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AKGは1947年、Rudolf Goerike博士とErnst Pless氏によってオーストリア・ウィーンで創業されました。創業時、製品は5人の職人による手作りで生産され、創業から数か月ほど経つと、AKGのマイクはラジオ局や劇場、ジャズクラブで使用されるようになりました。1949年には、最初のAKG製ヘッドホンが発売。1950年代には、世界初の高品質コンデンサーマイク「D12」や「C12」など、画期的な製品を発表し、音響業界での地位を確立しました。
1955年にはドイツに子会社を設立し、AKGは急速に国際展開を進めました。1960年代には、東欧や南米への輸出も開始。技術力を強みに、高品質な音響機器を次々と開発しました。1970年代には、世界初の持ち運び可能なスタジオ用リバーブユニット「BX20」や、2ウェイ・カーディオイド・マイク「D 202」「D 224」などを発表。
この時期、多くの著名アーティストがAKG製品を使用し、フランク・シナトラやロジャー・ウィテッカーらとエンドースメント契約を締結。さらに、1980年のモスクワオリンピックでは、デジタル技術を活用した製品が活躍しました。
1984年、AKGは株式公開し、急成長を遂げました。1985年にはアメリカに子会社を設立し、1989年にはdbx Professional Productsを買収するなど、事業を拡大しました。1990年代には、宇宙プロジェクト「Audimir」に製品を提供し、音響技術の最前線に立ち続けました。
1994年、AKGはHarman Internationalの一員となり、製品ラインと販売戦略の強化を進めます。1995年には、世界最小のデュアルダイヤフラムシステム「CK77 / C577」を開発し、演劇や映画、テレビ業界にて高い評価を獲得。その後もワイヤレスマイク「WMS 60」や、デュアル・ラージダイヤフラム・エレクトレットマイク「C 4000 B」など、革新的な製品を次々に発表しました。
2017年、AKGは創業70周年を迎えました。過去の功績にとどまらず、新しい市場開拓や製品開発に注力し、さらなる成長を目指し、今後もプロフェッショナル向けの高品質なマイクやヘッドホンを提供し続けることを目標としています。
AKGのマイクやヘッドホンは、フランク・シナトラ、エリック・クラプトン、スティーヴィー・ワンダー、ローリング・ストーンズ、ロッド・スチュワートなど、数多くのアーティストに愛用されています。オーストリア国内でも、ファルコやクリスティーナ・シュトゥルマーなどの人気アーティストがAKG製品を使用しています。