

さぁ、実際にバンドを組んでまず最初にやることといえば…練習なんでしょうけど、ここではそのバンドに名前を付けてみましょう。
うん!
ライブをやらないのであれば無理に付ける必要は無いでしょうけど、このコラムでは一応ライブを目指しますので名前はあったほうがいいですよね。
そうだね。
例えコピバンでもバンド名を付けることで愛着もわくでしょうしね。因みにですけど、傷彦さんの最初のバンド名ってどんな名前でした?誰が名付けました?
最初のコピーバンドの名前は「プチトマト&モンキーバナナ」だったはず。
その心は?
リーダーのコが付けたんだけど、意図としては他愛も無い下ネタだった気がする、、、。男子校ノリで。
ありそう(苦笑)自分は確か「グラディエーター」だったはず。誰が付けたか覚えてないですけど、多分辞書から引っ張ってきたんじゃないかな?
ちょっとカッコいいじゃん。
この「ちょっとカッコいい」が後々恥ずかしかったりするんですよね(苦笑)辞書から探し出すというパターンも結構ありません?カッコよさそうな知らない単語とか。
僕はやったことないなあ。
自分は、後に女性ボーカルのバンドが改名するとなった時はこの手使いましたね。その時は辞書をパラパラとめくってて「JANE-DOE」という名前を見つけました。裁判用語で「身元不明の女性」とかいう意味でしたけど。
なるほど。
今までに組んだバンドではどうやって名前付けてました?
ザ・キャプテンズはグループサウンズっぽい名前、っていうのと、ことわざの「船頭多くして船、山に登る」から。
その心は?
別々のバンドのリーダー格を僕がヘッドハンティングして集めたバンドだからさ。
なるほど?。手口ですね。あとは…好きな曲のタイトルからとか?
それは自然だね。
らいむらいとのお嬢とやってたバンドは「スケコマシ」という…自分は全然スケコマシではなかったですけど(笑)それは鮎川誠さんがいたサンハウスの曲から取りました。自分は他にGary Mooreの曲名から取ったパターンもあったなぁ。
リスペクトが見えやすいよね。他のパターンは?
なんとなく言葉の響きだったり?語感とか。
僕はバンドマンの先輩に付けてもらったりもしたなあ。
そうか。名付けてもらうというのもありますね。ところで最近、エディ・ヴァン・ヘイレンの息子が「マンモス」というバンド?組みましたけど、これ、オヤジが昔組んでたバンド名なんですよね。それが後に「ヴァン・ヘイレン」と改名するんですけど。こういう所縁のある言葉から、というパターンもいいですよね。何かストーリーが見えそうで。
それ、いいね。受け継いでいく感じ。
最近は個性的というか、え?それバンド名?という名前が増えましたね。
ああ、ゲスの極み乙女とか。バンドじゃないけど、ずっと真夜中でいいのに、とかね。バンドじゃないもん!てのもいるね。身も蓋もない(笑)でもインパクトは凄いよね。
バンド名は覚えやすいのがいいとは思いますけど、ちょっとくらい覚えにくいほうが一度覚えたら忘れないということもありそうですね。
たしかに。
表記の仕方も拘りあったりします?平仮名・カタカナ・英語とか色々ありますけど。ミックスするパターンとか。
僕はカタカナが好きだけど。ザ・キャプテンズ、ザ・ショウワーズ、、、。ただ、ザ・ショウワーズはちょっとひねってあって、英語表記にした時は「THE SHOW-WORDS」となる。
「昭和」と「SHOW」をかけてますよね。流石だなぁ。
フフフ。あ、そーだ。海外進出を考えてるバンドなら狙ってる国の言語を使って名付けてもいいよね。
なるほどー。名前を付ける際に気を付けたほうがいいことってありますか?
まずは他のバンドとかぶらないように!
はい。あとは、あまりに有名な単語だと、検索で出てこない。自分は「ナショヲナル」というバンドやってますけど、これは某電気メーカーに怒られない様に「ヲ」を挟み込んだんですけど…最初の頃は検索すると「ナショナルではありませんか?」と出てきましたね(苦笑)
誤字扱い…そうだね。一般的過ぎる言葉とかだと検索で埋もれちゃうよね。
昔はネット検索など無かったですけど、今はそれを頭に入れておいたほうがいいでしょうね。それから商標にひっかかる様な名前は、万が一売れた時にトラブルの元に。
気を付けよう!逆にバンド名を商標登録してビジネスにする、というパターンもあるらしい。
たくましいですねー。とはいえ、バンド名は基本的に自由だとは思いますよね。法律に触れたり他人を傷つけるような名前でなければ、ね。
うん!時代によってコンプライアンスも変わるから、のちにバンド名を改名するのもアリだね。
はい。あとは…画数でバンドの運気が変わったり?
あるかもね!僕は個人的には、いかにもバンド!っていう「?ズ」みたいな名前が好きだけど。みんな自由に楽しみながら考えてみてね!そう、すべては?
愛ゆえに!
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら