チューニングとは、ギター各弦の音程を決められた高さに合うよう調整すること。
正しくチューニングして演奏することは上達への近道!ギターを弾く前には、必ずチューニングする習慣をつけましょう。
ギターの標準的なチューニングは6弦(一番太い弦)から E・A・D・G・B・E(ミ・ラ・レ・ソ・シ・ミ)
各弦の音程を確認してからチューニングを始めましょう。
7弦ギターの場合、7弦を B(シ) の音に合わせるのが標準的なチューニングです。
様々なチューニングの開放弦の音を聞いてみましょう。
ギターのチューニングは、ヘッドについているペグを回すことで音程を上げ下げし調節します。
レスポールのような両側にペグがついているギターは、6~4弦と3~1弦でペグを回す向きが異なるので注意しましょう。
チューナーはチューニングをする際の必須アイテム!
チューナーを使うことで簡単かつ正確にチューニングを行うことができます。チューナーには主に下記のような種類があります。
低価格帯モデルに多いタイプ。メトロノームと一体型になっているモデルなどもあります。
KORG / GA-50
¥1,550
カード型チューナーの定番モデル。手に取りやすい価格も魅力。
KORG / GA Custom Black
¥4,840
カード型チューナーの定番GA-50の後継モデル。視認性に優れる3Dビジュアルメーターを搭載。精度も±0.1セントと大きく向上している。
BOSS / TU-30
¥2,740
メトロノームつきのカード型チューナー。練習に必要な機能をコンパクトにまとめたモデル
コンパクトエフェクターと同程度のサイズに出力端子をもち、エフェクターボードに組み込んで使えるタイプ。高機能なモデルも多数存在するタイプです。
KORG / Pitchblack X
¥10,800
チューナーの定番ブランド「KORG」の最新機種。「ULTRA BUFFER」を搭載し、長いケーブルを使用した際の音痩せを防ぎきます。高い精度とユーザーフレンドリーな機能を備えるおすすめモデル。
TC Electronic / Polytune 3
¥15,800
6弦同時チューニングが可能な高機能モデル。第3世代となり、音質劣化を防ぐバッファ回路も内蔵している。
ROWIN / LT-920
¥6,780
頑丈なアルミ合金製の筐体を採用したペダルチューナー。ほかのペダルへDC9V電源を供給する機能を備えており、合計で2Aまでの供給が可能です。
ヘッドに挟み振動を検出してチューニング行うモデル。ケーブルで繋ぐ必要がないため自宅練習のときなどに重宝します。
SNARK / ST-8
¥1,980
LCDカラーディスプレイを採用した、視認性に優れるクリップ型チューナー。同社の従来機より大幅にチューニング精度が向上し、使い勝手もアップしています。
TC Electronic / Polytune Clip
¥7,580
ヘッドに挟むだけで6弦同時チューニングができるモデル。ストロボモードでは±0.02セントという高精度を誇る。
DADDARIO / PW-CT-21 NS Micro Clip Free Tuner
¥2,810
超小型クリップチューナー。ヘッドにすっぽりと隠れてしまうためステージ上でも目立たない。
チューニングは下記の手順で行います。
01
ギターとチューナーをケーブルで接続します。
02
ギターのボリュームが上がっていることを確認したら、弦を鳴らし音程を合わせていきます。
03
弦を鳴らし、チューナーを確認
04
ペグを回して音程を調整
05
メーターが中央を示すよう調整
06
6弦から1弦まですべての弦で同じ工程を行います。1本だけ音が合っていないときでも、6本すべての弦を確認するようにしましょう。
工程を繰り返し、すべての弦の音程が合えばチューニングは完了です。
チューニングをする際は、ペグをしめる(音程を上げる)方向で行いましょう。
ペグを緩めるとムラが発生し、チューニングが狂いやすくなります。
音程が上がりすぎた場合は、一旦合わせたい音程よりも下げてから、再度ペグをしめる方向に回し音程を合わせると、より正確なチューニングすることができます。
カード型やペダル型チューナーを使用してチューニングする際は、ギターのトーンを少し絞ると余計な倍音が抑えられ、チューナー側での音程認識が安定します。
音程の基準となる音をキャリブレーションピッチといいます。
ギターの場合A(ラ)=440Hzに合わせるのが一般的ですが、近年のオーケストラなどではA=442Hzで合わせるところも多いです。
キャリブレーションピッチは時代によって異なり、バロック時代には現在よりも半音低いA=415Hzが一般的だったと言われています。
ちなみにヘヴィメタルバンド・PANTERAのギタリストであるダイムバッグ・ダレルはA=431Hzでチューニングすることでヘヴィなサウンドを生み出していたそう。
6弦のみ1音下げたチューニングをドロップチューニングと呼びます。
レギュラーチューニングのときに1音下げた場合は、6弦=DになるためドロップDチューニングと呼ばれます。
音を下げることでよりヘヴィなサウンドが得られるのはもちろん、パワーコードを指1本で押さえることができるなどのメリットもあります。
エフェクターに使う電池の音の違いが聞き分けられる、良いサウンドを得るため会場によってエフェクターボードの配置を変えるなどなど多くのこだわりをもつことで知られるギタリスト:エリック・ジョンソンはチューニングにもこだわりが。
多くの人は6弦~1弦へ順番にチューニングするかと思いますが、エリックは3~1弦、その後4~6弦という順番でチューニングするそう。
このやり方が最もチューニングが狂いにくく、音も良くなるそうです。
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