SENNHEISER / EW-DP EK (T12)

ライブ・コンサートから映像収録まで、様々な業界でワイヤレス音声伝送をリードするSennheiserの動画撮影用オンカメラ・ワイヤレス・システムの受信機がEW-DP EKです。他のEvolution Wireless Digitalシリーズの送信機と組み合わせて使用します。免許不要で購入した日から誰でも使用できるUHF B帯を使用しているため、すぐに導入することができます。

※本製品は受信機のみです。送信機は含まれませんので、別途ご購入ください。

対応する送信機

高音質デジタル変調を採用、歪みを防ぐ134dBのダイナミックレンジと10チャンネル同時使用を実現

従来機種EW G4シリーズはアナログ変調であったため、コンパンダーと呼ばれる機能を用いて音声を圧縮して伝送していました。EW-DP EK受信機及びEW-Dシリーズの送信機では、デジタル変調を採用しているためコンパンダーを必要とせず、クリアで精細なサウンドを得ることができます。デジタル変調でありながらも信号の遅延（レイテンシー）は1.9ミリ秒と極小に抑えられており、遅延を感じることなく使用できます。

受信機もしくはアプリで入力レベルが設定できるだけでなく、送信機にデュアルADコンバーターを搭載したことで134dBのダイナミックレンジをもつワイヤレス伝送を実現。送信機側の感度設定が不要となり、送信機の感度設定ミスによる意図しない歪みを防ぐことができます。

加えて、10チャンネルまで同時に使用することができます。これは従来機EW G4シリーズの8チャンネル同時使用を上回るスペックであり、演者ごとに送受信機を用意することで、スムーズな収録を実現します。

OLEDディスプレイと専用アプリによる快適な操作

音声の送受信回路とは別にセットアップ用のBluetooth送受信回路を内蔵。ワイヤレス機器で難しいとされる送受信機の同期（Sync）も送受信機双方のSYNCボタンを押すだけで完了します。さらにお手持ちのスマホとEW-DP EK受信機をBluetoothでペアリングすれば、専用アプリ（Smart Assist App）を使用して監視とセッティング変更を行うことができます。

設定済で出荷されているため初回起動時にそのまま使用することができますが、周波数の変更・設定が必要な場合でも、オートスキャン機能を用いて自動的に最適な周波数を設定することができます。

本体及びアプリから設定可能な項目

• Gain：マイクの入力音量設定
• Output Level：出力音量設定
• Headphone：ヘッドホン出力音量設定
• Mute Switch：ミュートスイッチの有効/無効
• Auto Scan：周波数のオートスキャン機能
• Channel：選択した周波数でのチャンネル設定
• Frequency：周波数の手動設定
• Brightness：ディスプレイの輝度
• Reset：工場出荷設定に戻す

複数の電源供給方法に対応

撮影現場での電池切れは撮影に大きな影響を及ぼしますが、EW-DP EK受信機はBA 70リチウムイオンバッテリーと単3乾電池、USB給電の3種類の電源供給に対応。もしリチウムイオンバッテリーが切れても入手しやすい単3乾電池を使用することができます。セットには1本のBA 70リチウムイオンバッテリーが同梱されており、EW-DP EK受信機経由で充電することができます。

EW-D SKM-Sハンドヘルド送信機は、単3乾電池のほかBA 70リチウムイオンバッテリーを使用することができます。BA 70を使用した場合、単3乾電池よりも長い約12時間の駆動が可能です。別売のEW-D Charging Setを購入すると、2つのBA 70バッテリーとL 70 USB充電器が含まれています。

チーズプレート（マウンティングプレート）を介した多彩な取り付け方法

EW-DP EK受信機底面にカメラネジ穴があるだけでなく、16箇所のカメラネジ穴が開いた鉄製のチーズプレート（マウンティングプレート）が付属。EW-DP EK受信機底面には強力な磁石が埋め込まれているため、チーズプレート（マウンティングプレート）を瞬時に取り付けることができます。付属のアダプターでシューマウントが可能ですが、DSLRのカメラリグ等にチーズプレート（マウンティングプレート）を取り付けることも容易です。取り付け用のネジやベルトクリップ用のアダプターも付属します。

なお、カメラにはEW-DP EK受信機から、付属の3.5mmTRS-3.5mm TRSケーブル、または3.5mmTRS-XLRケーブルを用いて接続します。