ここから本文です

パーカッション編

パーカッションとは、英語では「打楽器」を意味しますが、日本では一般的にドラムとは分けて考えることが多くなります。ドラムと組み合わせて、独特のアンサンブルを生み出したり、時にはリズムを強固なものにします。パーカッションを演奏する人を一般的にパーカッショニストと呼びます。
それぞれの楽器サイズはドラムと同様に、主にインチで表記します。

コンガ

コンガはキューバ生まれのパーカッションで、打面には水牛の革が使用されています。REMOやEVANSから合成樹脂製打面のコンガも発売されており、それらは湿度などの影響を受けにくいことが特徴です。また、日本ではあまり一般的ではありませんが、コンガは大きさによって名前が異なり、小さいものから順に、キント、コンガ、トゥンバドーラと呼ばれています。

キント
11”
コンガ
11-3/4”
トゥンバドーラ
12”

ボンゴ

ボンゴは、コンガ同様キューバで生まれたパーカッションで、同じく水牛の革を使用しています。コンガとの違いはその大きさにあり、片手でも持ち運べるほど小さく、そして大小2つの太鼓が繋がっているのが特徴です。
こちらもREMO、EVANSから合成樹脂製打面のものが発売されています。

ジャンベ

ジャンベは西アフリカ生まれのパーカッションで、ヘッドに山羊皮を使用し、ロープでチューニング出来るものの他、REMOやLPから合成樹脂ヘッドにキーチューンタイプの商品も発売されています。
最近は日本でも、ストリートライブやクラブイベントなどでよく見かけられます。低音は中央を、高音は淵を叩きます。

カホン

カホンはその手軽さから、ジャンベよりもさらに日本での普及率の高い、ペルー生まれのパーカッション。スペイン語で「箱」を意味し、その名の通り直方体で、後方にサウンドホールが空けられています。叩く位置により低音と高音を分けることができ、1台でドラムセットのようにバスやスネア、その他の音色を得られます。その多様性から近年特にストリートライブなどで重宝されています。

ティンバレス

こちらもキューバ生まれのパーカッションです。金属の胴にプラスティック・ヘッドが張られていますが、ボトム(下)にヘッドはありません。形状はスネアに似ていますが、タムのような音が鳴ります。演奏の際はリムショットが多用され、金属的な音が特徴的です。一般的には、大小異なるサイズを一つのスタンドに取り付け、ティンバレスの上にはカウベルやアゴゴをマウントして使用することが多く、胴体の側面を叩くパイラというアプローチもあります。

カウベル

カウベルはその名の通り、元々牛などの家畜の居場所を知らせるためのベルでしたが、ラテン音楽に取り入れられ、今では広く普及しているラテンパーカッションの代表的楽器となっています。
手で持つか、ホルダーに固定するか、バチの種類などでも容易に音色が変えられます。

関連記事

サウンドマートスキル出品を探す サウンドナビアフィリエイト記事を書く

カテゴリーから探す

ブランドから探す

ブランド一覧を見る
FACEBOOK LINE YouTube X Instagram TikTok