あの人も使っている有名人使用楽器
Ludwig Speed King

非常に機能的でコンパクトなフット・ペダルである。ビーター部分とフット・ボード部分が簡単に分離できるので、持ち運びも便利。実はこのSpeed King。数々の名演を生んでいる名機だ。特に有名なアーティストは、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムだろう。演奏中にバスドラムのヘッドを破っただの、この名機の発するノイズを制御しようとスタッフにそのままにしてくれと油を挿すのを止めさせたという話もある。その音はしっかりアルバムに録音されているという。彼の演奏を真似たくてこの機材を買うというドラマーも多い。その他、古くはザ・ビートルズのリンゴ・スターもSpeed Kingを使用していた。ザ・フーのメンバーで今は故きキース・ムーンもSpeed Kingを使用している。そんな3人に大きく影響を受けているのがジェネシスやソロ活動で有名なフィル・コリンズだ。彼ももちろんSpeed Kingを使用している。フェイヴァリット・アーティストの3人の物真似をするように取り入れたSpeed Kingで凄まじい速さの足技を披露している。このフット・ペダル。話だけ聞くと、誰でも凄い演奏が出来そうだが、一般的にジョン・ボーナムの「グッド・タイムス・バッド・タイムス」などはSpeed Kingであの足技を叩けるのは凄いと表現されることが多い。要はコントロールが難しい楽器なのだ。ただし、コントロールできない楽器ではない。高みに到達したドラマーが名演をたくさん残しているのだ。
こんなアーティストたちがこの楽器を使っています。
ジョン・ボーナム (レッド・ツェッペリン)
リンゴ・スター (ザ・ビートルズ)
キース・ムーン (ザ・フー)
フィル・コリンズ (ジェネシス)
コージー・パウエル (レインボウ、他)
ロジャー・テイラー (クイーン)
イアン・ペイス (ディープ・パープル)
レッド・ツェッペリン / グッド・タイムス・バッド・タイムス
現在、Speed Kingは生産をストップ。Ludwigは、その構造と機能を引き継いだATLASシリーズを発表しています。