Lowden Guitars / O-32

このO-32はLowden Guitarsのレギュラーモデルである「Original Series」のうち、トップにシトカスプルース、サイド/バックにはイースト・インディアン・ローズウッドが使用されたモデル。シェイプはLowdenのラインナップ中もっとも大きなボディのOシェイプとなっています。
ローズウッドのサイド/バックと、大きなボディシェイプということもあり、低音が豊かで柔らかい音色が得られます。個人的に印象的だったのはギターの鳴り方。トップを見ていただくとかなり分厚い板が使われていることが分かるかと思うのですが、その影響もあってか、ボディ全体が鳴るというよりも、サウンドホールから真っすぐに音が飛んでいくように鳴る印象を受けます。これはマイクを立ててアコギを収録するようなシチュエーションでは非常に扱いやすいんじゃないかと感じました。また、トップ板が分厚いのは、高温多湿な日本でも気候の影響を受けにくそうで好印象です。マットで上品な見た目も愛着が湧くこと間違いなし。一生モノの1本を探しているギタリストはぜひご検討ください。

サウンドハウススタッフ