T60RPmk2aiは、T60RPシリーズ初となるMade in Japanモデルとして国内工場で1台1台丁寧に組み上げた、伝統工芸と音響技術が織りなす魅力的なリスニングモデルのRPステレオヘッドホンです。
<特徴>
■日本の伝統染料「本藍」の阿波藍を共同開発して仕上げたハードメイプル無垢材ハウジング
・熟練職人と共同開発した徳島の阿波藍でハードメイプルハウジングをひとつひとつ丁寧に染め上げ、木目が美しく現れる深い藍色に仕上げました。植物の藍のみで作られた「本藍」による染色は、ハードメイプルの硬質で比重が重く音に余計な色付けをしない特性を生かすことができ、しっかりとした深みのある低音域、濁りがなくクリアで伸びやかな高音域をお楽しみいただけます。
■上位機種と同じ7Nグレードの高純度OFCケーブルを内部配線材に採用
・上位機種と同じ不純物を極限まで排除し伝送能力を高めた7N(99.99999%)グレードの高純度OFC(Oxygen Free Copper:無酸素銅)ケーブルを内部配線材に採用することで高音質化を図りました。左右のハウジングに装備した2極3.5 mmコネクタによるリケーブルの対応性を向上するだけでなく、リケーブルによる高音質化にもポテンシャルを発揮します。標準付属アンバランスケーブルには高音質OFC導体を採用し、別売バランスケーブルはφ4.4:ET-RP4.4BL2Yをご用意しています。
■Ultrasuede?イヤーパッドを標準装備し快適な使い心地
・オプション設定の東レ社Ultrasuede?イヤーパッドを標準装備しました。蒸れにくく柔らかな肌触りで滑らかかつ高品位な重低音域から高音域までの音質を提供するとともに低反発のアラウンドイヤー型による優れた装着感で、長時間にわ
たるリスニングでも快適にご使用いただけます。
■第4世代へと進化したRPドライバー
・50年に渡り自社技術で改良を重ねるRPテクノロジーの全面駆動型平面振動板ドライバーは、第4世代で平面振動板の振動領域の拡大と均一化のため、振動板を挟み込むマグネットを増量しプリンテッドコイルのパターン形状を新設計しま
した。さらに磁気回路の構成部品も一新して磁束分布を最適化することで、振動板の不要共振を抑え鋭いレスポンスでの音の立上がりと立下がりを実現しています。これまでに培った様々な技術を全面的に導入して開発された第4世代ド
ライバーは、感度の向上、モニタリングしやすい滑らかな周波数特性、優れた過渡特性を同時に達成。重低音域から高音域まで正確かつ繊細に再生可能とすることで、正確な定位感と音場の再現能力を従来よりさらに向上させました。また従来同様に自社工場での一環製造により確かな品質を提供します。
※RP及びRPテクノロジーは(Regular Phase)フォステクスの独自開発技術です(特許出願済み 特願2024-054367)。
<阿波藍による染色について>
日本の歴史ある天然染料であり江戸時代の浮世絵などで知られる藍のなかでも、徳島の阿波藍はその染め上げの美しさから古くより高級染め物にはなくてはならない染料として全国に知られていました。しかし従来の方法では木材を染めることは難しく、染料の濃度調整、発酵工程、土壌づくりから試行錯誤が重ねられました。T60RPmk2aiのハウジングは、天然のタデ藍のみで作られた「本藍」の染料を使い、手作業で日数を掛けて塗りと乾燥を繰り返し染め上げています。この過程で温度や湿度の変化が染料の乾燥に影響すると共に、ハウジング一つひとつの木目の状態により細かい色素粒子が木材の組織に入り込む条件が変化します。これにより本藍ならではの深みのある青さを湛えながらメイプル材の滑らかな木目が美しく浮かび上がり、製品一つひとつの左右まで風合いが全て異なる、まさに革新の色のハウジングを実現しました。
※ハウジングの染料「本藍」は、葛飾北斎「富嶽三十六景」の青色の一部にも使用されています。
<仕様>
■型式:セミオープンダイナミック型
■ドライバー: RP方式平面振動板
■インピーダンス: 28 Ω
■感度: 96 dB/mW
■最大入力: 3,000 mW
■再生周波数帯域: 10 ~ 40,000 Hz
■本体質量: 約398 g(ケーブル含まず)
■ケーブル: φ3.5 mm(2極)ミニプラグx2(L,R)⇔ φ 3.5 mm (3極)ステレオミニプラグ・ケーブル(2 m)×1 、φ3.5 mm
→φ6.3 mmステレオフォーン変換コネクタ×1
■付属品:専用ポーチ、安全上のご注意
関連商品
商品レビューProduct Review
すべてのレビューを見る