CLASSIC PRO / MIX010N

◇ プロの現場で信頼できる“使いやすさ”

このケーブルの大きなポイントは、コネクターにREAN製（ノイトリックグループ傘下）を使っているところ。ケーブルもコネクターもノイトリック社の工場で生産されている。見た目はシンプルだけど、ロックの感触や端子の噛み合いがしっかりしていて、ステージでもスタジオでも安心して使える。実際の現場では「丈夫さ」以上に「素早くつなげて、確実に外れない」ことが重要で、その意味でこのコネクターは現場向け。音が出ないトラブルって、だいたいケーブルかコネクターが原因。そういう意味でも信頼できる作りだ。

◇ 2芯モデル― 素直な音で扱いやすい

2芯タイプは、基本的な作りのスタンダードケーブル。音の傾向はとても素直で、クセがなく、録りたい音をそのまま出してくれる感じ。ボーカルやアコースティック楽器に特に相性がよくて、ナチュラルな中域の出方が好印象。短い距離での使用（1〜3m）ではノイズも気にならず、宅録やサブミキサー周りの配線にぴったり。柔らかくて巻きグセも少ないので、扱いもラク。

◇ まとめ ― プロ仕様の品質がこの価格帯で手に入る

REANコネクター、素直な音作り、扱いやすいケーブル構造。どれも“プロ仕様”として十分通用する内容で、価格以上の価値がある。2芯は気軽に使える汎用ケーブル、4芯（MIX010FN他）は現場でのノイズ対策が必要な人におすすめ。音に余計なクセがないので、ミックスの邪魔をしないし、オーディオファンにも向いている。派手さはないけど、だからこそ長く使える「信頼できる道具」だ。