のビートルズと呼ばれたGeorge Martinは長きに渡ってThe Beatlesのプロデュースやオーケストレーションを担当した。その彼が1998年に有名アーティストを多数集めてThe Beatlesの楽曲を再録した。それが「In My Life」。中でも、とりわけ異彩を放つのが俳優Jim Carreyの歌うこの楽曲だ。それでは、まずはオリジナル盤から聴いてみよう。
 

The Beatles / I am The Walrus (1967)

オリジナルはアルバム『Magical Mystery Tour』に収録されている。サイケ色の強い演奏で後半のフレーズが上昇していくシーンは文句なくカッコいい。ヴォーカルはJohn Lennon。彼の書いたThe Beatlesナンバーの中でも、5本指に入る傑作という人もいる。次にJim Carry盤を聴いてみよう。
 

Jim Carrey / I am The Walrus

いきなりハイテンションのヴォーカルが炸裂。芝居がかった(役者なので当然か!?)歌いっぷりは実にこの曲とマッチしている。場面展開に合わせた声色の使い分けで、よりいっそうこの曲のインパクトが強くなる。プロデュースはGorge Martinとその息子が行っているが、よくぞJim Carreyを選んでくれたという感じだ。John Lennonも天国で大笑いしていることだろう。この曲はOasisの他、多くのミュージシャンにもカヴァーされている。


 

Nakajima

自由気ままに雑多なことを書きなぐっていきます。根底にあるのは「愛と音楽」。世の愛すべき事象にスポットを当て、音楽好きに共感してもらえる記事を執筆していきます。プライベートでは、週末となればドラムを叩き、ライブや映画、展覧会などを楽しむアクティブ派。

 
 
 

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