KH 120 Ⅱ AES67は、KH 120 Ⅱにネットワークオーディオ機能(AES67規格)を追加したモデルです。背面のイーサネット端子の数が異なります。それ以外の仕様は同一です。KH 120 II AES67はDanteで生成されたAES67ネットワークストリームに対応しています。
なお、KH 120 Ⅱのイーサネット端子はMA 1マイクを使用したキャリブレーションで使用するものであり、ネットワークオーディオへの接続はできません。
KH 120 Ⅱ WとKH 120 Ⅱ W AES67は、それぞれのホワイトモデルです。色以外の仕様は、各ベースモデルと同一です。
なお、KH 120 II は旧モデルKH 120(KH 120 A)はモデル名及び外観は似ていますが、仕様が異なる別機種です。機能及び音響特性すべてが異なりますので、ご注意ください。
レコーディングやミキシングを行うためには低域から高域まで脚色なく再生する能力が求められます。KHシリーズはサイズを超えた豊かな低域再生が魅力ですが、KH 120 Ⅱも特徴を踏襲。5.25インチウーハーで44Hzからの低域再生を実現しました。
その低音再生能力は数々の独自技術が支えています。キャビネットそのものはコンピューター・シミュレーションをベースに設計され、パイプ共振減衰を考慮した高性能バスレフポートを搭載。ユニット自体はロングスロー・バス・ドライバーが採用されています。
コンピューター・シミュレーションによるキャビネットデザインの恩恵は低域にとどまりません。特徴的なツイーター周囲のくぼみとMMDウェーブガイドによって音が飛ぶ方向(指向性)が緻密にコントロールされています。
横方向は広く調整されているため、リスニングポイントが動いても音の変化が最小限。たとえばデスク脇のキーボードを弾きながら音を聞いてもベストポジションからあまり変わらない音を聞くことができます。ミキシング用途だけでなく、作曲や編曲などの用途にも使いやすいスピーカーです。なお、縦方向は狭く調整されているためデスクトップへの設置でも置き場所による反射の影響を受けにくくなっています。
そのままでも優れたモニターサウンドが聞けるスピーカーですが、MA 1測定用マイク(別売)とイーサネット経由でのオートマチックモニターアライメントを活用することで、そのポテンシャルをさらに引き出すことが出来ます。
Windows及びMacに対応したオートマチック・モニター・アライメント・ソフトウェアでは、MA 1マイクで部屋の音響特性を測定し、結果に対応した音をソフトウェアが算出。イーサネット接続を通じてKH 120 Ⅱの出力音を部屋にマッチした音に調整します。調整はスピーカー内部のDSPで行われるため、一度設定してしまえばイーサネット接続は不要。部屋にあわせた音の出るスピーカーが出来上がります。
その効果は誰もが頷く仕上がりで、一度KH 120 ⅡとMA 1で調整されたサウンドを聞くと、オートマチック・モニター・アライメント無しには戻れないでしょう。KH 120 Ⅱを導入する場合は、ぜひ同時にMA 1マイクを購入されることをお勧めします。
KH 80 DSP | KH 120 Ⅱ | KH 120 Ⅱ AES67 | KH 150 | |
---|---|---|---|---|
イーサネット端子 | 1 | 1 | 2 | 1 |
周波数特性 | 57 Hz 〜 21 kHz、+/-3dB | 44 Hz 〜 21 kHz、+/-3dB | 44 Hz 〜 21 kHz、+/-3dB | 39 Hz 〜 20.4 kHz、+/-3dB |
最大音圧 | 108.8dB SPL | 116.8dB SPL | 116.8dB SPL | 118.7dB SPL |
ツイーター | 1インチ + MMDウェーブガイド | 1インチ + MMDウェーブガイド | 1インチ + MMDウェーブガイド | 1インチ + MMDウェーブガイド |
ウーハー | 4インチ | 5.25インチ | 5.25インチ | 6.5インチ |
高域アンプ出力 (THD 10%) |
70W | 100W | 100W | 100W |
低域アンプ出力 (THD 10%) |
120W | 145W | 145W | 145W |
クロスオーバー周波数 | 1.8kHz | 1.7kHz | 1.7kHz | 1.7kHz |
入力端子 | XLR/TRS | XLR(アナログ入力),RCA(デジタル入力) | XLR(アナログ入力),RCA(デジタル入力) | XLR(アナログ入力),RCA(デジタル入力) |
入力インピーダンス | 14kΩ | 24kΩ | 24kΩ | 24kΩ |
電源 | 100〜240V, 50/60Hz | 100〜240V, 50/60Hz | 100〜240V, 50/60Hz | 100〜240V, 50/60Hz |
最大消費電力 | 180W | 320W | 320W | 320W |
重量(本体のみ) | 3.4kg | 5.4kg | 5.4kg | 8.0kg |
寸法(W x H x Dmm) | 154 x 233 x 194 | 182 x 287 x 227 | 182 x 287 x 227 | 303 x 480 x 403 |
2024/07/14
Prism Sound AIFで起こる問題は解決されました!
投稿者名Reviewed by:vjam526v 【沖縄県】
MA1ソフトウェアのアップデートにより、Prism Soundオーディオインターフェイスでもキャリブレーションできるようになりました!私も実際に試してみてキャリブレーションできました。出音は自然なままに感じます。周波数のフラット化はもちろんですが、位相の補正が特に良かったです。比べるとそれまでの音はトランジェントがダブついてた事が分かりました。
サポートから頂いたアップデートの内容を下記に抜粋します。
↓↓↓↓
ノイマンMA1ソフトウェアとPrism Sound製インターフェースとのサンプリングレートエラーの件につきまして、当該エラーは、先日発表された最新アップデートにより改善されました。
当サイト右上のユーザータブから「Product Registration」にアクセスいただき、次ページの「Already registered? Log in now!/既に登録はお済みですか? 今すぐログインしてください!」をクリックすると、ログインページが表示されます。
https://product-registration.neumann.com/
ログイン後、「SOFTWARE DOWNLOAD」タブを開き、「MA 1 - Automatic Monitor Alignment Setup 2.3.1」をダウンロードしてください。
当アップデータをインストール後、 Prism Sound製インターフェースを認識する様になります。
レビューIDReview ID:143785
2023/07/22
精確でコンパクトさを感じさせない素晴らしい出音
投稿者名Reviewed by:Debuneko 【大分県】
S/PDIF同軸で使用しています。最終的にKH120 IIでDAするためか、アナログ接続の音との違いはよくわかりませんでした。
出音は文句なしです。
オートモニターアライメント、すごいと思いました。自宅の環境で違いをはっきりと聴き取ることができました。
今後はDSPによる補正がメインストリームになるのだろうなと強く思わされました。
歪みを感じないクリーンな出音で、サイズからは予想できないようなしっかりとした低音があります。空間の中で微妙な変化が克明に描写されていて、わかりやすいです。
ガイドウェーブの形状のおかげでデスクからの反響も抑えられているためか、付帯音が少なくなったと思います。
音響軸(底面から166mmの高さ)から数ミリ上にノイマンのロゴの中心があるので、耳の高さを意識しやすいのもナイスです。柔らかく光るノイマンのロゴが、ともすれば退屈に思える業務用然とした外観に洗練されたクリーンな印象を与えているように思えて、見た目もすごく気に入りました。
補正機能、デジタル入力の追加による対応力の拡張、ピークリミッターやサーモリミッター等のスピーカー保護機能も充実していて、欠点の無いスピーカーだと思います。
円安で何の機材買うにしても割高感がつきまといますが、この音ならこれくらいの値段するよなって思えました。
おすすめです。
レビューIDReview ID:141404
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商品ID:331205
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