自分のギターに物足りなさを感じる方、人とは違う個性的なギターでアピールしたいという方にオススメなのが、配線を改造する方法です!自分の使いやすい仕様にするために、スイッチ、ポット等をギターやベースに増設し、ギター内部の配線を改造します。ちょっとした作業で、自分の楽器を、より自分好みにグレードアップさせることができます。
今回は市販のミニスイッチを用いて、最も代表的な改造である「タップスイッチの増設」と「ダイレクトスイッチの増設」をご紹介します!
タップスイッチとは、ハムバッキング・ピックアップの片方のコイルのみを動作させ、シングルコイル・ピックアップに近い音を出力させる機能を持つスイッチです。具体的な配線方法の前に、まずは、サウンドの要となるピックアップについて、簡単に見ていきましょう。
写真のピックアップは、GIBSON系のギターに広く搭載されている「ハムバッキング・ピックアップ」と呼ばれるピックアップです。ストラトキャスターに搭載されている、シングルコイル・ピックアップが2個並んだ状態です。この2個のコイルを活用したハムバッキング・ピックアップは、シングルコイル・ピックアップに比べ、より大きく信号を増幅し、芯の太いサウンドが出力されます。
それでは早速、タップスイッチ増設のための配線方法を見ていきましょう。用意するものはON-ONタイプのミニスイッチ、半田、半田ゴテ、配線材、ワイヤーストリッパー、ラジオペンチです。
ミニスイッチのレバーを矢印の方向に動かした際に、四角で囲まれたピンが導通する仕組みになります。
このミニスイッチを使用し、図のように配線すると、
たった2か所のハンダ付けをするだけで、簡単にハムバッキング・ピックアップをシングル・ピックアップと切り替えて使用できるようになるのです!
ちなみにピックアップのタップ線はメーカーによって色が異なりますので、配線の際にはよく確認しましょう。
ダイレクトスイッチとは、設定しているボリューム、トーンの値に関係なく、強制的に全ての回路をバイパスし、出力をフルテンにする機能を持つスイッチです。ボリュームを絞った状態でバッキングを弾き、ギターソロの時にはボリュームMAX!という動作が、小さなスイッチ一つを切り替えるだけで簡単に実現できます。
それでは早速、ミニスイッチを使用した配線方法を見ていきましょう。
とても便利なダイレクトスイッチの配線は右図をご覧ください!
ボリュームポットの配線も組み合わせる必要があるため、<タップスイッチ>に比べると、若干難易度は上がります。それでもこの配線により、ストレスのないスムーズな演奏が可能になることを考えれば、試してみる価値は充分にあると思います
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した配線を駆使して、自分のギターを周りのギタリストが羨むような自慢のギターにしちゃいましょう。今後も、簡単にできる色々な配線の改造方法を紹介していきます。お楽しみに!!
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