ASHDOWN / GZR-POD

「The Pedal of Doom」は、18ヶ月にわたる設計、テスト、コラボレーションの集大成であり、ギーザー・バトラーの功績に敬意を表して制作されました。彼の代名詞であるトーンと、「Hand of Doom」のような名曲の精神からインスピレーションを受けています。このシグネチャーペダルは、時代を定義した圧倒的な深みと豊かな倍音をベーシストにもたらす力を持っています。

「Pedal of Doom」の核となるのは、切り替え可能なデュアルEQシステムであり、これにより二つの個性的なトーンを完全に柔軟に作り出すことができます。各チャンネルに搭載されたBass（低音）、Low-Mid（低中音）、Hi-Mid（高中音）、Treble（高音）のコントロールに加え、共通のTrebleノブも使用することで、高い精度でサウンドを調整できます。繊細な音のレイヤーを重ねる場合でも、あるいは圧倒的な破壊的な轟音を解き放つ場合でも、歪みの前後（Pre/Post-Drive）でEQを完全にコントロールできます。

切り替え可能な歪み回路を搭載した「Pedal of Doom」は、温かみのあるヴィンテージ風の唸りから、すべてを押し潰すようなディストーションの壁まで、あらゆるサウンドを生み出します。ノブを調整することで、サウンドに加える音の粘りや、圧倒的な歪みの深さを完璧に設定できます。これにより、音楽的な繊細な表現から、身体に響くような極限の重低音までを、自在に行き来することが可能です。

このペダルは、英国で設計された極めて頑丈な筐体が特徴です。耐久性を高めるため、厚さ1.6mmの亜鉛メッキ鋼板に合金パネルを組み合わせた構造です。二つのVUメーターを搭載しており、入力と出力のレベルをリアルタイムで監視。システム全体の音量バランスを正確に保てます。また、ノイズ対策を施したトランス内蔵のバランスDI出力があるため、PAミキサーや録音機材へ簡単に直接接続できます。グラウンドリフトスイッチも搭載しており、安心のパフォーマンスを保証します。

このペダルは、発売前にギーザー・バトラー本人によってテストされました。彼の評価は明確でした。

「これは間違いなく、私がこれまで弾いた中で最高のサウンドと設計を持つペダルだ。私のアンプと組み合わせれば、まさに私が求めていた『破滅の音（サウンド・オブ・ドゥーム）』になる」

ギーザー自身によるこの賛辞は、「Pedal of Doom」が、本気のベーシストに妥協のないトーンを提供するためのAshdownの決意を証明しています。