カフェやレストラン、小売店舗でのPA機器の選定ポイントとは?
コンパクトで高音質な注目のヤマハBGMシステム
皆さんはお店にBGMを流したいとき、どんなことを検討されますか?必要な機材は?気をつけることは?
今回はBGMシステムを選定する際のポイントについて、最近コーヒーショップやファーストフード店など街中でよく見かけるヤマハのスピーカーを例にご紹介します!
スピーカー担当 河西
BGMは内装や照明、家具と並び、お店の雰囲気づくりに欠かせない重要な要素です。心地良い音空間を提供することで、来店客の滞在時時間や購買単価、更には来店頻度を向上させることができます。さらに、厨房や空調ノイズや隣のテーブルの会話が聞こえ難くなるよう、マスキングする効果もあります。これらの目的を達成するために、BGMを届けたいエリア全体に対して、均一な音量・音質でBGMを再生するなど、システム設計が重要です。
一般的に、BGMシステムは、流したい音源をアンプに入力し、スピーカーに出力します。BGMシステムでは、まずフロアの広さや天井高から、最適なスピーカーの種類・台数を決めることから始まります。
BGMに使われるスピーカーは、設置方法やカバーエリアによって大きく分けて2種類あります。それぞれの特徴を踏まえて空間に合ったスピーカーを選定します。
ヤマハ VXCシリーズ
天井に埋め込むタイプのスピーカーで、目立ちにくい。下向きに設置されるので、天井が高い場合にはカバーエリアに均一に音を届けることができます。天井が低い場合には真下の音量が大きくなります。
ヤマハ VXSシリーズ
天井や壁に金具を使用して固定する露出タイプのスピーカー。音を届けたいエリアに合わせた設置位置や角度の調整が可能なので、天井が低い場所でも広範囲にBGMを届けることができます。
ヤマハVXC2Fをペンダント
マウントキットに装着した場合
吊元からワイヤーで吊るタイプのスピーカー。自由に高さが変えられ、天井の高いところでも任意の高さに設置が可能。
スピーカーによっては存在感がありすぎて、店舗の雰囲気を損なうことがあり、多くのオーナーさんはスピーカーが目立たないことをご希望されます。スピーカー選定の際には、店舗の意匠になじむデザインかどうか検討が必要です。
天井が低くスピーカーからの距離が近かったり、ラジカセやコンポなど少ないスピーカーで全体をカバーしようとすると、真下にいる人が煩く感じたり、遠くの人には聴こえないことがあります。全体を満遍なくカバーできるスピーカーを選定することが重要です。
店舗では空調や照明、インテリアなどが優先され、スピーカーやアンプを設置するスペースが取れないことがあります。また、天井板が薄いために天井埋め込み型スピーカーが設置できないこともあります。機材選定の際は、設置方法も確認し、場合によっては別売金具を活用するなどしましょう。
上記ポイントを全てカバーできるスピーカーをご紹介します。驚きの小ささ!この見た目からは想像できない心地良い音楽再生が可能なんです。
スピーカー担当 河西
ヤマハのVXS1MLはコンパクトデザインなので意匠に馴染みながら高品位な音楽を届けることができます。広い指向角度も特長で、少ない本数でも客席を均一にカバーすることが出来ます。また、オプションブラケットで壁埋め込みや、照明レールへの設置も可能です。
手のひらサイズの
コンパクトデザイン
自然で高品位なBGM再生
水平170°x垂直170°の広い指向角により客席を均一にカバー
内装に合わせて壁、天井、照明レールに設置可能
小規模BGM用途には、VXS1ML×4台がお勧めです。ジャズやロックなど、低音が効いた音楽を流す場合は、サブウーファーVXS3Sを1台追加するとより豊かな音質でBGMが楽しめます。オプションの壁付けコントローラーDCP1V4S-USを使用すれば、アンプを直接操作することなく、スタッフの方でも簡単に音量のコントロールが可能です。
VXS1ML 4台
VXS3S 1台
MA2030a 1台
合計:XXXXXX(税抜)
※オプション壁付けコントローラー、スピーカーケーブルは含んでいません
※設置工事費が別途必要です。
スピーカーを天井に埋め込みたい場合は、天井裏のスペースに注意しましょう!お勧めはこちらの薄型スピーカーヤマハ「VXC2F」です。
スピーカー担当 河西
VXC2FはヤマハVXCシリーズの中で最も薄型で小口径。設置制限のある現場に最適です。
『VXC2FB』『VXC2FW』は、奥行きとなるバックカンが高さ76mmの薄型設計かつ開口寸法がφ186mmと小口径になっており、懐の浅い天井など設置制限のある現場に最適なモデルです。
『VXC2FB』『VXC2FW』は指向角度が『VXC』シリーズ『VXC-F』シリーズの中で、最も広い160°のため、天井が低い店舗でも少ない台数でより広いエリアを均一にカバーすることが可能です。
オプションのペンダントマウントキット『PK-C4B』『PK-C4W』を使用することで、天井から吊下げて設置することが可能です。近年増加しているスケルトン天井へも柔軟に対応します。
デザインはシンプルで洗練された印象で、店舗の内装にも溶け込んで目立ちません。
10,364円 (税抜)
10,364円 (税抜)
豊かな音質と均一なカバーエリアを実現する天井埋込型スピーカー。VXC2Fと開梱寸法は同じですが、奥行きが長く低音がより出るので、天井裏に制限が無い場合にはこちらがおすすめ。
スピーカーは何台必要?組み合わせるアンプはどうすればいいの?そういった方にお勧めの、お手軽シミレーションツールはこちら!
スピーカー担当 河西
ヤマハインストアミュージックシステムアドバイザー(YIMSA/イムザ)は、店舗に必要なスピーカーとアンプリファイアーのシステムを素早く算出するためのウェブツールです。店舗のサイズと雰囲気等の情報を入力することで、最適なシステムを提案します。
店舗のタイプや求める音量などの基本的な情報を入力します。
Step1で入力した情報に基づいた推奨システムを確認します。ここではスピーカーの組み合わせを「Best」または「Good」の2種類から選択します。
Step2での選択をもとにヤマハの推奨システムを確認します。
*ツール内のアイコンをクリックすると、パラメーターのより詳細な説明を確認できます。
*有効な店舗サイズは5m~20m(16.43ft~65.64ft)、高さは2.2m~5m(7.22ft~16.43ft)です。
*最適なモデルはヤマハスピーカーシステムVXS・VXCシリーズ、パワーアンプリファイアーMA/PAシリーズから推奨されます。