
こんにちは!
“ギタリスト専門整体師”のフジオカタクトと申します。
今日も1日お疲れ様です!
最近、僕の公式ラインの方に“痛み”に対するお問合せが何件か届いておりました。その人によって症状は違うのですが「痛み」に対する対処の仕方はどんな状態でもだいたい同じなので、今回は「ギターを練習していたら痛みが出た」という時の対処法を書かせていただきます。
今回の対処法で痛みが完全になくなるかと言われればそうではありませんが、急に痛くなって不安になった時のひとつの考え方として参考にしていただければ幸いです。
それではいきましょう!
痛みが出た時の対処法
1、ギターの練習をやめてみる
痛みが出る最も多い原因として「過用」が挙げられます。過用とは使いすぎ、つまり「練習のしすぎ」です。
弾きたいフレーズがあって、そこを何度も反復して練習してしまうのはよくあることです。しかし慣れない運指やポジションだとどうしても身体に馴染んでくるまでに時間がかかってしまうと思います。そうして気がついたら長時間練習してしまって、痛みが出て初めて自分の体の変化に気がつく、、、というパターンです。
痛みが生じると、「マッサージした方が良いの?」とか「サロンパス貼っとこうかな?」とか「もしかして腱鞘炎になっちゃったかな?」とかいろんなことを考えてしまって不安になるのは当然だと思います。逆に「こんなことでへこたれるか!」と燃えてしまいさらに練習をしてしまうドMな方もいるかもしれません。
しかしここで重要なのは「休息」なのです。ギターの練習で生じた痛みの原因はギターの練習なのです。難しいことを考える必要はなく、痛みの原因になっている「ギターの練習」を痛みが治るまで取り除いてあげてください。そして痛みが落ち着いてきたら、「なぜこの練習で痛みが出たのか?」ということを考えてみましょう。もちろんフォームに問題があったり、必要以上に力が入ってしまっていたりいろんな原因があるかと思いますが多くの場合、痛みの多くの原因は「長時間同じ練習を続けて行った」ことにあります。例えば、長時間立っているだけでも足は痛くなりますよね。また長時間ペンを持っていると指が痛くなりますよね。それと同じで人は長時間同じ作業をするのに耐えられる体の構造をしていません。なので適度な休憩やその都度違う動きをして、体の1箇所に負担がかかりすぎないようにする必要があります。
痛みが落ち着いたら、練習時間を見直したり、ひとつのフレーズばかり練習するのではなくいくつか幅を持たせて練習をするといったふうに工夫すると体への負担を減らすことができると思います。
2、痛みを探る
「痛みが出たのでギター練習を休んだけど、痛みが治らない」という場合もあるかと思います。そのような場合は、どんな時に痛いのか(何もしなくても痛いのか・特定の動作で痛みが出るのか)、どこが痛いのか、どんなふうに痛いのか(痺れる感じがする・筋肉痛のような感じ・骨が軋む感じ…など)と言ったふうに自分を自分で問診するような感じで痛みを分析してみてください。
例えばマッサージして楽になるならセルフマッサージを続けて様子をみても良いですし、もし痛みがぶり返すようならお近くの整形外科を受診してみることをお勧めします。腱鞘炎といった症状が出てしまうと全てを自己判断することは難しいと思うので、我慢せず痛みを解消するための行動をとってください。
3、日常生活を見直す
「ギターの練習を休んだら一旦痛みはおさまったけど、同じところに疲れが出やすい」といったパターンもあるかと思います。そういった場合は日常生活がギター練習に影響を及ぼしている可能性も考えられます。僕のコラムでは散々書かせてもらっていますが、姿勢が及ぼす影響というものは良くも悪くも様々です。例えば普段の姿勢や仕事で肩こりがひどい方なんかは肩の延長線上にある腕や指にも悪影響が現れる可能性が高いです。またギターを弾いている時の姿勢も痛みや疲れには大きく関わってきます。
ギター以外でどんな時に疲れを感じるかを自己分析することで自分の体のことをより深く理解していくことができます。
いかがでしたでしょうか!
普段なかった痛みが急に出てくると不安になるかと思いますが、ひとつひとつ痛みの原因を考えていくことで個人でも十分対応することができます。
もしわからないことがあれば、僕の公式ライン(https://lin.ee/6AGJ9JX)からご連絡頂ければ分かる範囲ではありますが相談に乗らせていただきますのでお気軽にご連絡ください!
それではまたー!
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