Led Zeppelinの名曲Moby DickやStairway To Heavenでも使用された、ジョン・ボーナムのゴングが匿名のバイヤーにより、$64,000を越える額で落札されました。
LedZeppelinNews.comによれば、故ジョン・ボーナムがステージで使用していたそのゴングは、元々、ジョンの妹でシンガーのデボラ・ボーナムと、彼らの母親、ジョアン・ボーナムから譲り受けたもので、ボナムズ&バターフィールズ記念オークションで落札されませんでしたが、7月6日にバイヤーによって買い取られました。
購入した方は、よほどのボンゾフリークでクールな壁飾りとして手に入れたか、今頃地下室で大きな音を出して楽しんでいるところでしょう。
「ジョンは、そのゴングをいくつかの曲でダイナミックな効果を出す為に使ったんだ。元々は$120.00位の代物だったんだが、まさか$64,660まで行くとは驚いた。お金持ちのコレクターも昨今は不景気のはずなのにな。」ジョン・ボーナムのドラム・テックをしていたジェフ・オチェルトリー氏はこのように話しています。
ボンゾフリークにとってはもはや説明不要ですが、このゴングはハンマードブラス製で、フロントに2文字の漢字がペイントされ、リムの上部には二つのサスペンションホール付き、直径は75.5cm (29 inch)。ボーナムがゴングを使い始めたのは、1968年12月にLed Zeppelinが彼らの最初のUSツアーでサポートを務めた、Vanilla Fudgeのドラマー、カーマイン・アピスに触発されたからだと言われています。教則本"A Thunder Of Drums"の中で、ジェフ・オチェルトリーはこのように語っています。
「彼はマレットを使ってゴングを"ウォームアップ"させる方法を知っていたんだ。ただ叩いていただけではなかったんだよ。」
偉大なるジョン・ボーナムの「Moby Dick」演奏中におけるゴングを使ったソロはこちらで聴くことができます。
You Tube「Led Zeppelin Moby Dick - Earl's Court 1975 RARE - Part 2 / 3」Musicrader.comより