MD 435 / MD 445は、世界的なスタンダードダイナミックマイク「MD 421-Ⅱ」と同じ”MD”を冠したSennheiserのハイエンド・ダイナミックマイクです。しかしそのサウンドや仕様はMD 421-Ⅱとは異なり、近年のライブ・音楽制作シーンにあわせて設計された、新たなハイエンドマイクとなっています。
MD 435 / MD 445は基本仕様を共通としながらも指向性やボディ構造に違いがあり、MD 445はステージでのボーカル用途にフォーカスしたハイエンド・ステージボーカルマイク。ハウリングを抑えたクリアな至高のボーカルサウンドを提供します。
MD 445は軽量のアルミニウム銅ボイスコイルを採用することで高速の過渡応答を実現しています。音の立ち上がりや反応速度の向上と繊細なニュアンスの表現、また、高解像度の高域再現を可能としました。2kHz以上で緩やかに上昇した周波数特性を持ち、特にボーカルの輪郭を美しく表現することができます。
加えて、電磁干渉を排除するためのハムバッキングコイル、スプリングマウントの採用によりノイズを抑えており、クリアなサウンドをさらに際立たせています。等価入力雑音は、17dB(A)と非常に低い数値を示し、コンデンサーマイクに匹敵する低ノイズ性能を誇ります。
軽量アルミニウム銅ボイスコイルの恩恵は音質だけではなく、マイク本体の軽量化にも貢献。メタルボディながらも329gという重量を実現しており、ボーカル用途においてボーカリストの負担を軽減できるマイクです。
MD 445は163dB SPLという高い最大耐入力を誇ります。これはほとんどのコンデンサーマイクを大きく上回るだけでなく、ドラム用のダイナミックマイクすらも上回る高い数値です。高い最大耐入力によって音源から超至近距離での使用を実現できるため、近接効果によってパワーのある低音が得られます。
さらに、先端が短くマイクカプセルまでの距離が近い独特のグリル形状を採用。マイクの知識が無いボーカリストが使用した場合でも自然とマイクカプセルまでの距離が近くなり、兄弟機種MD 435よりもさらに至近距離でのボーカル収音を実現します。
兄弟機種のMD 435が一般的なカーディオイド特性であるのに対し、MD 445はハイリジェクション・スーパーカーディオイドと呼ばれる特殊な指向性を採用。全体的に狭く正面以外の音を拾いにくくなっており、特に120度〜150度の背面方向は感度が弱くなっています。
この特性により、フロアモニターを使用するようなステージでも大きなフィードバックマージンを確保することに貢献。兄弟機種MD 435より21gも軽いMD 445は、ステージボーカルのために生まれたダイナミックマイクなのです。
MD435 | MD445 | MD421-Ⅱ (比較対象) |
e945 (比較対象) |
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種別 | ダイナミック | ダイナミック | ダイナミック | ダイナミック |
指向性 | カーディオイド | ハイリジェクション・スーパーカーディオイド | カーディオイド | スーパーカーディオイド |
周波数特性 | 40Hz 〜 20kHz | 40Hz 〜 20kHz | 30Hz 〜 17kHz | 40Hz 〜 18kHz |
感度(無負荷、自由音場、1 kHz) | 1.8mV/Pa = -54.9dBV/Pa | 1.6mV/Pa = -55.9dBV/Pa | 2mV/Pa = -54dBV | 2.0mV/Pa = -54dB (0 dB = 1V/Pa) = -74 dB (0 dB = 1V/ubar) |
最大耐入力 | 163dB SPL | 163dB SPL | - | - |
EIN(等価入力雑音) | 17dB(A) | 18dB(A) | - | - |
ダイナミックレンジ | 146dB(A) | 145dB(A) | - | - |
公称インピーダンス | 245Ω | 245Ω | 200Ω | 350Ω |
最小終端インピーダンス | 1000Ω | 1000Ω | 200Ω | 1000Ω |
メタルボディ | ◯ | ◯ | ◯ | |
ショックマウント | ◯ | ◯ | - | ◯ |
寸法 | 47.5 x 181 mm | 47.5 x 174 mm | 46 x 49 x 215 mm | 47 x 186 mm |
重さ | 350g | 329g | 385g | 365g |
¥9,000(incl. tax)
Low Stock
¥9,000(incl. tax)
Low Stock
2023/09/18
別格のクオリティ
投稿者名Reviewed by:Jijibusama
ゼンハイザーマイクは5本所有しているが、MD445の表現力は正に別格。E965を超えていると個人的には感じる。
しかも気軽にライブに持ち込める安心感は絶大!
メタル系爆音の中でも、芯を持ち輪郭の際立つ声を届けてくれる。
しかし、発声・ピッチの安定が絶対条件なので、ある意味劇薬的なツールである。
この緊張感が堪らない、稀有なマイクになった。
レビューIDReview ID:143253
2023/08/14
完璧
投稿者名Reviewed by:reqoo0614 【北海道】
コンデンサーマイクのLEWITT LCT 440からこちらにしました。
乗り換え理由は細かいことを気にせずに歌いたいからです。
エンジニアさんがいれば色々と細かいところをしてくれますが、宅録ではそうもいきません。
張り上げるような声、ラップ、バラードと全て録音しましたが、ゲイン調節だけすれば全て上手に録音できました。
エンジニアさんと契約できるようになるまではこいつにお世話になると思います。
レビューIDReview ID:142376
2022/12/18
素晴らしい
投稿者名Reviewed by:AKR 【愛知県】
私としては今まで1番感動したダイナミックマイクでございます。
音質バランス良く、ダイナミックマイクMD445を含めて7個を持っていますが445一番優秀なマイクでございます。おすすめ致します。サウンドホウスさんいつもご丁寧に対応していただきありがとうございました。
レビューIDReview ID:135780
2022/10/22
とても良い!
投稿者名Reviewed by:negikushi0828 【北海道】
ボーカル、レコーディングには、もってこいです!
歴代かなりの数のマイクを使用してきましたが
ダイナミックマイクの中では1番使いやすく、音もクリアでした!
レビューIDReview ID:134159
2022/05/18
持ち込みを考えたマイマイクとして買うなら最高のチョイス
投稿者名Reviewed by:dixie 【鳥取県】
当方スタジオレコーディング、ライブレコーディング小中規模ライブのPAをしております
SENNHEISERは好きなメーカーでE935、E835、E965を所有してライブPA、配信ライブ録音などに
普段のスタジオレコーディングではNEUMANN U87AI、TLM103、audio technica AT5040等々を使用しております
このクラスのダイナミックマイクを導入されるレベルの業者さんは特性を熟知された方や
デモ機などで情報収集される方が多いと思いますので
マイマイクとして個人でご購入しようとされておられる
プロシンガーやハイアマチュアのユーザーの方々を想定してレビューさせて頂こうと思います
好みもありますがさすがSENNHEISERということでとにかく上品な音質をアウトプットしてくれるマイクです
最初はE935よりもE945に近い特性かと思いましたがfrequency responseも音もどちらとも少し違うように感じました
ボイスコイルがとにかく上質で繊細な造りである結果でしょうがシンガーの声をとても滑らかに表現できるプロフェッショナルのマイクです、とにかくレスポンスが素晴らしい
ライブレコーディングの現場でSHURE KSM8の音を送って頂いた時もその素直な音に驚いたのですが、それ以上です
そして様々な特性から、ある程度のスキルがあるエンジニアさんならどの様な現場でもこのマイクを持ち込まれて嫌な顔をされることは無いと思います
ただ歌い方によっては歯擦音には注意かも
リハーサルに十分な時間が取れないような現場にピーキーなコンデンサーハンドヘルドマイクの持ち込んで双方にストレスを感じるよりもMD435やMD445を持ち込まれる方が良い結果が得られると思います
最後にもう一点これもシンガーが個人でご購入を検討されている場合には大きな利点であると思いますがセルフレコーディングにもかなりお勧めできるマイクです
マイク以外にもコストが掛けれるならばラージダイヤフラムのコンデンサーマイクを使われる方が良いとは思うのですが、気軽にセルフレコーディングされるなら殆どの場合このMD445などのダイナミックマイクで録音される方が質の良い素材を記録できると思います
ただ録音には必要に応じてポップフィルターはご準備された方が良いかも知れません
レビューIDReview ID:129764
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