
皆さんは「エージング(エイジング)」という言葉を知っていますか?
英語をそのまま直訳すると「老化」や「高齢化」という意味になり、よくお肌のケアのことを「エイジングケア」なんて言います。ただし、音響におけるこの言葉は少しニュアンスが異なります。
特にイヤホンによく使われる言葉で、新品で買ったイヤホンを使っていくうちに、どんどんと音が良くなっていくことを「エージング」と呼びます。
いや、そんなわけないやん。
少し眉唾的な印象を抱いてしまうこのエージングというワード。
一般的には、イヤホンの音を出す部分である振動板が新品の状態から音を出すことを重ねるうちに、振動によりこなれていくため音が良くなる、という認識の方が多いと思います。
しかし、個人的には上記の説にプラスして、単に音を聴くにつれて、耳も音に慣れてくるだけなのでは?とも思ってしまいます。
イヤホンのメーカーによっては、「推奨エージング時間」というのを設定しているところがあるとかないとか、、本当にそこまで効果があるのでしょうか?
■エージングの方法
エージングの方法にも諸説あります。調べてみると様々な方法が見つかりました!
・好きな曲を流す
自分好みのイヤホンにするには自分が聴く音楽を流そう!という考え方です。決まった音源を使うのではなく、普段聴いている音楽をそのまま使うだけなので、エージングを知らない人でも、自ずとエージングしていたということになります。
・ホワイトノイズを流す
ホワイトノイズ (White noise)とは、ノイズの分類で、パワースペクトルで見ると対象となるそれなりに広い範囲で同程度の強度となっているノイズを指す。「ホワイト」とは、可視領域の広い範囲をまんべんなく含んだ光が白色であることから来ている形容である。
なるほどわからん。
音は「シャー」と聴こえる雑音で、聴いてみると少し気持ちいいです。
「ホワイトノイズ」で調べてみると、聴くと集中力が上がったり、逆に聴きすぎると良くなかったり、いろんな説が出てきます。イヤホンのエージングでは効果がある!とされているようです。
・ピンクノイズを流す
ピンクノイズ(英: pink noise)とは、パワーが周波数に反比例する雑音のこと。同じ周波数成分を持つ光がピンク色に見えることからピンクノイズと呼ばれる。いわゆる1/fゆらぎを持った信号源をマクロに見た場合も似た感じになる。
だからわからんて。
音的には「ザー」と聴こえる雑音がピンクノイズのようです。ピンクノイズの方がホワイトノイズと比べて豪快な感じがします。
他にも、エージングのアプリや専用のCDがあったりするとかしないとか。
いずれも音量は普段聴くくらいの大きさかちょっと大きいくらいで、長時間流しすぎない方が良いみたいです。
ますますわからん。
ということで、次回、実際にイヤホンを用いて検証してみます!