Lowden Guitars / F-35C IR/SS

Original Seriesより更にグレードの高いトーンウッドを使用したのが、Lowden Guitarsの35 Series。この個体はトップに4Aシトカスプルース、サイド/バックに4Aイースト・インディアン・ローズウッドという組み合わせでオーダーしたものです。シェイプはLowdenのラインナップで中間に位置するFシェイプ。Oシェイプと比べると、低音が抑えられ高音域が綺麗に響く印象です。またボディのくびれの位置も異なり、ハイポジションまで使いたいギタリストであればFシェイプをおすすめします。
サイド/バックにインディアン・ローズウッドを使用しているということで、温かい音色だろうと予想していたのですが、実際に音を出してみると温かさの中にアタックが見えるようなクリアさも合わせ持っている印象を受けました。木材だけでなく、Lowden独自のボディシェイプや「ドルフィン・プロファイル」と呼ばれるバインディングが奏功しているようです。低音もとてもクリアに発音できるため、半音下げチューニングやオープンチューニングを用いるギタリストにもおすすめの1本です。