クラリネットを演奏するために欠かせないアイテムがリードです。
初心者はもちろん経験者も知っておきたい「厚さ」と「削り方」の違いについて説明します。
【リードの厚さ(硬さ)】
1/2ごとに表記され、数字が大きくなるにつれてリードは厚く硬くなります。
Daddarioにはプラス(+)の表示があり、更に細かな厚みを選択できます。
これから楽器を始められる方は、2 1/2(通称 2半)を使用されることをオススメします。
リードの厚さはマウスピースとの相性にも大きく関わります。
リードをマウスピースにセッティングした時の開きを”オープニング”と言いますが、開きの狭いマウスピースには厚めのリード、広いものには薄めのリードを選択する場合が多いです。メーカーサイトなどを参考にして商品を選びましょう!
【リードの厚さを判別する指標として】
・音がかすれてしまう場合は薄いものに変更。
・音が平たくなったり、息の入れる量やスピードを増やしても反応が鈍い場合は厚いものに変更。
【削り方 ファイルド/アンファイルド】
・ファイルドカット/フレンチカット
U字に削っている部分の下に直線で表皮をむいています。
音に輪郭があり、吹奏楽やオーケストラの奏者に好まれます。明るめの音色が特徴です。
代表的な製品:Vandoren / トラディショナル、D'Addario Woodwinds/ オーガニック レゼルヴ クラシック
![]() Vandoren / トラディショナル |
![]() D'Addario Woodwinds / オーガニック レゼルヴ クラシック |
・アンファイルドカット/アメリカンカット
U字に削っている部分がそのままになっています。
倍音を多く含み、ジャズの奏者に好まれます。暗めの音色が特徴です。
代表的な製品:D'Addario Woodwinds / Rico(リコ)、La Voz(ラ・ヴォーズ)
![]() D'Addario Woodwinds / Rico(リコ) |
![]() D'Addario Woodwinds / La Voz(ラ・ヴォーズ) |
音色や吹奏感に合わせてお好みのリードをチョイスしてみましょう。
気になるリードが掲載されていない場合も取り寄せできる場合があります。
お気軽にお問い合わせください。
(2017-02-08公開 2024-03-16更新)