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QSC / CP12 Pair

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  • 製品マニュアルProduct Manual
The compact CP12 powered speaker features a highly efficient 1000W power amplifier and state-of-the-art DSP, delivering performance far beyond what its small size would suggest. Equipped with three input terminals and a pole mount, setup is easy. It can also be used as a floor monitor or instrument amplifier. Presets that fit standard sound systems can be set with a single touch. Recommended for a variety of applications including speeches, live performances, and dance.


■Type: 2-Way Full-Range

■Frequency Response: 47 Hz - 20 kHz (-10dB)

■Amplifier Output: 1000W

■Maximum Output SPL: 126 dB @ 1 M, peak

■Woofer Unit: 12-inch

■Driver: 1.4-inch

■Input Terminals: 2 x Locking XLR Female/TRS Phone Combo

(Line Input, Mic/Line Input)

1 x 3.5 mm TRS (Stereo Input)

■Output Terminals: 1 x XLR Male (Mix Output)

■Stand Mount: Yes (35mm)

■Dimensions: H516 x W350 x D323 mm

■Weight: 13.7kg

■Notes:

■Frequency Response (-6 dB): 49 Hz - 20 kHz

■Coverage: 75° Axisymetric

■Amplifier: Class D

■Controls

Power

2 x Gain

Mic Boost Push Switch

6-Way Contour Selection Switch

■Indicators

Power LED

2 x Input Signal LEDs

Input B Mic selected LED

Limiter active LED

■AC Power Supply:

Universal Power Supply

100 - 240 VAC, 50 - 60 Hz

■Power Consumption (100VAC, 1/8 POWER): 0.75 A

■Enclosure: Polypropylene

■Attachment Point: M10

■Color: Black (RAL 9011)

■Grille: 18 Gauge Powder Coated Steel
■Optional Accessories

CP12 Tote

CP12 Outdoor Cover

CP12YM-BK

From QSC, a leading US audio equipment manufacturer, come the compact powered speakers CP12 and CP8. Building upon the tradition established by QSC, this speaker achieves compactness and lightweight design while maintaining superior quality and unwavering reliability. Its easy transportability makes it suitable for installation on narrow stages. Equipped with a high-efficiency 1000W power amplifier and the latest DSP, it delivers performance far beyond what its compact body would suggest. Convenient three input terminals (microphone/line, line, and music playback device) and a pole mount make setup simple. It can also be used as a floor monitor or instrument amplifier. With the optional yoke mount, it can be mounted on walls or trusses. Presets that fit standard sound systems can be set with a single touch. This powered speaker is recommended for a variety of applications, including speeches, live performances, and dance.



■Compact, powerful performance

■1000W peak power, Class D amplifier module

■Presets for frequently used applications

■Latest DSP with proprietary correction technology developed for superior sound quality and speaker protection

■Stable frequency response across the entire coverage area with Directivity Matched Transition? (DMT)

■Lightweight, portable

■Sophisticated appearance that fits any application

■Can be used as a main PA, stage monitor, or instrument amplifier

■Includes 35mm pole socket

■Abundant options (yoke mount bracket, tote bag, outdoor cover)

■Pair

高性能、優れた品質、そして永続的な信頼性。
これらは、QSCブランドの特徴です。

CPシリーズは、その伝統を受け継ぎながら、超小型、クラス最高レベルの価値を提供します。

Easy to use.

Versatile.

ポールマウント

CPシリーズは、ポータブルおよび固定設備の幅広い用途で、高音質な空間にするための完璧なソリューションです。

フロアモニター
ヨークマウント

Light Weight.

トート

驚くほどコンパクトで 軽量化された CPシリーズは 持ち運びも簡単です。

アウトドアカバー

SELECT A MODEL

Model CP8 CP12
Frequency Response (-6 dB)56 Hz - 20 kHz49 Hz - 20 kHz
Frequency Range (-10 dB)53 Hz - 20 kHz47 Hz - 20 kHz
Nominal Coverage Angle
(Peak SPL @ 1 m)
90°Axisymetric75°Axisymetric
Maximum Rated SPL1124 dB126 dB
Amplifier PowerClass D Peak: 800 W (LF), 200 W (HF)
AC Power Consumption (1/8th Power)100 VAC, 0.75A - 240 VAC 0.31 A
Driver InformationLF: 8-in (203 mm), cone
HF: 1.4-in (35.6 mm) compression driver
LF: 12-in (305 mm), cone
HF: 1.4-in (35.6 mm) compression driver
Connectors2x locking XLR/F 1/4" combo (Line input and Mic/Line input) 1 x 3.5 mm TRS (Stereo Input)
1 x XLR/M (Mix Output)
1 x IEC power connector
EnclosurePolypropylene
Net Weight9.5 kg / 21.0 lb13.7 kg / 30.3 lb

1 Peak SPL is measured on-axis at 1 m, with dynamic pink noise.

All specifications are subject to change without notice.

A CP Series for everyone.

ミュージシャン・バンド

ミュージシャンとその観客は、CPシリーズの忠実さと楽器やボーカルの高い再現性を、高いSPLのもとでも高く評価しています。また、非常に汎用性が高く、メインPA、ステージモニター、楽器用アンプなど、様々な用途に対応することができます。使いやすく、驚くほど軽量で超コンパクトなCPシリーズは、QSCの品質と信頼性を前例のない価格帯で提供し、働くミュージシャンやバンドにとって非常に価値の高い製品です。

イベント制作/レンタル

CPシリーズは、その性能、汎用性、信頼性から、イベント制作やレンタルのための優れたソリューションです。AVプロフェッショナルやレンタルのお客様にも簡単に操作でき、音楽とスピーチの両方を高品質で補強することが可能です。また、KSシリーズのサブウーファーの上に積み重ねれば、簡単に持ち運ぶことができます。また、QSCの品質と信頼性を保ちながら、これまでにない価格帯で提供することで、オーナー様にとって非常に価値のある製品となっています。

プレゼンター/アナウンス

CPシリーズは、信頼性が高く、音質が良く、使いやすい音響機器を必要とするプレゼンター、教育関係者、ビジネスユーザーにとって、どこにでも持ち運べる完璧なソリューションで、価格もお手頃です。マイク、スマートフォン、ノートパソコン、楽器(ミキサー不要)の接続が簡単で、スピーチ、音楽、多目的用途に適した設定をワンタッチで行うことができます。超小型・軽量のCPは、簡単に持ち運びができ、スピーカーポールに簡単に設置できます。別売りオプションののヨークマウントを使用すれば、一時的な設置にも常設にも対応できます。

DJ/モバイルエンターテイナー

超小型ラウドスピーカーでありながら驚異的なレンジ、忠実度、出力を誇るCPシリーズは、QSCのパフォーマンス、品質、信頼性を求めるDJやモバイルエンターテイナーにとって、価値ある価格帯の完璧なソリューションとなります。非常にコンパクトで、小型の車両にもフィットし、軽量なため、持ち運びやスピーカーポールへの設置も簡単です。また、KSシリーズサブウーファーと組み合わせて使用することにより、高いSPLの環境下でもエネルギッシュな音楽を忠実に再現し、DJや観客を魅了します。

教会

CPシリーズは、QSCのパフォーマンス、品質、信頼性をお手頃価格で求める教会や移動式の教会に最適なソリューションです。ワンタッチDSPにより、メインPA、ステージモニター、楽器用アンプとして使用することができる非常に多機能な製品です。また、驚くほどコンパクトで軽量なCPシリーズは、スピーカーポールに設置したり、会場や部屋、保管スペースに簡単に持ち運ぶことができます。もちろん、卓越したオーディオ性能を発揮し、熱狂的なパフォーマーや礼拝者のために、卓越した忠実度とエネルギッシュなサウンドを提供します。

システムインテグレーター

CPシリーズは、QSCの性能、品質、信頼性をお手頃価格で求めるシステムインテグレーターのための理想的なソリューションです。驚くほどコンパクトなCPシリーズは、小さなスペースにも馴染むエレガントな外観を特徴とし、スピーチと音楽の両方のアプリケーションで優れたオーディオパフォーマンスを発揮します。別売りオプションのヨークマウントを使用すれば、水平方向にも垂直方向にも簡単に設置することができます。

PA

CPシリーズは、大きな音量を多くの人に届けることを目的にした幅広い用途のPAにおいて、使いやすく高品質なサウンドを実現するお手頃価格のPAスピーカーです。マイク、スマートフォン、ノートパソコン、楽器などの接続が簡単で、スピーチから音楽まで多目的用途に適した設定をワンタッチで行えるため、セットアップを短時間で完了することができます。超小型・軽量のため、収納スペースが少なく、持ち運びが簡単で、スピーカーポールに簡単に設置することができます。別売りオプションのヨークマウントは、常設用として利用可能です。

海外ユーザーレビュー

オリジナル(英語)はQSCサイトにあります。翻訳した内容のため、ニュアンスは異なる場合があります。

  • Deshawn "wordizbon"
    from Jacksonville, FL

    素晴らしいセレクション

    CP12 スピーカーを購入して本当に良かったです。自宅のプロジェクト・スタジオに CP12 スピーカーを追加すれば、クラブ サウンドの録音やミキシングを行うときにダンスホールのような雰囲気を味わえます。部屋のスペースには大きすぎず、迫力があります。

  • Brian Check
    from Butler/Pittsburgh PA

    CP12 優れたユーティリティ「何でもできる」スピーカー

    CP12 スピーカーについて、悪いところはひとつもありません。どんな音でも処理してくれます。最初のテストはキーボード・リグで行ったのですが、低音量での低音の反応には非常に感心しました。ドラムシーケンスやシンセベースラインを美しく処理してくれます。高音域は耳障りにならず、クリーンでクリアです。CP12 は、小規模から中規模の会場のFOHにも使用しています。必要なパンチがすべて揃っています。もっと広い範囲をカバーする必要がある場合は、2組目を追加するだけです。Touchmix ミキサーにも最適です。

  • derrick mahan
    from San Diego California

    小規模な DJ ギグに最適です!

    素晴らしいサウンドです!! 素晴らしいイメージングとディテール。50人未満の小さなパーティーやレセプションに使用できます。サブウーファーを使用すれば 100 人でも使用できます。

  • C. Montaño “DJ Kai”
    from Bakersfield, Ca

    CP12が大好きです!

    私は K12、K12.2、CP12 のペアを所有しています。CP12 の音の明瞭さ、パワー、サイズにとても満足しています。ボリュームを上げて素晴らしい音を出してくれると、今でも驚きます。結婚式にワイヤレスマイクを使用していますが、今のところ問題もフィードバックも発生していません。妻も同様に感心しています。私はこれらを小型ポータブルとして使用しており、K-Sub や KW181 ではまだ使用していませんが、これらと組み合わせれば素晴らしい音が出ることは間違いありません。

  • Jim Becker
    from Los Angeles

    旅する音楽家に最適

    QSC/CP12パワードスピーカーは、私のソロアコースティック ショーをまったく新しい音響レベルに引き上げました。鮮明な高音、迫力のある中音、温かく丸みのある低音により、小中規模の会場や屋外で、アコースティックギターとボーカルの音色がより大きく、よりクリアで、より心地よいレベルに引き上げられました。ここ数年で最高の買い物の 1 つです。

  • David J Holgate
    from Bronx NY

    CP12

    CP12 は優れたスピーカーです。セットアップが簡単で、コントロールパネルでさまざまな設定ができます。部屋の大きさに応じてサブウーファー付きまたはサブウーファーなしのプリセットで使用しています。このスピーカーの音は、12インチとしては予想以上に素晴らしいです。

  • Jon Rodberg
    from Laguna Niguel, CA

    CP12が大好き

    私は 2 台の CP12、1台のカーディオイド・サブウーファー、および Touchmix 16 を所有してまだ 6 か月です。ドラマーとして、私は主に自宅スタジオでのバンドのリハーサルやジャムセッションで使用しています。カーディオイド・サブウーファーと Touchmix によって得られるサウンド、深み、範囲に驚かされるゲストアーティストが数多くいます。CP12はボーカルに、最適であることが証明されているだけでなく、ベースとキーボードを直接通しても素晴らしい結果が得られます。iPhone / Pandora でトラックを聴いても、サウンドの深みと明瞭さがまったく新しいレベルにまで向上します。各楽器の音がよりよく聞こえ、音楽が本来どのように聞こえるべきかを理解できます。システム全体が、私が望んでいたすべてのものを提供してくれます。求めているサウンドを正確に設定するのに、最小限の労力しかかかりません。友人の Pro Bose システムと比較すると、私の CP12 システムは、はるかに安価で音質が良く、音質、品質、そして最も重要な QSC のアフターセールス サポートに勝るものはありません。より柔軟性が必要な場合は、K12 の方がライブ パフォーマンスのオプションが多くなりますが、CP シリーズは優れた選択肢を提供します。いずれにしても、約束どおりの性能を発揮する高品質のシステムに投資することになります。

海外ブログ

CPシリーズの賢い機能

By Christophe Anet(2020年9月11日)

パワードスピーカーCP8、CP12は2つの入力を装備しています。入力Aはラインレベル用、入力Bはマイクとラインレベル両方に使用できます。また、MIC BOOSTと呼ばれる機能があり、マイクを入力Bに繋いでこのMIC BOOSTボタンを押すと、MICレベル(+25dB)に切り変わります。
さらに、用途に応じて6種類のボイスコントロールが用意されていて、基本的に入力A、B両方をコントロールします。

賢い機能も備わっており、例えばDANCE、またはDANCE EXT SUBプリセットを選択し、MIC BOOSTをONにすると、入力BはSPEECHプリセットに切り替わります。
適切なボイス用プリセットを使用した高い品質のボイス再生が可能です。

さらにはSPEECHプリセットを選択すると、入力AはDEFAULTになり、あらゆる音源を使用できます。入力BはSPEECHになり、ハンドヘルドマイクやヘッドセットマイクを使用しても明瞭で安定したサウンドを得られます。

ボイス 入力A 入力B 入力B(MIC BOOST ON)
Default Default Default Default(+25dB)
Default w/sub Default w/sub Default w/sub Default w/sub(+25dB)
Dance Dance Dance Speech(+25dB)
Dance w/sub Dance w/sub Dance w/sub Speech(+25dB)
Floor Monitor Floor Monitor Floor Monitor Floor Monitor(+25dB)
Speech Default Speech Speech(+25dB)

ギタリストのためのCPシリーズ

By Christophe Anet(2020年5月29日)

今日のモデリング・ギターアンプ用プロセッサーとペダルは、サウンドに信じられないような多様性をもたらしています。そのテクノロジーにより、膨大な種類のアンプサウンドを利用でき、ほぼ無限とも言えるトーンを作ることができます。

このパラダイムシフトが起きたことにより、多くのギタリストがモデリングしたトーンを、QSCのCPシリーズのようなFRFRスピーカーによって実現できるようになりました。

FRFRスピーカーとは

FRFRはFull Range Flat-Responseの略であり、あらゆるトーンやピッチをニュートラルに再生し、入力信号から可能な限りクリーンで正確なサウンドを作り出します。FRFRスピーカーは入力した信号に対して基本的に何も足したり引いたりせず、音を出します。望むサウンドを作り出すのに必要なオプションを全て備えている最近のモデリングアンプに最適です。
FRFRスピーカーを選択するとき、注意深くその能力を考慮する必要があります。すなわち、真のフラットレスポンスを持ち、繊細さや、大きくてダイナミックな変化を扱えるかです。エレキギターの音のピークは通常のプログラム音源の10倍と大きいため、クリーンなピークを再生でき、オリジナルのギター信号を悪化させることのない、ゆとりのあるヘッドルームを持つことが、高性能FRFRスピーカーの条件となります。

ギターキャビネットとFRFRスピーカー

一方で、従来のギターキャビネットも依然として存在しています。キャビネットに隠されたアイデアにより、いろいろな方法でギタートーンを色づけし、ユニークなサウンドを作りだしています。ギターキャビネットはまた、エンクロージャーデザインと固有のトランスデューサーの音響特性により、高域に向かって自然にロールオフする周波数レスポンスを生み出しています。 ギターアンプをモデリングしたサウンドを、FRFRスピーカーでない通常のスピーカーから出力すると、スピーカーの持つ個性とぶつかりあって、スピーカーをエミュレーションするという目的にそぐわないことになります。

PAとFRFRスピーカー

ほとんどのFRFRスピーカーは、特定の機能やトーンへのレスポンス、ユーザーが設定できる項目がPAシステムと異なります。
あるFRFRスピーカーは伝統のギターキャビネットを再現することを目的に作られており、また別のFRFRスピーカーは簡単に使えるPAスピーカーを目指しているように思えます。どちらの場合も、EQが搭載されているかとフロアモニターとして使用できるかがギタリストにとって重要な機能となっています。
最も一般的なPAスピーカーは大音量で、バンドの全ての楽器の音を再現できるように設計されています。一方でFRFRスピーカーは、できるだけニュートラルなサウンドを目指しています。モデリング用デバイスがサウンドを作り出すのために用意した真っ白なキャンバスのようなものです。

ギタリストのために作られたCPシリーズ

CP8とCP12コンパクト・パワードスピーカーは、小さなパッケージながら驚くような性能を提供します。高効率1000Wパワーアンプを搭載し、非常に軽量(CP8:9.5kg、CP12:13.7kg)、輸送やステージ、スタジオへの設置に便利です。両方のモデルともにミックス可能な3種類の入力(MIC、MIC/Line、3.5mmステレオミニ)を備えていて、FRFRスピーカーの用途に推奨される「フロアモニター」プリセットを含む、多数のDSP機能を備えています。
FRFRスピーカーに「フロアモニター」プリセットがなかった場合、低域レスポンスが強調されすぎてしまいます。フロアモニターは床に寝かせて設置する関係で、200Hzより下の低域が最大6dB程度までブーストされてしまいます。これはギターサウンドにとって望ましいものではありません。「フロアモニター」プリセットはこの低域ブーストを抑えて、フラットなレスポンスを与えます。
オプションについてですが、CPシリーズ用トートバッグを使用すると、会場から会場への輸送も簡単に楽に行えます。また、屋外用カバーにより、演奏中、急な天候の変化からスピーカーを守ることができます。

CPシリーズをFRFRやPAスピーカーとして使用する方法

ギター用機材を最終的に決めなければならないとき、ユーザーの主観的な判断が重要となりますが、CPシリーズをFRFRやPAスピーカーとして使うときには、便利なオプションがいくつか用意されています。

A.ギターアンプモデラーを使用する

通常のモデリングギターアンプ用プロセッサーはCPシリーズなどのFRFRスピーカーを直接接続できるステレオ出力を搭載していて、モデル化されたギターアンプの音を忠実に再生することができます。さらに、CPシリーズのMix出力(ポストゲインXLR端子)から使用すると、L/R出力をFOHミキシングコンソールに直接送ることができます。

図1。CP12(左)とCP8(右)ペアをステレオ・ギター・アンプモデラー用に使用。

B.ロードボックス/スピーカーシュミレータを直接PAに接続

他によく使われる機材構成としては、ギターアンプヘッドをDSPによるスピーカー(トランスデューサー)シミュレーターを搭載したロードボックスに接続するなどがあります。このシミュレーターはギターアンプ用キャビネットのインピーダンス負荷と電気特性、音響特性をエミュレーションしたものです。ロードボックスの出力は直接CPシリーズに送られるか、またはFOHミキシングコンソール経由でPAスピーカーに送られます。

図2:ギターアンプヘッドとDSPスピーカーシミュレーターを搭載したロードボックスPAスピーカーとして使用

C. エフェクト・ペダル/キャビネット・シミュレーターを使用して直接PAに接続

次のオプションは、ギターアンプを使用せずに、パーソナルモニターとして使用するCPシリーズに直接接続するか、ミキサー経由でPAスピーカーへ接続します。

図3:PAスピーカーとして、またはエフェクトペダルとキャビネットシミュレーターを接続したパーソナルモニターとして使用

D. アコースティックギター用アンプ

エレクトリック・アコースティックギター(エレアコ)には、アコースティックギターの出力をプリアンプDIボックスに送り、DIボックス出力をCPシリーズに接続してPAスピーカーやパーソナルモニターとして使用できます。CPシリーズには入力が複数用意されているため、マイク(XLRフォン・コンボ端子)と外部オーディオ(3.5mmステレオ端子)を同時に接続することができます。
以上から、CPシリーズ自体をミキサーとしても使用し、完全なパーソナルPAシステムとして使用できます。また、CPシリーズを4台まで連結し、広い部屋で幅広いエリアにいる聴衆に音を届けることができます。

図4:アコースティックギター、マイク、外部オーディオを接続してPAスピーカーとして使用

結論

ほとんどのギタリストは、従来からのアンプ/スピーカーキャビネット構成に慣れています。ところが、技術の進化により、FRFRスピーカーが登場し、高性能ギターアンプモデラーとの組み合わせにより、演奏体験は可能な限り「実物」に近くなったと言われています。
ギター関連の機材を含むオーディオ信号チェーンの中で最も重要な要素は、トーンの繊細さが現れているかどうかは別として、間違いなくスピーカーです。PAシステムやFRFRスピーカーをパーソナルモニターとして使用するとき、CPシリーズは最高のオーディオ性能、優れた音質、耐久性と信頼性を持つパワードスピーカーと言えます。
このトピックを参考に、ぜひ自分自身のトーンを作ってみてください。

QSC、Miami Symphonyのサウンドをランドマーク施設へ

CP8はとてもコンパクトで求めやすく、その素晴らしいサウンドは別次元といえます。QSCは私達にとって小規模、中規模コンサートに主力のスピーカーとなっています。

フロリダ州マイアミ(2020年3月17日)

マイアミはあらゆるものがスタイリッシュな街として有名ですが、オーケストラも例外ではありません。指揮者のEduardo Marturet氏はSWAROVSKIのクリスタルの指揮棒を振り、ブラームスからベートーベン、ジャズ、ラテン、映画音楽まで幅広いジャンルの音楽を指揮します。普段はアートギャラリーとイベントスペースとして使用されているMoore Elastika Buildingなど、個性のある会場で行われるコンサートのために、イベント企画会社のPete Diaz Productionsは、コンパクトパワードスピーカーCP8、パワードスピーカーK12.2、サブウーファーKW181など、QSCの製品を多く採用しました。

「Moor Buildingはマイアミ・デザイン地区(Miami Design District)の中心的な存在であり、マイアミ・シンフォニーがそこで季節毎に数回コンサートを行っています。」Pete Diaz Productions 社のPeter Diaz Jr.氏が次のようにコメントしています。「私達は音響設備に関してマイアミ・シンフォニーの指定業者になっていて、全ての観客用とオーケストラのモニターとしてQSCを使用しています。」会場は1階のメイン客席と吹き抜けになっている3層の2~4階席から構成されています。この中で特に吹き抜けのアトリウム席において、どこに座っていても音が同じように聞こえるようにするのはとても困難な仕事でした。

比較的狭く垂直方向に高い空間がある会場でのコンサートをプロデュースすることについて聞かれたとき、Diaz氏は「この会場では機材の配置が最も難しかったです。オーケストラは1階に、観客席の一部も同じフロアーにあります。メインフロアーを囲むようにバルコニーにも客席があります。様々なエリアに対してそれぞれのリスニングゾーンを考える必要がありました」とコメントしています。

イベントを運営しているRichard Gomez氏(Pete Daizのエンジニア)は、特に不規則な空間を、少ない数の大型スピーカーからの音ではなく、多くのスピーカーから出る音でカバーするのが一番良いと考え、直ぐにQSCのCP8を思い浮かべました。Peter Jr.氏は「QSC CP8の大きさが重要でした。」と言っています。「中2階席の天井の高さはそれほど高くありません。8フィート(2.4m)くらいです。CP8は小ぶりなため、様々な形で設置することができます。90°の均等なカバレージは全ての観客が確実に同じリスニング体験をすることができるようにしてくれます。そして、会場全体に使用するのに16台、コントラバスやティンパニーの低音を響かせるためにKW181サブウーファーを4台導入しました。これによりフロアー毎に独立した音のゾーンを確立することができました。大型のフルレンジスピーカーK12.2は、メインフロアーに音を行き渡らせ、演奏するオーケストラのモニターとして使用されています」。

さらにDiaz氏はCP8のエンクロージャーの大きさから想像できないほどのサウンドにも魅了されました。
「CP8の定格出力は1000W(ピーク)というのは知っていました。でも、あんな小さな箱からパンチのある音がでるとは思いませんでした。カバレージ全体を通して安定した周波数特性を保証するDirectivity Matched Transition TMのおかげですね。オーケストラはナイトクラブで聴くダンスやロックミュージックとは違います。繊細で複雑な音楽であり、観客はじっくりと聴き入ります。CP8は小さくてもレスポンスが良く、細部を再現するのに優れています。」

Pete Diaz Production社は「これ以上の幸せはありません。みんなQSC CP8に本当に満足しています。リスナーからもサウンドについてとても好意的なコメントを常にいただいています。」

オーケストラのメンバーからは他セクションの楽器音がよく聞こえると評判です。実績のある指揮者であり、音楽ディレクターのマエストロMarturet氏も、CP8のサウンドに大変満足しています。

プロダクション会社にとって、同じ製品を複数台買うことになるので、コストパフォーマンスも重要です。Diaz氏は、CP8に満足しています。「CP8はコンパクトで購入しやすい価格かつ、サウンドも素晴らしいスピーカーです。私達の小~中規模のコンサートに欠かせない機材となっています」。

海外レビュー

モントリオールMusicopratikリハーサルスタジオ、QSC CPシリーズを採用

2019/12/17 FOHスタッフニュース


モントリオールのMusicopratikリハーサル・スタジオには、5つのリハーサルルームとレコーディング・スタジオがあります。今回、これらの音響設備をQSC CP12コンパクトスピーカーにアップグレードしました。

「もちろん市内にはこの場所以外にもスタジオがあります。私達は高品質の機材を揃えることにより、より良い評価を得て、多くの人に選ばれる存在になりたいと思っています。」共同オーナーであるPatrick Mainville氏がコメントしています。

高い品質を追求するために、Musicopratikはリハーサルルームにある全てのメインスピーカー、モニタースピーカーをQSC CP12に更新しました。4.6mx4.6mから6mx7mの広さがある5つのリハーサルルーム。準備室を備えたレコーディング・スタジオもあり、この全ての部屋にCP12が設置されました。「2005年にスタジオを始めてから、QSC以外のステージモニターを使ってきました。しかしながら、今回、アップグレードするにあたり、他のどのスピーカーよりも優れたサウンドを持つQSCに決めました。」Mainville氏はCPシリーズについて熟知しています。高いSPLでもクリーンなサウンドを出力する1000WクラスDパワーアンプ、様々な用途に使用でき、操作が簡単なEQプリセット、最高のサウンドクオリティを実現するIntrinsic Correction機能を持つ高度なDSPなど。しかしCP12を選んだ理由は、こうした特定の機能によるものではなく、バンドが持つありがちな問題を解決できたことです。「以前のスピーカーでは、シンガーがバンドの中で自分自身の歌声がよく聞こえないという問題がありました」。しかし、CP12を導入して以来、シンガーから「以前よりはっきりと聞こえるようになった」という多くのコメントをもらいました。

またMainville氏はノイズが少なく、音が明瞭なことも特筆できるとコメントしています。「最近、最大手と思われる有名ブランドのモニタースピーカーを導入しました。ホワイトノイズがひどくてね。代理店の人は、おそらくこちらの電源に問題があると言っていました。ところが、QSCに交換してから、ノイズがずっと少なくなりました。電源については何もしていません」。

現在まで、MusicopratikはCP12を26台購入し、今後さらに増える予定です。また、小規模ながら音響機器レンタルも始めました。CP12はとてもコンパクトで軽量、デザインも良く、レンタルビジネスにもぴったりです。

QSCに決めたのは、レンタル用途とスタジオ使用、両方にとって重要な要素である、丈夫で信頼性が高いという評判からです。毎月およそ2000人の顧客が店に訪れます。ここは、検討している製品の耐久性を知りたいとき、理想的なテスト場所といえるでしょう。アンプやスピーカーは常に週、30~50時間、音を出している状態です。過去に問題が起こったことはなく、QSCが3年保証を提供できるのは、製品の良さの背景に、彼らの品質に対する真摯な姿勢があるからだと思いました。

コストパフォーマンスもMusicopratikにとって大切な要素でした。高い品質には少しくらいコストをかけてても良いと思っていますが、CP12はサウンドに優れ、しかも価格はお手頃。何もストレスを感じることなく聴くことができます。

Rentex社が音響機器レンタル機種にQSC CPシリーズを追加

2019/11/04 マサチューセッツ州CANTON

全米の主な大都市に拠点を持つ1980年創業のRentex社は米国でユーザーから最も信頼されている最大の音響機器レンタル会社です。音響機器レンタル、ステージ、ライブイベントなどの会社に音響機器を供給し、コントラクターやイベントプロデューサーがクライアントのあらゆる要求に応えることができるようにパートナーシップを結び、発展してきました。その実現のため、Rentex社は細部までメンテナンスが行き届いた機材を大量に揃えています。最近QSC CPシリーズCP12が加わり、その品揃えは、さらに充実したものとなっています。
「クライアントへ豊富な選択肢を用意するために、膨大な在庫を維持しています」。テクノロジー担当ディレクター、Ken Carmichael氏がコメントしています。「国内どこでも直ぐに機材を届けることができます。返却されれば、クリーニングと検査を行い、確かに新品と同じ状態になっているかを確認します。この高いサービスレベルを維持するためにQSCは大きなアドバンテージを持っていると思います。

Rentex社にとってCP12が魅力的だったのはサウンド・クオリティーの高さです。セールスディレクターのRob Garbey氏。「CP12の前は、他社のコンパクト12インチ2wayアクティブスピーカーをレンタル品として出していましたが、CP12が持つクリーンな1000WクラスDアンプパワーとIntrinsic Correction?を搭載した先進のDSPにより、聴き慣れている他のモデルと比較しても音楽性に優れているという見解を持ちました。」
レンタルビジネスでは、機材はほぼ4つの状態(移動、セットアップ、待機、使用中)にあります。全てが順調に進むことにより、待機時間が減り、利益が向上します。過去のQSC製品の実績からCP12は素晴らしいサウンドと共に耐久性に優れている確信があるため、安心してビジネスに使用することができます。

「QSCのK10は長年使用してきましたが、とても信頼性が高く、頑丈です」。Garvey氏。「新しいCPシリーズが信頼されているのは、QSCがずっと前からその品質基準を守ってきたからです。」

また、機材の輸送コストにも注意を払う必要があります。CP12の重量はわずか13.7kg、これもRentex社が購入することを決めた大きな理由です。「スピーカー重量は、輸送にかかるコストになります」。「CPシリーズは他社のスピーカーと比べてとても軽量化されていて、5kg程度軽くなっています。この点でも、我々の利益に貢献しています。

収益について考えれば、品質、信頼性、性能が向上しても、それが導入コストを押し上げるなら、Rentex社の経理部は喜びません。「CPシリーズは他のブランドよりも200ドル以上低価格でした。これが最後の一押しです」。性能が良くて低価格ということはこのビジネスではあり得ないことですが、CP12は例外です。」

QSC CPシリーズスピーカー

By Steve Savanyu

優れた音質、耐久性、使いやすさを持つQSCパワードスピーカーは、ミュージシャン、パフォーマンス・グループ、DJ、機材レンタル会社、音響設備にとって最高の選択でしょう。新しいCPシリーズは、お求めやすい価格でQSCが誇るオーディオ・クオリティーを提供します。
ほとんどのユーザーにとって必要のない機能は省きつつ、パワードスピーカーの持つ柔軟性とオーディオ性能を実現します。CP12は12インチウーファー搭載、小型のCP8は8インチウーファー搭載。両モデルともにクラスD、1000Wアンプにより、LFドライバーに800W、HFドライバーに200Wのパワーを提供し、CP12は水平75度、CP8は水平90度のカバレージを持っています。
エンクロージャーは丈夫なポリプロピレン製。QSCの従来モデルよりも小型軽量化を実現しています。また、傾斜面を使用してフロアモニターとしても使用可能です。
底面にはポールマウント・ソケットがあり、持ち運びに便利なハンドルが付いています。重量はCP12が13.7kg、CP8が9.5kgとなっています。
18ゲージ・スチール・フロントグリルがスピーカーを保護。他のQSCのスピーカーと違ってグリルの裏にフォームが貼られてない為、飲み物をこぼしたり、屋外でフロアモニターとして使用した場合の雨が気になります。(QSCはオプションとして屋外用カバーを用意しています。)
リアパネルには、コントロールつまみや入出力端子、電源コネクター、電源スイッチ、電源LED、リミッターLEDがあり、誤操作を防ぐため表面より奥に配置されます。

両モデルとも3種類の入力端子が用意され、入力Aと入力Bはライン/楽器用XLRフォン・コンボ端子、ゲインつまみと信号モニター用LEDがあり、入力Bはスイッチによりマイクとライン入力を切り替えることができます。入力Cは入力Aとミックスされ、ミックス信号はAのゲインつまみによりコントロール。入力Cの信号をミュージック・プレーヤー側のコントロールにより、A、B、C、3つの信号をミックスすることもできます。
ミックスしたライン信号を他のスピーカーに送るためにスルー出力端子(XLR)が用意されています。「CONTOUR」スイッチにより、ライブでよく使用されるDSPのプリセットを選択可能です。プリセット名は分かりやすく表記されていて、用途に合わせたプリセットが選択できます。DEFAULTはフラットなEQ特性を持ち、スタンドアロン、フルレンジ用に調整されています。Ext SUBはCPシリーズをサブウーファーと併用するときに、低域をカットするために使用。DANCEはDJの多くが好む魅惑的なドンシャリ・サウンドを実現。サブウーファーを使用する場合、DANCE EXT SUBにセットします。FLOOR MONITORはDANCEと反対にボーカルを引き出すため、中域を強調。SPEECHはスピーチに最適な音質にするため、低域と高域を抑えます。モードスイッチを切り替えるときは、大きいノイズが出るのを防ぐため、ミュートされます。
今回、CP12ペアとCP8ペアを評価用に受け取りました。最初に気が付いたことは、「包装がしっかりしているな」ということです。QSCがこの点を重視しているのは、さすがだと思いました。包装がしっかりしているので、納品段階での破損を防いでいます。
まず、受け取ったスピーカーを部屋にセットアップして好みのトラックを流してみました。最初、ミュージック・プレーヤーを小型ミキサーのライン出力経由で、Cに直接接続。両モデルともにサウンドはクリアで明瞭、期待以上にしっかりとした低音です。特にコンパクトで軽量なCP8のサウンドは豊かで印象的でした。
次にCONTOURスイッチを使っていろいろなプリセットを試聴。予想通りDEFAULTが一番満足できるバランスでした。
次に、QSCのサブウーファー(K-Sub)を両モデルに接続してみました。これも期待通り明瞭な低音と音圧です。参考までに上位機種であるKシリーズのスピーカーとも比較してみました。Kシリーズのほうがよりスムーズなサウンドが得られるのは認めざるを得ませんが、価格はおよそ2倍になります。多くのユーザーは、新しいCPシリーズの方がコストパフォーマンスが良いと判断するでしょう。

ドイツにおける評価テスト

ドイツで開催されたGerman Musik Festivalにおいて、K-SubとQSC TouchMix16ミキサーと共にCPの実演評価を行いました。ボーカルとソロを伴った伝統的なドイツスタイルのブラスバンドの演奏です。会場はおよそ400人収容可能なGerman cultural centerを使用し、メインPAとして、K-Subの上にCP12をポールマウントして、CONTOURコントロールをEXT SUBに設定。サウンドは音圧が大きくクリアで、部屋の奥まで十分広がっていました。
周りが混雑してきたとき、時々、最大限までボリュームを上げることもありました。夜になって、フェスティバルの終わり頃、運営の人から「今までで最高のサウンドだったよ。来年もお願いしますよ。フル編成のドイツのブラスバンドが定番の「Highway to Hell」や「Don’t Stop Believing」を演奏するのをぜひ聴きに来てください。」と声をかけられました。
CP8はフロアモニターとして使用され、CONTOURスイッチをFLOOR MONITORにセット。サウンドは輝きがありパンチが効いていました。自分の声をはっきりと聴くことができ、ボーカリストなら誰でもきっと満足するでしょう。軽量な本体は移動が容易。傾斜を利用してステージモニターとして設置も簡単。MIX OUT端子を使用してモニターの連結も問題なくできます。

Bistroにて

スタジオで時々小さなステージ、照明などをジャズバーみたいにセットアップして、ジャズのレコーディング・パーティを行います。今回はCP8をフロント・オブ・ハウスPAとして使用してみました。CONTOURスイッチはDEFAULTにセット。驚くようなサウンドが得られました。小さいボックスなのにしっかりとした低域、クリアなミッド・ハイ。広い部屋ならこれをメインPAとして使用しませんが、この用途なら理想的なスピーカーだと思います。

結論

堅実でしっかりとした素晴らしいサウンドを手頃な価格で得ようとするパフォーマーにとってQSCは最高の選択です。CPシリーズは簡単にセットアップできるように設計されたスピーカーです。多数の機能を盛り込むのではなく、オーディオ性能を追求し、お求めやすい価格を実現。しかも使いやすさも考えてあります。柔軟性の高い入力端子、ミキシング機能を持つCPシリーズは、コンパクトで優れたサウンドを持つスピーカーを求めているシンガーソングライターやソロアーティストにとって最適な選択と言えます。

また、機材レンタルビジネスにも理想的。ラップトップとマイクを組み合わせて複数のロケーションを結んで行う会議用システムなどに使用可能です。CP8は小型ながら音楽再生でもしっかりとした低域が得られ、単純に音楽プレーヤーを繋いでレベルを調整するだけで良いサウンドを楽しめます。DJや小規模バンドには、ゆとりのあるパワーと明瞭さが重宝されるでしょう。さらに低音が必要なら、QSCのサブウーファーを追加すれば良いのです。

最後に、こんな話があります。この評価の間に、地元のバンドで演奏している友人が訪ねてきて、CP12を聴いていきました。その後、すぐに自分のバンド用にCP12ペアを買いに行ったそうです。

コンパクトPA QSC CPシリーズ

By Production Partner Magazine (2019年3月)

QSC CPシリーズはサブウーファーとパワードスピーカー2モデルから構成されています。最新のDSPテクノロジーを使用し、小型ながら素晴らしいサウンドを提供します。

当初、大出力PAアンプメーカーとして知られていたQSCは、その後ライブサウンド全体を包括するメーカーとして発展してきました。今日では、ライブ、映画館、各種設備などで使用される機材とシステムを提供しています。ライブサウンド分野では、DSP搭載のデジタルミキサー、パワーアンプ、コンパクトスピーカーからミッドサイズ・ラインアレイまで製造販売しています。固定設備用ミキサーMP-MシリーズはBGMとアナウンス用に設計され、店舗やレストランに使用されています。大規模システム向けには、世界中で知られているQ-SYSシステムを提供しています。Q-SYS Core Processorはアナウンスシステム、スピーカー、パワーアンプ、コントロール・インターフェース、カメラ等を統合し、スタジアム用オーディオ・ビジュアルシステム、カンファレンス・センターなどを構築することができます。今回パワードスピーカーCPシリーズにCP8、サブウーファーにKS112が追加されました。CPシリーズはこれによりCP12とCP8の2機種になりました。両モデル共に、サブウーファーKS112、またはKS212Cと組み合わせて使用できます。頑丈なポリプロピレン製の上面には持ち運びに便利なハンドル、底面にはポールマウント用ソケットがあり、吊り下げのためにオプションのヨークマウント用金具が使用できます。また、搬送用トートバッグ、屋外用カバーも用意されています。8インチ、または12インチ・ウーファー、1.4インチ・ツィーターから構成され、クロスオーバー周波数2.2kHzとなっています。2つのモデルの違いはツィーターのカバレージです。CP8は90度x90度、CP12は75度x75度となっています。用途としては、小規模PAシステムなどですが、DJモニター、またはフロアモニターとしても使用できます。フロアモニターとして使用するために、キャビネットに傾斜がついていて、専用のDSPプリセットが用意されています。

QSC CP8コンパクトパワードスピーカー

CP8は非常にコンパクトなスピーカーで、片手で簡単に運ぶことができ、設置も簡単です。フロントグリルを外すと、ウーファー、ツィーターとポートノイズを回避する大きいバスレフポートがあります。
リアパネルには、電源コネクターとON/OFFスイッチの他に3つの入力を持った一種の小型ミキサーがあり、XLR/TRSコンボ端子による2つの入力をミックスすることができます。入力Bは楽器、またはマイク用、+25dBのマイクブーストボタンを搭載しています。入力Cはステレオミニ端子。スマートフォンなどの音源とマイクからのスピーチを簡単にミックスできます。全ての入力をミックスした信号をXLR出力端子から他のスピーカーや他の機材へ送ることができます。
DSPプリセットは、Default(サブウーファー有/無)、Dance(サブウーファー有/無)、Floor Monitor、Speechの6種類からつまみで選択します。

QSC KS112アクティブ・サブウーファー

CP8ペアと共に使用するサブウーファーとしてKS112をラインアップしています。
クラスD、2000Wアンプを搭載。ディスプレイやつまみ類を保護するために表面より奥に配置、さらにガイドレールが搬送時のダメージから確実に守ります。2つの入力とスルー出力。2つの入力信号は内部でミックスされます。クロスオーバーポイント、ディレイ、その他設定はディスプレイ、各ボタン、つまみを使用して行うことができます。KS112にはハイパスフィルターが用意されていません。信号はフルレンジ・スピーカー側でフィルターをかけます。80Hz/100Hz、どちらのクロスオーバー周波数を使用するかは取扱説明書を参照してください。CP8の場合、80Hzにセットします。
図1と図2にKS112を単独で使用したときとCP8と組み合わせて使用したときの周波数特性を表します。CP8はクロスオーバー付近で良い特性を示してします。低域のカットオフ周波数は40Hz近辺です。50Hzと100Hzの間で強調されていて、これはおそらく意図的に2-3dB増やし、低域を歪ませることなく能力を発揮できるようにしたためだと思われます。

図1
図1
図2
図2

新しいKSシリーズKS212Cは、KS112よりキャビネットが240mm広くなっています。2つの12インチウーファーを、2つの独立したパワーアンプにより駆動し、低域に指向性を持たせています。

Directivity Matched Transition(DMT)

QSC独自の技術であるDMTは、音の拡散において、ピンチング(音量の減少)を起こすことなく指向性を保ちます。CPシリーズはこの技術を有効に使っています。CP8のカバレージは90度、CP12は75度です。12インチ・ウーファーは8インチより密度の高いサウンドを出力することから、同じクロスオーバー・ポイントでスムーズなトランジェントを実現するには、さらに高い音圧のツィーターが必要となります。図6は8インチ・ウーファーとカバレージ90度ツィーターがうまく協調している様子を表しています。このグラフは水平方向の音の広がりを表しているため、クロスオーバー周波数2.2kHzはこのグラフから見えません。-6dBにおいて(グラフのオレンジから黄色の境目)、平均カバレージ角は1kHz以上でおよそ100度です。これはデーターシートにある公式なカバレージ角90度より広くなっています。

図5
図5
図6
図6

スピーカーユニットが上下に配置されているマルチウエイ・システムの場合、水平方向の音の広がりに対しては特に問題ありませんが、垂直方向の音の広がりには少しやっかいなことが起こります。スピーカーの指向性に対する補正に加えて、クロスオーバー領域でのサミングに対する角度に依存したディレイが影響するからです。多くのスピーカーは、これが原因となって、クロスオーバー・ポイント近辺のわりと広い周波数領域において、指向性によるピンチング(音量の減少)の問題を引き起こします。一般に鋭い分離カーブとリニアな位相特性はこの種の望ましくない影響を最小限にすることができます。QSCがCP8にどのタイプのフィルターを使用したのかは分かりません。見つけ出すには多くの時間とテストが必要でしょう。図7の垂直方向の音の広がりを見ると、指向性の問題はなく、ほぼ完璧に見えます。クロスオーバー周波数あたりに狭いピンチ効果が見られますが、その他は水平方向と同じようにスムーズな特性を示しています。ウーファーの中心からずれた位置関係とバスレフポートにより600Hz近辺に少し弱い上下対称性が見られます。

図7
図7
図8
図8

最大SPLレベル

指向性に加えてCP8のサイズと価格も驚きです。最大SPLはCP8がどれくらいパワフルかを表しています。サブウーファーなしで最大10%歪ませる加速試験により、120Hz以上で平均117dB出力することができます。1~3kHzの範囲では、120dBをマークしています。KS112サブウーファーを加えると、低域は50Hzまで拡張し、ここでも120dBをマークしています。これらの性能は小さいCP8とKS112がミニPAシステムとして十分使用できることを表しています。
次の最大SPLテストは、スペクトルを自由に割り当てることができる60種類のサインカーブを使用したマルチトーン手法として一般に知られています。結果を図9、10に示します。

図9
図9
図10
図10

歪みの値をシミュレーションするため、ハーモニックや相互変調歪みなど、実際の入力信号とは無関係に全スペクトラム線が追加されます。ボリュームはトータル歪みがリミットの10%(-20dB)に到達するまで上げることができます。言い換えれば、リミッターがこれ以上、上げられないレベルになるのを防ぎます。CP8は、フルレンジモード、無反響、フルスペース、距離1mの条件で、EIA-426Bを使用し、一般的な音楽のスペクトラムに対してピークレベル122dBを出力します。達成した平均SPLは110dB。KS112サブウーファーと併用して126dBピーク、平均114dBとなっています。メーカーのデーターシートではCP8が124dB、KS112が126dBとなっています。フルレンジ・スピーカーとサブウーファーの組み合わせでは詳細な情報は与えられていません。今回、我々が行ったテストはデーターシートの値の有効性を証明するものとなりました。

結論

今回のリスニングテストでは、CP8を無反響ルームに設置しました。大音量にもかかわらず、締まりがあり、音質も素晴らしいです。あえて問題点を挙げるとすれば、サブウーファーを併用したとき、CP8の低音が前に出すぎてしまうことです。しかし、これはEQを使用して容易に修正できます。CPシリーズは、求めやすい価格設定により、少ない予算で数多くのスピーカーを準備することができるでしょう。

QSC CPシリーズ・パワードスピーカー

素晴らしいサウンド、コンパクトサイズ、そして軽量。ミキサーを必要としないサウンドコントロールを搭載。

By Loren Allrin, Church Production Magazine

2019/01/22

パワードスピーカーは、よりパワフルになり、その用途を広げながら、価格はより求めやすくなっています。パワードスピーカーのリーディング・カンパニーであるQSCは、この変化に対して大きな役割を果たしてきました。今回発表したCPシリーズは、性能の向上と低価格化、この両方の流れをさらに推し進めるために開発されました。
CP8とCP12は非常によく似ていて、その違いはキャビネットの大きさとウーファーの大きさ(それぞれ8インチ、12インチ)くらいです。両モデルともに1.4インチツイーターを使用していて、指向角度はCP8は90°、CP12は70°です。両モデルともにコンパクトで軽量、持ち運びもセットアップも簡単です。

様々な利点

大きさや重さ以外、CP8とCP12に使用されている部品は共通です。1000WのクラスDアンプを搭載。800Wはウーファー、200Wでツイーターをドライブします。CPシリーズは、小さいスピーカーは小さい音しか出ないという常識を覆しています。最大SPLは124dB(CP8)、126dB(CP12)。より大型のCP12は50Hz(-6dB)まで、CP8は55Hzまでの低域を再生します。
素晴らしいサウンド、コンパクトなサイズ、軽量、広い用途に対応する入力端子、様々なマウント方式に対応、CPシリーズは様々な利点を持つスピーカーです。
様々な用途とシステム構成に対応するため、いろいろな音質を作ることができるシグナルプロセッシング機能を持つDSPを搭載し、ロータリーノブを使用して選択する方式を取っています。Default、Dance、Floor Monitor、Speechが用意されていて、Default ExtとDance Subでは、80Hzのハイパスフィルターが有効になり、拡張用のサブウーファーが使用できます。完成度の高いサウンドはスピーカーで音色を調整する必要がないため、特定の曲調に合わせたEQプリセットというのは存在しません。背面パネルにあるDanceという表記にとらわれず、フラットなミックスに重低音と高音を強調するプリセットだと考えるほうが良いでしょう。4つのプリセットを試すと、それぞれの効果に驚くと思います。今回、プリセットの表記は無視してCP12はDefault(ハイパスフィルターOFF)に設定し、サブウーファーを追加、CP8はDance(ハイパスフィルターON)に設定してフロアーモニターとして使用しました。Speechはサウンドをフラットにする効果はあまりありませんが、ボーカルに明瞭さを加えることができます。CPシリーズのDSP設定はサウンドの選択幅を広げ、様々な用途に使用できます。

CPシリーズは3つの入力があり、同時に使用可能です。XLR/フォン・コンボが2つ(入力A、B)、3.5mmステレオミニが1つ(入力C)用意されています。入力AとCには共用のゲインノブとシグナルLED。入力Bにはマイク・ブーストボタン(25dB)があります。Speechのプリセットは入力Bのみ有効です。例えば、Danceのセッティングのときに、マイクブーストのスイッチを押すと、入力BはSpeechのプリセットに設定されます。他の設定は3つの入力全てに有効となっています。(DSPによるサウンド・エフェクトはミックス出力には反映されません。)
CPシリーズにはミキサーを不要とする、簡単で便利なサウンド設定機能があります。
様々な用途に対応できることがCPシリーズスピーカーの特長です。簡単で便利なサウンド設定機能があり、ミキサーを必要としません。

  • ボーカルマイク、アコースティックギター、バックミュージックを接続
  • ボーカルマイク、キーボード、ワイヤレスマイクを接続
  • ゲインコントロール付き入力を備えたフロアモニターとして使用

他にもたくさんの用途に対応します。25dBブーストスイッチをONにしても、マイクが口元から離れていたり、か細い声だと、設定によっては十分な音量を得られない可能性があることは、留意してください。

オプションと評価

CPシリーズは様々なマウント方式に対応しています。フロアモニター用に傾斜したエンクロージャー。スタンド、またはサブウーファー(QSC KS112など)のトップにポール・マウントするためのポールソケットがあります。さらにスピーカーを垂直、あるいは水平に吊り下げて角度を調整できるヨーク金具があります。QSCはスピーカー設計に関して長い歴史と経験があり、素晴らしいサウンドを持つスピーカーを開発してきました。CPシリーズはこの伝統を受け継いでいて、私はこの小さなスピーカーから出るサウンドのクオリティーとボリュームに感銘を受けました。もし、QSC社がCPシリーズとセットでサブウーファーを売り込もうとしても、うまくいかないと思います。なぜなら、CPシリーズは単体でも十分な低音が出るため、ほとんどの用途でサブウーファーを必要としません。特にCP8は、「サブウーファーはどこにあるのか?」と他人から尋ねられるかもしれません。
CP8はCP12よりずっと小型にもかかわらず、最大SPLは2dB小さいだけです。十分なレベルの低音があり、広い指向角度90°は小さい部屋での使用やモニタースピーカーでも十分な性能を発揮します。小型のウーファーから出る音の十分な拡散により、広いスイートスポットが得られます。
素晴らしいサウンド、コンパクトなサイズ、軽量、幅広い用途に使用できる入力、様々な設置に対応できるマウントオプションなど、CPシリーズは期待通り、メリットの多いスピーカーです。

QSC CP8パワードスピーカー

QSCがラインナップに低価格帯のモデルを加えて戻ってきました。今回QSCがリリースした製品がどのくらいコストパフォーマンスが高いか、Alex Wilson氏が、詳しく報告してくれます。

By Alex Wilson

スピーカーの性能と大きさはトレードオフの関係にあります。小型スピーカーは十分な音量が得られないし、大音量、クリーンサウンドを求めるなら、多くのコストと運ぶ労力が必要です。
QSCが発表した新しいCPシリーズは、この困難な問題の解決を狙って開発されました。Quilter Sound Companyは1968年にカリフォルニア州で創立以来、洗練されたライブサウンド、劇場用機器、そして音響システムの会社として確固たる地位を築いてきました。最近は、そのブランド力を維持しながら、小型でシンプルな製品の開発にも取り組んでいます。
QSCの創設者であるPat Quilter氏がQSCの取締役会会長として残りながら、彼の名前を冠したブランドを立ち上げているのはとても興味深いです。彼のQuilter Labsは小型の楽器用ソリッドステート高級アンプを作るベンチャー企業です。Quilter氏の高性能設計と伝統の技術を守って作られているため、興味がある方なら一見の価値があります。

十分な低域を持つ高性能スピーカー

話をCPシリーズに戻しましょう。今回8インチ・ウーファーを搭載したモデルを入手しました。これ以外に12インチ・ウーファーを搭載したモデルもあります。8インチモデルを箱から出して最初に気がつくことは質量9.5kgという軽さです。
今回の発表は、ポータブルなスピーカーを買おうとしている人にとって、ぴったりのタイミングです。既に意中の製品を検討中なら尚更でしょう。ポールマウントが可能で、楽器用アンプやステージモニターとしても使用できます。さらにエンクロージャーの傾斜を使って演奏者が聴きやすい角度に設置できます。
また、オプションとしてヨークマウント金具、頻繁に輸送するのであれば専用カバーとバッグも用意されています。
パワーは1000W。十分な低音を響かせ、大音量を繰り返し再生する十分なヘッドルームがあります。CP8のスペックを見ていくと、音圧レベルは124dB SPL、周波数特性47Hz~20kHz、カバレージ角90°となっています。
カタログスペックの先入観にとらわれずに、サウンドだけに注目してもCP8は本当に素晴らしいスピーカーです。QSCは高性能オーディオ機器メーカーとして評判が高く、今回のCP8も例外ではありません。実際、小型ながら低音の響きは素晴らしいものがあります。Contourノブにより、音色の調整も可能です。

「ダンス」、「フロアモニター」、「スピーチ」のプリセットが用意されていて、さらに「デフォルト」、または「ダンスモード」を選択しつつ、サブウーファーを追加するモードがあります。もっと精密なコントロールができるEQを望むユーザーにとっても、このシステムの容易さとわかりやすさには興味を持つでしょう。

とても便利なミキサー機能

CP8の入力はとても充実しています。ライン、マイク/ライン(マイクブースト付き)、3.5mmステレオミニの入力を3つ装備していて、別々にボリュームをコントロールすることができます。また、スピーカー本体だけで3つのチャンネルをミックスすることができます。
iPadからバックミュージックを流し、歌い、楽器を演奏する大道芸人にとってCP8は一台でミキサーの役割も果たす最適なシステムと言えます。セットアップはとても簡単。設置後すぐに使用できます。また、その軽量さから、屋外で活動するミュージシャンにとっても良い選択と言えるでしょう。
さらに、CP8は最も安価なスピーカーとは言えないまでも、コストパフォーマンスは抜群です。QSCは高級機器のメーカーとして有名ながら、CP8は比較的安価に、高品質を提供します。

まとめ

QSC CP8は非常にコンパクトにもかかわらず、優れたサウンドを実現しています。クラスDの 1,000Wアンプにより、軽量なフレームから驚くような音量が得られます。可搬性と音質はスピーカーを購入する際に重要なポイントです。その両方を満足させるとともに、よく考えられた入出力は使いやすく、このクラスではベストのスピーカーと言えます。

注目すべき点

  • 感度124dB SPL、周波数特性47Hz~20kHz
  • 広いカバレージ角:90°
  • ゲインコントロール付き3チャンネル入力
  • 便利なDSPオプションとプリセットスイッチ
  • 小型軽量

利点

  • 小型軽量
  • 広い用途
  • 高いコストパフォーマンス

留意点

EQ設定がプリセットのみのため、細かいコントロールは不可

QSC CPシリーズ ~パワードPAスピーカー~

QSCがエントリークラスに投入した初めてのスピーカー。CPシリーズをさっそくテストしてみました。

QSCは長い間ポータブル・パワードスピーカーの世界で中心的な役割と果たし、そのシステムはパワー、性能、品質において高い評価を得ています。しかし、エントリークラスと言われる領域において、ラインナップがありませんでした。今回リリースされたCP (Compact Powered) シリーズが、そのラインナップの穴を完全に埋めてくれました。CPシリーズをリリースするにあたり、その背景にある開発ポリシーは、低い価格ながら既存のモデルの単純な廉価版にしないということでした。価格は、成功を収めたKシリーズより低く抑えながら、全ての領域にわたり全く異なる設計を行い、キャビネットサイズと形もKシリーズとは全く別のものとなりました。私が知る限り、プロセッシング、アンプ、ドライバーはCPシリーズ独自のものです。

高級品を扱うメーカーがエントリーレベルの製品を売り出すとき、最初に思い浮かぶのは、いつも「この価格で期待できる性能が得られるのか?」「メーカーとして誇れる性能と品質であるか?」です。QSCの機材が安価なエントリークラスだと思っている人はいないでしょう。高い評価を得ているブランドのライブ機材としてCPシリーズを位置づけようとするなら、CPシリーズはその期待に添う要素を数多く持っていると思います。

現在、2つのモデル(CP8とCP12)が既にリリースされています。両モデル共にポリプロピレン製キャビネットを採用、リアパネルに3つの入力端子を持ち、同じパワーアンプを搭載しています。明らかな違いは、ウーファーサイズとスピーカーの大きさと質量、そして最大SPL値です。コンパクトで、縦長のKシリーズに比べるとより正方形に近い印象です。CP12は幅350mm、高さ516mm、小型のCP8は高さ411mmです。質量に関しては、それぞれ13.7kg、9.5kg。持ち運びやすい質量です。見た目より重く感じるのは頑丈に作っているからだと思います。市場にはもう少し軽いスピーカーもありますが、CPシリーズはそれらと比較して、がっしりとして見えます。フロアモニターとしては、質量バランス、傾斜角度もちょうど良く、滑りやすい床の上でもゴム足がついていて安定感を与えます。両モデルには高効率クラスDアンプを搭載。最大出力はウーファーが800W、1.4インチ高域コンプレッション・ドライバーが200Wとなっています。届いた箱を開けて最初にCPスピーカーの外観が気に入りました。特にキャビネット上部にある大型の頑丈なハンドルが好印象です。さらに、CP12には側面に凹みがあり、スタンドやポールにマウントするときに持ち上げて位置合わせをするのに便利です。黒色メタルグリルがキャビネット前面を保護し、叩いても異音はありません。スピーカーの底にあるポールマウント用ソケットを取り外して内部を見てみました。支柱が本体と一体化されているのが分かりました。それに沿ってきれいに貼られた吸音材、存在感のあるドライバーマグネット、整然と配線されたケーブル類が見えました。
感心したのは、スピーカーの空間とアンプの間がパンチ穴のある金属板により仕切られていたことです。これはファンを用いずに冷却の効率を上げるためでしょう。

操作パネル

リアパネルには全ての入出力とコントロールがあります。A、B、C、3つの入力があり、AとBはXLR/TRSコンボ、Cは3.5mmステレオミニ(CDなど外部音源用。内部でモノラルに変換)となっています。他に、チャンネルA、Cレベルコントロール用つまみ、チャンネルBレベルコントロール用つまみがあります。チャンネルBにはマイク信号ブースト用(25dB)ボタンがあり、ワンプッシュでマイクとラインを切りかえることができます。ブーストの状態はLEDにより表示されます。

CPシリーズには様々な用途向けにEQプリセットが用意されていて、ロータリースイッチにより簡単にEQカーブを切りかえることができます。EQを切り替えるとき、システムは一時的にミュートされ、ノイズが発生することはありません。Default、Dance、Floor Monitor、Speechのメニューが用意され、DefaultとDanceにはさらにサブウーファーと同時に使うときの設定があります。プリセットの名前からその用途が容易に想像できるでしょう。マイクブーストを押すとEQに影響があります。Dance、またはDance with subにセットされているとき、入力Bのマイク・ブースト・スイッチをオンにすると、自動的にSpeechと同じEQカーブに切り替え、25dBをゲインに加えます。

Danceにセットしている場合、音源と、マイクを別々に接続するだけで、ミキサーを使わずに最適なEQが得られます。これはDJが喜ぶ機能でしょう。

電源投入

CP8とCP12についての最初の評価を、音楽を流して行いました。そこで受けたこのスピーカーの最初の印象は、「意外性」と「大きいパワー」でした。そのサイズとカタログスペック124/126 dB SPLからは想像できない出力とパンチのあるサウンドが得られました。両モデル共に、音飛びが良い明瞭な高域とそれを際立たせる中域を持っています。CP8には十分な中域があります。そこでトラックのトップエンドを押さえて、バランスを取り、スタジオで居合わせたボーカルとギタリストとセッションしてみました。Danceプリセットにセットすると、低域を少し強調し、狭い部屋にぴったりのサウンドになりました。
このスピーカーの特性が分かってくると、ライブモニターで使ってみたくなり、数日後、実際に使用してみました。

CP12はさらに太く豊かな低域を持ち、アタック感のあるパンチの効いた低域と中域を出力します。Danceプリセットを使用すると、低域はさらに太くなり、中域がスムーズになりました。EQとブーストを組み合わせていろいろ試していたら、チャンネルBのマイクブースト・スイッチを押すと、チャネルAだけで再生していても、少しの間システム全体をミュートすることに気がつきました。

QSCのスピーカーはノイズが少ないという点で評価が高く、待機状態では、ノイズはほとんど発生しません。電源のON/OFF時にも自動ミュートによりノイズはありません。
私のこだわりからですが、ステップ式のツマミは数字に合わせ確実にセットできるのが良いですね。

ライブアクション

CPスピーカーをいくつかのコンサートに持っていき、メインとモニターに使用しました。それぞれ特長に合わせて、CP12はボーカル/ピアノ/管楽器用PAに、CP8はメインボーカルのフロアモニターとして使用しました。システムは180人程度のホールでうまく働き、どの声量でもボーカルの明瞭さは保たれていました。その時のボーカリストもCP8を気に入って、音が大きすぎることもなく、音抜けの良さとクリアさを保っていたと言っていました。

CP12に関しては、さらに大きな野外ステージでフロアモニターとして使用し、素晴らしいサウンドを出力しました。次に、CP8をピットで演奏するバンド用にキーボードアンプ/モニターとして試し、最終的にはオーケストラの中でピアノの音域を拡張するために使用しました。そこでも理想的なサウンドが得られました。エレクトリックピアノが作るような音ではなく、スピーカーからの出力であることを感じさせない、クリーンな中域、引き締まった低域、超低音を強調し過ぎないサウンドになっていました。ギターアンプとしても効果的だと思います。スタジオにぜひ一台欲しいですね。

スタジオに戻って

CPスピーカーを再びスタジオに持ち帰り、返却する前日にボリュームをリミットまで上げてみたり、やれることは全てやりました。リミッターがスムーズに働くのが印象的でした。このスピーカーは技術的に本当にうまく作られていると思います。最大出力を出すために、CP12ペアにサブウーファーをそれぞれ接続して、Default with subプリセットを使用しました。このセットアップだと、パワフルな高域が独特の音質になり、ライブで使わなかったのはもったいなかったなと思いました。

最後のテストとして、CP8とサブウーファーを組み合わせてみる必要がありました。これは期待以上の結果となりました。CP8のみでも、小さいサブウーファー(QSCの製品で一番近いのはKS112でしょうか)と一緒に使えば、ラウンジやバーのような落ち着いた環境にちょうど良いと思いました。

まとめ

CPスピーカーを使ってみて、QSCは狙い通りのスピーカーを作ったと思います。単に「安いスピーカー」としてではなく、Kシリーズより手軽な価格でありながら、特に会場の規模が適切であれば、一般のライブ用途には十分なスピーカーといえます。Kシリーズの安価版というわけではなく、QSCの最新技術を使用した全く新しい製品となっています。高い品質に仕上がったCPシリーズは、人間工学に沿って設計されたコンパクトなパワードスピーカーです。両モデルともにアンプを内蔵し、モニターとして優れた性能を発揮します。将来的に、QSCのKシリーズレベルまで機材の拡張を考えているなら、今すぐCPシリーズを検討してみるのはいかがでしょうか。

QSC CPシリーズ ~コンパクトスピーカーの新製品をレポート~

By Craig Leerman

QSC CPシリーズには8インチ(CP8)と12インチ(CP12)のモデルがあり、両モデル共に1.4インチ・コンプレッション・ドライバー、800W(LF)と200W(HF)を出力するクラスDアンプ、DSPプリセットが搭載されています。
ステージモニター、ポールマウント、ヨークマウント(M8アタッチメント・ポイント)に対応。搬送用バッグ、屋外用カバー、簡単に取り付けできるヨークマウントがオプションとして用意されています。
二つのモデルの違いはウーファーのサイズと指向角度です。CP8は8インチウーファーを搭載し、指向角度90度、周波数特性56Hz~20kHz。CP12は12インチウーファーを搭載し、指向角度75度、周波数特性49Hz~20kHzです。
両モデルともに同じDSP、リアパネルにはゲインコントロール付きライン入力(XLR/TRSフォン・コンボ)、ゲインコントロール付きマイク/ライン入力(XLR/TRSフォン・コンボ)を搭載しています。また、信号レベルを表すLEDインジケーター、マイク/ライン入力にはマイクレベルを選択する為のマイク・ブーストボタン(+25dB)、各種音楽プレイヤー再生用3.5mmステレオミニ端子があります。XLR出力端子からは、他のスピーカーに3チャンネルの入力全てをミックスした信号を送ることができます。
さらにDSPがリミットを検知したことを表示するリミットLEDと電源LEDを搭載し、DSP音質調整用ノブによりプリセットを選択することができます。プリセットとして、Default、EXT Sub、Dance、Dance EXT Sub、Floor Monitor、Speechを用意。電源スイッチとIEC電源コネクターが搭載されています。
エンクロージャーはポリプロピレン製(黒)、18ゲージ・パウダーコーティング・スチールグリルがついています。寸法は、CP12が516 x 350 x 323 mm、重量は13.7kg、CP8が411 x 273 x 256 mm、重量は9.5kg。
成型プラスチックハンドルが上部についていて搬送に便利です

外観と機能

CP8ペアを取り出して最初に気がついたのは、全面カバーのフロントグリルでした。とてもシャープなデザインです。上部にあるプラスチックハンドルは大きく、持ちやすく、大きな手に手袋をしても問題ありません。
一般にポールマウントスピーカーとして12インチや15インチウーファーを搭載したものが好まれますが、私の会社では8インチから10インチウーファーを搭載した小さいモデルが良く使われます。これらは、主にBGMとスピーチを併用する会社のイベントに最適です。美的観点からも、あまり目立たない外観が良いでしょう。
CP8はその小さな外観と軽さから完璧なモデルです。もちろん通常の音楽再生用として十分な重低音を出力し、バンドや低音が効いた音楽をサポートする必要がある場合、サブウーファーを追加することもできます。
テストするため、お気に入りのテストトラックを数曲流しました。リアパネルのツマミ類はわかりやすく、初心者でもマニュアルを読むことなくDSPの働きを理解できるでしょう。
CP8はその小さなボックスからは想像もつかない驚くような低音を響かせ、全体的に明るい音質を持っています。DSPの初期設定はフラット、EXT Subにするとサブウーファーが担当する低域をカットします。QSCは以前に評価したKS212Cデュアル12インチ単一指向性モデルなど、すでに多くのサブウーファーをラインアップしています。
Dance EQにすると、少なくとも私の耳にはドンシャリの周波数特性を持つ音質になり、多くのDJとその観衆が好む低域と高域をブーストしたサウンドになります。このプリセットを使用すると、それほど大きくない音量でも低音を響かせることができます。
Dance EXT Subの設定にすると、低域をカットし、Dance EQパラメーターの特性を残しつつサブウーファーとマッチするようなサウンドになります。Floor Monitor設定にすると、モニタリングに特化した音になり、ステージにモニターを置いたとき起こる低域の応答性を補正します。
最後に、Speech設定はボーカル領域である中高域を強調し、低音が大きくなりすぎないように少しカットします。この設定は自分の声でもうまく働くことを確認しました。しかしDefault設定でも十分に自分の声をうまく出力できました。おそらく、ほとんどの場合、フルレンジ再生をサポートするためDefault設定を使用することになるでしょう。CP12ペアは、12インチウーファーを使用しているため、予想通り低域の存在感があり、高域はCP8と同様のパフォーマンスを聞かせてくれました。

小さいが強力

CP8を現場で試しました。最初は会議室(広さ20mx9m)で行われる、ある企業のイベントでした。スピーカーは三脚に設置、カバレージ角90度に会場が収まるようにステージの左右に置きました。Defaultに設定するだけで、男性発表者の声も女性発表者の声もはっきりと聞こえ、音楽にも十分な低域が得られました。
次に地方の学校で数回行われたシンガーソングライターLizzie Siderのコンサートに機材を持ち込みました。ある時、ミキサーがステージ後ろの、重いビロードカーテンの裏側に置かれたため、PAがまるで聞こえませんでした。そこで、コンソールの隣にキュー・スピーカーとして大きめのCP12を設置し、バランスを調整しました。
別の日は、CP12ペアをステージモニターとして設置しました。Lizzieの隣に立ってサウンドチェックを行い、彼女のギターとボーカル、そして他のトラックがキーボード伴奏を含めてクリアに聞こえるか確認しました。調整が終わると、彼女は音にとても満足していました。このスピーカーは小さいステージで演奏するモニターとしても優れた選択です。特にCP8はとてもコンパクトで、音量も十分です。搬送のときにも荷台のスペースを取りません。

その他

続いて、カジノの大広間で行われたある企業の発表会にCP8を使用しました。再び三脚に取り付けてステージの左右に設置し、100名以上の参加者の席をカバー。女性司会者の声は豊かで明瞭でした。ショーの一環として、クラブで鳴らすようにマイケル・ジャクソンの曲を小型のCP8で響かせました。
最後は、Get Out The Vote(選挙に行こう)集会でした。大規模な設備の中で、CP8はステージ横、ミックスポジション用のキュー・スピーカーとして設置しました。今回もサウンドは素晴らしく、ラッパーのA2が「コンパクトなのにスピーカーの音量と明瞭さが印象的だね」とコメントしていました。
CPシリーズを様々な用途に使用してみて、私は高い評価を与えます。使いやすく、やりたいと思ったこと全てを処理してくれました。ヨークマウント、トラスから吊り下げる、ポールマウントなど柔軟に設置できるのも気に入りました。
企業やレンタル会社としては、様々な用途に使えます。メインスピーカーとしても、会場全体をカバーするためにも、ステージモニターとしても優れています。大道芸人やDJにも気に入られるでしょう。

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床に置いた時の音の放射について

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最初に、音に関する物理学の基本的なことを思い出してみましょう。「放射空間」とは何を意味するのか。低周波(通常は200Hz以下)では音の放射が無指向性であり、硬い壁や床が放射空間を制限すると、音圧が高くなります。自由空間で200Hz以下の周波数特性がフラットなラウドスピーカーを床の上に置いた場合、低周波において最大6dB高い音圧が発生します。

図1. - 放射空間とは、ラウドスピーカーが音を放射している空間のことです。
放射空間の変化は、200Hz以下の音に影響を与えます。

フロアモニターの調整

では、ラウドスピーカーをフロアモニターとして設定する場合、この現象をどう扱うと良いのでしょうか?QSC K.2とCPシリーズのアクティブ・ラウドスピーカーには、フロアモニター、ステージモニターなど、一般的に使用される用途に合わせた数多くのプリセットが用意されています。これらのプリセットは、クリアかつタイトでパンチの効いた低音再生を維持するために、低音レベルを適切に減衰させます。低域のレベルが高すぎると、特定の低音が強調され、共振が発生し、意図しないダイナミクスを持つ濁ったオーディオ再生になることを覚えておいてください。

それでは、両ラウドスピーカーシリーズについて詳しく見ていきましょう。CP8とCP12のフロアモニタープリセットを使用すると、入力AとBの両方で、フルでバランスの取れたサウンドのためのボイシングを設定することができます。それと同時に、ライブマイクが近くにある場合の安定性を高めるために、可能な限り低域を減らしています。

図2. - CPシリーズコンパクトパワードラウドスピーカーには、フロアモニターを含む6つのDSPプリセットが搭載されています。
QSC K.2シリーズの3つのモデルとその11種類のプリセットを見てみると、2つの異なるステージモニタープリセットを搭載していることにお気づきでしょう。

図3 QSC K.2シリーズのアクティブスピーカーは、2つの異なるステージモニターを含む11種類のDSPプリセットを搭載しています。
Stage Monitor 1 プリセットは、ステージ上での過度な低音を抑えるために使用されるもので、特にボーカルやアコースティック楽器、ハンドパーカッションなどに適しており、効率的に低音を減衰させることができます。

一方、Stage Monitor 2 プリセットは低音の減衰が少ないため、キーボードやドラム、ベース・ギター、その他の楽器、または低域のスペクトルを広く再現するソースなど、タイトな低域の再生が必要な場合に選択してください。

次回、QSCのアクティブスピーカーをステージモニターとしてセットアップしてステージに立つときは、便利なフロアモニタープリセットの選択をお忘れなく!

デイジーチェーン接続できるパワードスピーカーは何台ですか?

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多くのAVレンタルまたは固定設備音響システムでは、同じオーディオコンテンツを再生する多数のスピーカーのセットアップを必要とする場合があります。これを実現する最も簡単な方法は、多数のパワードスピーカーをデイジーチェーン接続することです。
QSCパワードスピーカーは、2種類の外部出力を備えています。QSC K.2、KW、およびKLAシリーズは、スルー(パラレル)出力を備えています。入力端子の近くにある出力端子で、矢印で示されています。これらのラインレベル出力から、それぞれ次のパワードスピーカーの入力に配線します。このとき送られる信号は入力されたものと同じ信号であるため、元のスピーカー側で設定されたゲイン調整の影響を受けません。これをプリゲインと呼びます。
注:KLAシリーズには出力が1つあり、単に「ライン出力」とラベル付けされていますが、実際にはプリゲインの「スルー」出力です。
2つ目のタイプとして「ミックス」出力(古いKおよびKWモデルでは「ライン出力/ポストゲイン」)があります。このラインレベル出力は、すべての入力チャンネル(A、B、C)のポストゲインミックスを生成します。3つのチャンネルのいずれかのゲインを調整すると、Mix Out信号は影響を受けますが、DSP処理は行われません。QSC K.2、KWおよびCPシリーズは、このミックス出力を備えています。
妥協のない音質を維持しながら、安全にデイジーチェーン接続できるパワードスピーカーの数をチェックしてみましょう。

■ スルー出力
プリゲイン「スルー」出力を使用して、大量のスピーカーをデイジーチェーン接続できます。最終的に数十ユニットを接続すると、ケーブルの長さに応じて、回線レベルの信号損失が発生します。 注:CPシリーズは「スルー」出力ではなく、「ミックス」出力のみを備えています。

■ ミックス出力
ポストゲインミックス出力では、ゲイン回路を通るために常に小さなノイズが追加され、このノイズはデイジーチェーン接続されたスピーカーを追加するたびに増大します。ミックス出力を使用する場合、デイジーチェーン接続は最大4台までにすることをお勧めします。CPシリーズにはミックス出力しかないため4台までとなります。

■ 使用例
一般的な使用方法として、チェーン内にある最初のスピーカーだけミックス出力を使用する「ミキサー」として、それ以降はスルー出力を使用して、複数スピーカーをデイジーチェーン接続します。この方法はミックス出力を1つだけしか使用していないため、一番安全であり、スルー出力を使用して数十台のユニットをデイジーチェーン接続できます。

CPシリーズの優秀なプリセット機能

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パワードスピーカーCP8とCP12は、ラインレベル専用の入力A、マイクレベルとラインレベル用の入力Bの2つの入力を装備。入力BにはMIC BOOSTと呼ばれる機能があり、このボタンを押すと、MICレベル(+25 dB)入力になります。
そして、各用途に最適な6つの異なるボイシング・プリセットがあり、このプリセットは基本的に入力Aと入力Bの両方に効果を与えますが、例外もあります。
DanceまたはDance Ext Subプリセットを選択し、MIC BOOSTがオンのとき、入力BはSpeechプリセットに変わります。これにより、Danceサウンドの中でも、高品質で輪郭のはっきりとした音声を提供することができます。
また、Speechプリセットを選択すると、入力Aはライブ音源用のDefaultプリセット、入力BはSpeechプリセットになり、明瞭さと安定感のあるマイクの音(入力B)とナチュラルな音源のサウンド(入力A)を両立させることができます。

国内ミュージシャンの商品レビュー

MaL(Breath)

MaL(Breath)

イベント会場に入り、リハーサルを始めてみるとQSC CP12のそのビジュアルとサウンドのギャップに驚きました。非常にコンパクトな外観にもかかわらず、クリアな音が高音から低音までストレスなく出てくる印象です。

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イベント会場に入り、リハーサルを始めてみるとQSC CP12のそのビジュアルとサウンドのギャップに驚きました。非常にコンパクトな外観にもかかわらず、クリアな音が高音から低音までストレスなく出てくる印象です。細かい表現や、アタックなどの再現も過不足ありません。パワーに関しても、イベントで他のPAシステムを使ったDJタイム直後のライブ(ボーカル、アコギ、ボイスパーカッションの小編成)でも、物足りなさは一切感じませんでした。バックパネルを見てみるとContourで6つのプリセットが用意されています。今回はここをいじることはできませんでしたが、用途に合わせてスピーカーの音質を変えられるのは使い勝手が良いと思います。このサイズのスピーカーでできる事としてはかなり満足のスペックを持っていると感じました。場所も取らないし、思わぬ場所を即席ライブ会場にできる頼もしいアイテムだと思います。

MaL(Breath)

日本のボイスパーカッショニストの草分けであり、ソリスト、リズムプレイヤーとして舞台音楽、CM音楽、Jazz、Pops、Dance音楽等、様々なジャンルのステージでコラボレーションを重ねている。
自らのパートを『Breath(呼吸)』奏者と銘打ち、音楽性、空間表現力という要素を前面に押し出したボイスパーカッションのパフォーマンスを武器に、昨今では国民文化祭オープニングステージや、音楽エンターテインメントチーム「踏音archipelago」など、その活動をさらに広げている。

www.malbreath.com

Chilly Source

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今回は、知人の結婚式にてQSC CP12(メインスピーカー)、KS212C(サブウーファー)をレンタルしました。150名ほどの来賓者の来る、カジュアルな結婚パーティでした。用途してしてはラウンジライクなDJプレイと、ギター・キーボード・ドラムの3ピースバンドでのジャズライブの余興用でした。

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今回は、知人の結婚式にてQSC CP12(メインスピーカー)、KS212C(サブウーファー)をレンタルしました。150名ほどの来賓者の来る、カジュアルな結婚パーティでした。用途してしてはラウンジライクなDJプレイと、ギター・キーボード・ドラムの3ピースバンドでのジャズライブの余興用でした。カジュアルで上品かつグルーヴィーな雰囲気を求めていたのですが、スピーカーもウーファーも求めていた雰囲気をばっちりと演出してくれ、とても品質が良かったです。特にサブウーファーは低音の輪郭がくっきりと出ていました。当初は必要ないかもしれないとレンタルを迷いましたが、会場全体のグルーヴ感を演出するのに必須だったと終わってみて気付き、レンタルして良かったと思いました。カジュアルで大人数のパーティなどにはもってこいの機材だったので、スピーカーだけでも十分かもしれませんが、いつものパーティに特別感を出したい、プラスアルファで全体のグルーヴ感を引き出したい、という時には特にお勧めのアイテムです。次回もぜひセットでレンタルしたいと思います。

Chilly Source

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Chillで気持ち良い音楽をテーマにラジオ配信、楽曲制作、映像制作、アパレル制作、空間プロデュースなどを総合的に行うライフスタイルレーベル。毎週日曜日、YouTubeで22時からDJやゲストアーティストによる様々なChillout musicを配信している。また、アーティストやDJ以外にも、ビデオグラファーやデザイナーなどのクリエイターも所属し、約30名ほどのメンバーがチームで活動をしている。

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Chilly Sourceは皆さんへ、新しいライフスタイルを提案します。レストランやカフェで、いつもよりご飯が美味しく、会話が楽しく、最高にリラックスしている。そこには自然と体にしみこんでく、Chill Out MusicつまりChilly Sourceの音楽が聞こえてくるから。皆さんに最高の音楽をお届けします。ちょっと僕らのChilly Source味見してみませんか?

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石本 大介

石本 大介

QSCのスピーカーはよく使っていて、変なピーク感の無いフラットでナチュラルな印象を持っていたのですが、今回初めて使ったこのモデルCP12も印象は変わらず良かったです。

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QSCのスピーカーはよく使っていて、変なピーク感の無いフラットでナチュラルな印象を持っていたのですが、今回初めて使ったこのモデルCP12も印象は変わらず良かったです。今回は会場も小さな体育館位のスペースに300人程のイベントでしたので若干パワー不足も否めませんでしたが、「キャパmax100人まででデカ目のカフェでドラム無しのパーカッション」とかですと、バッチリかと思います。
上位モデルK.2シリーズになるとパワーは増しますが、DSPの設定等もあり、ちょい専門的になるので、こちらですと予めプリセットされたツマミをカチカチ回して「いいな」と思ったとこで止めればよいのであまり機材に詳しく無い方でもオススメです。

このシリーズに初めてサブウーファーKS212Cを入れてオペしてみましたが、歌、ピアノやアコギのツヤ感が、あると無いとでは全く違います。また指向性を持たせているとの事ですが、ステージ上への回り込みが本当に少ないのには驚きました。
これにより、ステージ上の演奏者はスッキリとモニターする事が出来ます。
アコギも低音がハウったりしにくいですし。ベース&ドラムがいるバンド編成ですと必須なものだとは思いますが、今回のようにギター&パーカッションのような編成でも表現の幅が広がり、一台導入する事でワンランク上のサウンドになるように感じます。

石本 大介

高校よりギターを始め、ヘヴィメタル一本槍。徐々にブルースやジャズに目覚め、大学在学中から渋谷エッグマンなどへの出演を中心に本格的に音楽活動を始める。2005年に自身のユニットにて住友紀人氏プロデュースによるアルバムをリリース。2007年頃から作編曲家としての活動を始める。「UTAGE」「CDTV」他、CM、ドラマ、映画の音楽制作に関わる。また都内ライブハウス等での音響エンジニアやイベントの開催運営など様々な分野にて活動中。studio SOUKOオーナー。

石本 大介

石本 大介

今回QSC/CP12を、モニター用として使用した感想ですが、まずQSCの特徴として、偏ったピーク感等がないので超短時間でビシっと音が決まります。 というかほぼ何も要らないか、若干のローカットをかけるだけでほとんどの場合大丈夫だと思われます。

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今回QSC/CP12を、モニター用として使用した感想ですが、まずQSCの特徴として、偏ったピーク感等がないので超短時間でビシっと音が決まります。というかほぼ何も要らないか、若干のローカットをかけるだけでほとんどの場合大丈夫だと思われます。そしてモニター用であるならば恐らくどんな大きな会場であろうとも問題ないと思われる程の押し出し感、音圧感があるので、余裕を持ってモニター出来ます。結果ハウリング対策にもなります。この値段、コンパクトさ、軽さを考えると裏方だけでなくミュージシャン(特にキーボーティスト)が一つ持っておけば、PAに依存しない自分専用のモニターやミニライブなど色々と重宝すると思います。アコギアンプにも良さそうですね・・・LA辺りのギタリストみたいにアコギアンプとして自分の好きな音を作りそれをマイクで拾ってもらう、なんて使い方もオシャレだと思います。

石本 大介

高校よりギターを始め、ヘヴィメタル一本槍。徐々にブルースやジャズに目覚め、大学在学中から渋谷エッグマンなどへの出演を中心に本格的に音楽活動を始める。2005年に自身のユニットにて住友紀人氏プロデュースによるアルバムをリリース。2007年頃から作編曲家としての活動を始める。「UTAGE」「CDTV」他、CM、ドラマ、映画の音楽制作に関わる。また都内ライブハウス等での音響エンジニアやイベントの開催運営など様々な分野にて活動中。studio SOUKOオーナー。

大塚 雄士 (Zildjianエンドーサー)

大塚 雄士 (Zildjianエンドーサー)

カホンに座り、アコースティック編成での演奏でフロアモニターとして使用。音の解像度が高く、とてもクリアに各楽器のモニターが可能でした。

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カホンに座り、アコースティック編成での演奏でフロアモニターとして使用。音の解像度が高く、とてもクリアに各楽器のモニターが可能でした。はっきりとした音ではあるものの耳につく感じはありませんでした。耳に対してのスピーカーの角度もちょうど良く、モニター位置も決定しやすかったです。

大塚 雄士 (Zildjianエンドーサー)

幼い頃から父親が家で流すジャズやポップスを聴いて育ち、 中学生の頃に出会ったMr.Childrenの影響でギター、ドラムを始める。
その後の学生生活の中で様々な楽器に触れるうちに「打楽器こそ自分にとって最適な表現方法」であると感じ、本格的に音楽家としての道を志す。
「歌に寄り添い、歌を生かす演奏」を信条に、ジャンルや奏法に縛られない自由なプレイスタイルで数多くのアーティストのライブやレコーディングに参加する。
近年は音楽家として培ってきたリズム感、音楽家としての視点を活かし、ミュージックビデオの撮影、編集なども行っている。

https://www.otsuka-yushi.net/

関連商品

商品レビューProduct Review

  • 総合評価Avg. Rating:11110(4)
  • レビュー数Reviews:2

2024/10/03

11111音の抜け方が最高

投稿者名Reviewed by:No.5 【愛知県】

ジャズを中心に、商店街や野外イベントで使用してます。これまで絶対的な音量でカバーしていた現場も1メモリ下げても最後列まで届くスピーカーです。音の収束率が高くてもエリア全体をカバーでき優等生です。野外でコンパクトな機材を求められる現場には最適な1台でオススメです。

レビューIDReview ID:153203

2025/02/24

111アコースティック向き

投稿者名Reviewed by:山ちゃん 【福島県】

こちらで購入して5年ほど使用した感想です。

まず12インチにしては見た目も含めとてもコンパクトで重量も軽いので手軽に持ち運べる良いスピーカーだと思います。

アコースティック編成の野外現場では音質はとてもクリアで良い感じ。演者やお客様から大変好評でした。
室内でドラムが入る爆音のバンド編成となるとちょっとパワーが足りないような印象を受けました。

現場の環境やバンド編成にもよると思いますが、個人の感想としてはアコースティック編成の現場にはとても良いパフォーマンスを発揮してくれるスピーカーだと思います。

レビューIDReview ID:67bc5e2f3c956000400001e8

QSC
CP12 Pair

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