イギリスのパンク・バンド「ザ・ポーグス(The Pogues)」のフロントマン、シェイン・マガウアンが11月30日に死去したと、ザ・ポーグスの公式ページが発表しました。享年65歳。
アイルランド人の両親を持つシェイン・マガウアンはロカビリーサウンドを取り入れたパンク・バンドNipple Erectorsに参加した後、The Poguesを結成。1984年に「Dark Streets of London」を発表しデビュー。アイルランドのルーツ・ミュージックでもあるケルティックフォーク・サウンドをパンクスタイルで披露する、古今混在の新しいロックとしてイギリス中で 迎え入れられました 。1980年代を代表するクリスマス・ソングの一つ「ニューヨークの夢」といったスタンダードヒットを放つ一方で、来日公演でも毎回みられた常に泥酔しながら歌うステージでは、時々歌詞や歌う箇所を間違えても大きな声援が送られるというシェインのキャラクターは、まさに世界一愛された酔いどれ詩人そのものでした。そんな唯一無二のリアル・パンクス、シェイン・マガウアン率いるザ・ポーグスのライブにおいてラストナンバーとしてよく演奏されていた定番曲をお贈りして、心よりご冥福をお祈りいたします。
The Pogues - Fiesta
The Pogues