Ovaltone ( オーバルトーン ) / HEAVY BLOW BASS-OVERDRIVE

Ovaltone初のベース専用オーバードライブ「HEAVY BLOW」。プリアンプ的な軽度なサチュレーションから、芯まで歪ませるファズ級の強力ドライブまで、多様な音作りが可能です。クリーンブレンドは信号を分断しない「PRE GAIN」方式を採用し、原音とドライブが一体化した極上のサウンドを実現。内部30V昇圧駆動により太い低音域とクリアな高音域を両立します。

Ovaltone 初の完全ベース専用設計オーバードライブ。わずかなサチュレーションを加えるプリアンプ的な使い方から、自然な原音ブレンドのドライブサウンド、芯まで歪ませるファズに近いサウンドまで、セッティング次第で実に多様な役割を担えます。

クリーン成分のミックスは、信号を分割後にミックスする方式ではなく、PRE GAINによってメインドライブ中のクリーン成分の割合を制御する方式を採用。これにより、クリーンとドライブの分離が少なく、より一体感のあるサウンドが得られます。

電源は内部で 30V へ昇圧されて駆動するため、もたつきのないボトムエンドや、太さを保ったハイフレットのサウンドをサポートします。開発時からプロミュージシャンの意見を取り入れ、サウンドとコントロール系の双方を実用性に重点を置いて追い込みました。

※本機は内部昇圧 30V 動作のため、電池（外部電池スナップ含む）は使用できません。また、電池での使用は本来のサウンドが得られないため推奨しません。

<メインコントロール>
基本的なコントロールとして、大きな3ノブをメインコントロールと考えます。

GAIN　・・・歪み量をコントロールします。
VOLUME　・・・音量をコントロールします。
TONE ・・・高域の量をコントロールします。

<サブコントロール>
中央の小さい PRE GEAIN ノブと、筐体上部の2つのプッシュープッシュスイッチの３つをサブコントロールとして考えます。
これらのサブコントロールは全てプリゲイン部分（回路の最初の部分）に関係するコントロールです。

PRE GAIN　・・・メインのドライブ回路に入る前のゲインをコントロールします。
上げるとクリーン成分と全体の歪み量が増えます。クリーン成分の割合のみを増やしたい時は PRE GAIN を上げ、上がった分の歪成分が不要の場合は GAIN を下げて減らします。

CLIP　・・・PRE GAIN部分のクリッパーを有効にして、PRE GAIN部分でも歪みを足せるようにします。
CLIPオン　⇒ PRE GAINノブを上げると主に歪みが増します。
潰れたような質感が得られるため、ファズサウンドを狙う時におすすめです。PRE GAIN が低いと CLIP の閾値に届かないことがある為変化が少なくなります。

DEEP　・・・PRE GAIN 部分で増幅される信号の低域を増強します。
歪ませることで低域に不足を感じたり、プリアンプ的に使用する際の音作りに便利です。PRE GAIN が上がっていると相対的な変化量が小さくなります。

<コントロール設定のヒント>
音作りの基準として、以下の設定からスタートすることをお勧めします。

1.プッシュスイッチ（CLIPとDEEP）を両方ともNORMAL（押し込まない状態）に設定します。
2. PRE GAINを12時（中央）に設定します。
この状態にすることで、GAIN、VOLUME、TONEの3ノブによる、一般的なオーバードライブペダルとして基本的なサウンド作りが可能です。
基本的な音が定まったら、PRE GAINノブと2つのプッシュスイッチ（CLIP / DEEP）を操作して音色を微調整していく、というイメージで捉えると、各コントロールの役割を理解しやすくなります。

■ベース用オーバードライブ
■機械式スイッチ-トゥルーバイパス
■内部構成：メイン回路はハンドソルダリング、電源回路部は一部SMD部品を使用
■消費電流：起動時約100mA以上、通常時約53mA/9VDC
※起動時に100mA以上が必要となる為、パワーサプライには100mA以上の仕様の物をご使用下さい。
■内部動作電圧：30VDC
■電源：安定化済みのACアダプタ、またはパワーサプライ(DC9V、センターマイナス2.1mm)
※電池駆動不可（外部電池スナップを使用しての電池使用も本来のサウンドにはならない為、電池の使用は不可となります。）
■重量：約340 g
■サイズ：(W)72 x (D)127 x (H)56 (mm)※突起含む