



Sennheiserは1945年創業の老舗音響機器メーカーで、本社はドイツにあります。MD 421 - (通称:クジラ )- などのダイナミックマイクが有名ですが、マイクからヘッドホンまで音の入口と出口をカバーする幅広い製品をラインナップしています。1991年にスタジオマイクの雄Neumannがゼンハイザーグループに加わり、相互の技術協力でさらなる高品質の製品を生み出しています。
Sennheiserの中でも数少ないサイドアドレス型のレコーディング専用ラインナップがMK 4とMK 8です。MK 8は指向性切替などの機構を備え、様々な収録に対応する上位モデルとなっています。
ドイツ本社工場のクリーンルームで製造される1インチの24金メッキ・デュアルダイヤフラムを備え、安価な誇張の強いマイクとは一線を画した堅実で耐久性のあるサウンドが特徴です。単一指向性、8の字指向性、全指向性を含めた5段階の指向性切替とローカットフィルター(LCF)/-20dB、-10dB , 0dB の3段階のPAD)、そして10dB-Aの低ノイズと142dB SPとの高い耐音圧入力性能によってどのような録音現場でも活躍できます。
レコーディング・スタジオにおけるプロの録音ニーズに応える万能コンデンサーマイクがMK 8です。
※パッケージには、マイク本体、MZQ 4マイクホルダー、キャリングポーチが含まれます。本ページ内の写真で使用されているサスペンション、ポップガード、ケーブル、マイクスタンド、マイクアーム、ヘッドホン等はパッケージに含まれておりません。
MK 4とMK 8は同一サイズの筐体をもつ製品ですが、仕様は大きく異なります。MK 4に対してMK 8は、指向性切替やフィルターなどの切替機能を持ち、どのような収録にも対応できるハイエンドモデルです。最大の特徴は指向性切替ですから、様々な収録方法を必要とする場合はMK 8、自宅のような限られた環境でボーカルやアナウンス、アコースティックギターなどを録音する場合は単一指向性のみのMK 4が良いでしょう。
その他の仕様においては、最大音圧レベルと感度に違いがあります。周波数特性については概ね似た特性を持っています。
| MK 4 | MK 8 | |
|---|---|---|
| 指向性切替 | なし | あり |
| PAD | なし | あり |
| LCF | なし | あり |
| 最大音圧レベル | 140dB SPL | 142dB SPL |
MK 8には1インチ・24金メッキのトゥルーコンデンサーマイクカプセル(ダイヤフラム)が備えられています。その特性は1kHz未満の帯域では極めてフラットであり、どのような音源もそのまま忠実に捉えます。一方で10kHz付近にはわずかなピークを持ち(オムニ〜カーディオイド)、ボーカルやアコースティックギター、管楽器等を録音した際には輪郭のあるクリアなサウンドを提供します。
誇張がなく堅実なサウンドで、低価格帯のマイクのように誇張された派手さはありません。しかし聴き込んでいくとMK 8のサウンドの奥深さが見えてきます。誇張なく密度の高いサウンドは編集やミキシングを経ても劣化しにくく、加工の多い現在の制作シーンには最適なマイクです。
数値が低ければ低いほど良いとされるEINについて、MK 8はEIN 10dB-Aという超低ノイズを誇ります。加えて大音量にも強く、最大音圧レベルは142dB SPL(PAD 0dB)に達しています。ノイズの少なさが重要な要素となるルーム・アンビエンスの録音から、ドラムのオーバートップまで、録音対象を気にすることなく使用できます。
プロのレコーディングにおいては、部屋や機材、楽器、演奏の内容にあわせて様々なマイキングが必要になります。MK 8は指向性、ローカットフィルター(LCF)、パッド(PAD)の3つの調整機構を備えているため、様々な用途に応えることができます。
指向性は5段階の切替が可能で、オムニ(全指向性)、カーディオイド(単一指向性)、フィギュアエイト(双指向性)の3つを中心にそれぞれの中間となるワイドカーディオイド、スーパーカーディオイドを備えています。低ノイズ設計も相まって、オムニによるアンビエンスの録音は効果的です。また、カーディオイドとオムニの中間であるワイドカーディオイドは、部屋が広い場合や自然なサウンドが欲しい場合に便利です。
LCFは単純なローカットフィルターではなく、Linear(OFF)、Low Cut(-18dB/oct at 60Hz)、Roll Off(-6dB/oct at 100Hz)という3段階切替です。低域の減衰カーブが異なるため、低域のイコライザーのように活用できます。
PADは0dB、-10dB、-20dBの3段階設定となっています。なお、PAD 0dBでも最大音圧レベルは142dB SPLとなります。
コンデンサーマイクカプセルと本体の接続部にショックマウント機構を内蔵。本体を伝ってくる物理的な振動を吸収することで振動ノイズを低減します。
さらに振動ノイズを低減したい場合は、別売りのサスペンションMKS 4を使用してください。マイクを特殊なゴムで浮かせる構造であるために、床からマイクスタンドを経由する振動ノイズを低減することができます。
マイク本体はメタルハウジングなので長期間の使用においても劣化しにくくなっています。なお、MK 8はドイツ本国の工場で生産されています。コンデンサーマイクカプセルについては、工場のクリーンルームで厳密に管理され、生産・調整されています。
| MK 4 | MK 8 | e 965 (比較対象) |
U 87 Ai (比較対象) |
|
|---|---|---|---|---|
| 指向性 | カーディオイド | オムニ、ワイドカーディオイド、カーディオイド、スーパーカーディオイド、フィギュアエイト | カーディオイド、スーパーカーディオイド | オムニ、カーディオイド、フィギュアエイト |
| 周波数特性 | 20Hz - 20kHz | 20Hz - 20kHz | 40Hz - 20kHz | 20Hz - 20kHz |
| 感度 (1 kHz into 1 kohm) |
25mV/Pa | 14.1 mV/Pa (カーディオイド) |
7mV/Pa (カーディオイド) |
28mV/Pa (カーディオイド) |
| インピーダンス | 50Ω | 50Ω | 50Ω | 200Ω |
| 負荷インピーダンス | 1kΩ | 1kΩ | 1kΩ | 1kΩ |
| 等価ノイズ (A-weighted) |
10dB-A | 10dB-A (カーディオイド) |
21dB-A (カーディオイド) |
12dB-A (カーディオイド) |
| 最大耐入力 | 140dB SPL | 142dB SPL (PAD OFF) |
142dB SPL (PAD OFF) |
117dB (PAD OFF) |
| ダイナミックレンジ | 130dB | 132dB | 121dB 131dB |
105dB (PAD OFF) |
| 重量 | 485g | 485g | 396g | 500g |
| 太さ | 57mm | 57mm | 48mm | 56mm |
| 長さ | 160mm | 160mm | 199mm | 200mm |
¥1,980(incl. tax)
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