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2015/05/22
いつもサウンドハウスをご利用頂き、誠にありがとうございます。この度、サウンドハウスは全商品全国どこでも送料無料化という大胆なプロモーションにふみきりました。本年度も様々なプログラムをお客様に向けて展開する最中、その目玉となる「送料無料化」を5月22日よりスタートし、お客様の期待にお応えすることができることを、社員一同、大変嬉しく思っています。
送料無料については、業界内でもちょっとした議論が生じています。ご存じのように、EC販売(通信販売)では注文頂いた商品を運送会社に委託し、商品を配送しています。当然のことながら無料で配達を請け負ってくれる奇特な運送会社はあるはずもなく、商品の大きさや届け先によって、決められた送料を弊社は運送会社に支払っています。よって、送料無料というのはあくまでも、お客様からは送料を頂かず、商品の代金をもって弊社の方でやりくりする、ということになります。
サウンドハウスでは創業以来、お客様より送料を頂いてきましたが、その金額は業界で最も安い金額の目安として知られてきました。弊社では、商品の大きさや重量に基づいて計算される運送会社の契約運賃から全国の平均的な送料を割り出し、それをもって国内一律の運賃とし、お客様に支払いをお願いしてきたのです。無論、その背景には国内最大級のネットショップならではの通常料金よりも安い契約運賃のメリットをそのままお客様に還元し、あくまで送料は実費のみお支払いをお願いすべき、という思いがありました。
ところが、昨今のネットSHOPは、最大手のAmazonをはじめ多くのSHOPが全面的に送料無料を打ち出しています。送料の支払いを肩代わりすることにより、お客様に割安感を与え、売上の増加を目指すことができます。しかしその結果、実質上の赤字販売も横行することとなり、それに対抗できない小さなSHOPは価格競争に負けて撤退せざるを得ない状況に追い込まれています。価格競争の一端を担う「送料無料」というサービスには資金力が背景に伴うことから、赤字販売は弱者に対して決してフェアーではなく、放置すれば小さなショップが世間から全て姿を消してしまう状況に陥ることも考えられ、議論の余地が残されています。
つまるところ、サウンドハウスは前記の通り、実際に発生する送料は基本的には別途徴収し、赤字販売になるような状態だけは避けなければならないという思いを今でも持っています。しかしながら、現時点での「送料無料化」は、多くのお客様が求める一般的なサービスとなり、競争が激化する中、サウンドハウスも遅ればせながら全面的に送料無料化に踏み切った次第です。社員一同、鋭意努力し、この難題を乗り越えていく覚悟です。
送料無料のサービスは、「商品を買いたい!」と思いついた時、送料を気にすることなく商品をご注文頂ける大変便利なサービスです。是非とも大いにその利便性を活かし、どんどんご注文頂きたいと思っています。そしてわがままを言わせて頂けるなら、ご注文の際には、できるだけ商品をまとめてくださるよう、気に留めて頂けると幸いです。「送料無料化」の後、さらなる新サービスのリリースも企画しています。これを機に、より一層、サウンドハウスをご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
株式会社サウンドハウス
代表取締役 高坂昌信