お疲れ様です!“ギタリスト専門整体師”のフジオカタクトと申します。
いつもご覧くださりありがとうございます!
このご時世、なかなか外へ出にくく運動の機会が減っているギタリストの方も多いのではないでしょうか。健康で過ごすためには適度な運動が必須です。でも体を動かすのってちょっと面倒。。。というそこのあなた!足趾(そくし)を動かしてみるのはいかがでしょうか?
普段生活しているとその存在を忘れがちになる足趾。タンスの角で小指をぶつけた日には「なんで足に指なんて生えてるんだ!」と存在意義を問いたくなることもありますが、意外と大事な役割を担っていることをご存知でしょうか。
今日はそんな意外と知られていない足趾の役割とストレッチの方法についてお話ししていきたいと思います。
よろしくお願いします!
まずは簡単に足趾の役割についてご紹介したいと思います。
そもそも足というのは26個の骨の集合体で成り立っています。中でも足趾は「前足部」とも言われ、人の全体重を支える役割があります。また歩く時には床を蹴り、前に進む推進力を生み出しているのです。

このような役割があるので、通常では立ったり歩いたりすることで足趾は働きます。しかしデスクワークや歩きでの移動が減った現代の生活様式では足趾が十分に使われなくなってきている、とも言われています。
足趾がうまく使われなくなると、身体のバランスを崩す要因となってきます。そうなると身体はバランスを取るために違う筋肉が働くようになります。そうして姿勢が崩れていき、猫背や首・肩のコリに繋がってくる可能性があります。また足趾がうまく働かなくなるとふくらはぎや膝にかかる負担が強まり、最終的に指の変形や扁平足になる可能性が高まってしまいます。人の体は頭の先から爪先まで繋がっているので、一箇所に不具合があると他のところへの影響も出てきてしまうのです。運動の機会が少ないギタリストの方も注意していただきたいところであります。
では、ギタリスト視点で足趾を健康に保つことで得られるメリットについて考えてみたいと思います。
バランスが良くなる
上記しましたが、足趾には「体重を支える」役割があります。これはつまり「バランスをとる」ということに繋がってきます。ギターを演奏することにおいてもバランス能力は大切です。ギターを持つとその重みの分、いつもより動きにくく感じる方もおられるのではないでしょうか。僕もステージで演奏に集中しているとシールドに引っかかりそうになったり、他のメンバーや機材にぶつかりそうになって思わずバランスを崩してしまいそうになることが過去に何度かありました。(特にライブバーなんかのステージは狭かったりしますので…。)ヘタをすると機材を壊してしまったり、怪我にもつながるリスクがあります。
またステージに限らず、立って演奏する時に曲のリズムを自然に体でとれる人・とれない人の差はこのバランス能力の差もあると僕は考察しています。この辺りの感覚はダンスなんかと近い部分があるかと思います。
疲れにくくなる
足趾が使える状態になれば、姿勢を保つのに無駄な力が入らずに済みます。結果、体全体でみて脱力ができた状態になり楽な姿勢で演奏ができることになります。長時間の演奏をされる方やレコーディングで缶詰状態になる時なんか、終わったあと体がバキバキになったりしますよね。少しでも身体への負担を減らすには、普段使っていないところをしっかり使えるようになることが最初の第一歩なのかなと思います。
では、次はストレッチに移りましょう。特別な方法ではないのですが、これが一番簡単で継続しやすいかなと思います。
指入れストレッチ
指の間に手を入れ、指を組んだ状態で足趾の付け根を中心に軽く回します。
時計回し10回、逆回し10回程度でOKです。

足指でグー・チョキ・パー
グー:指全体で床を掴むようなイメージで曲げていきます。

チョキ:親指だけを浮かせ、残りの指は握る方へ曲げます。できれば逆(親指だけ曲げて、残りの指を浮かせる)も練習してみてください。

パー:指全体を開きます。

簡単すぎるよー、って方は次の方法でチャレンジしてみてください。
親指と小指は床につけたまま、間の3本を浮かせます。

いかがでしたでしょうか!
足趾の重要性、なんとなーく伝わりましたでしょうか?
普段意識して動かさないところなので意外と難しく感じた人もいるのではないでしょうか!
これを機に普段は忘れがちな足趾を労っていただければ幸いです。
それではまたー!
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