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SCHECTER HELLRAISER HYBRID C-1 FR S UV |
在庫状況:Stock:
![]() 価格:¥208,000(税込) Price:208,000 yen(incl. tax) |
参考になった人数:5人(5人中) 5 out of 5 people found this helpful. |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 弾きこなすには良い意味でも悪い意味でもクセがある | 2021/03/14 |
まず商品自体について。フロイドローズということでチューニングの安定に相当期待していたのだが、これがこの個体固有の欠陥なのかどうなのかはわからないが、アームダウン後とアームアップ後とでチューニングが変わってしまうという現象が発生してしまった。原因は十中八九、ブリッジ本体のエッジ部分と2点止めポストの接点部分で、アームダウン後とアームアップ後とで「戻る位置」が微妙にずれるためだと思う。もちろんアームダウン後にアームアップを一回かますなどすれば一応チューニングは戻るのだが、それだと普通の(きちんと調整された)シンクロナイズドトレモロとまったく同じなので、フロイドローズであるメリットはそこまでないなあ、というのが本音である。(追記:結局のところトレモロブロックに自分で削ったナット素材を貼り付けてダウンオンリーにすることで、チューニングは完全に安定した。) 次にサウンド面について。このギターはフロントにサスティニアック、リアにEMGという構成なのだが、とにかくEMGの出力パワーがすごく、普通のギターならばクリアなところが、ガンガンに割れたり歪んだりしてしまうするくらいだ。なのでリアを使う場合はボリュームを5程度に落とすか、入力の最初にプリアンプをかましてゲインを下げる必要があった。一方フロントだが、シングルということもあるのかリアに比べてパワーが低い。そのため、フロントとリアの音量差が相当あるのだが、これを逆手に取って、クリアやクランチサウンドを出す場合にはフロントで、ガリガリに歪ませる場合にはリアに切り替える、という方法が使えた。そういう意味ではピックアップの使い分けとバランスが明確になっているとも云える。さらにこのギターの売りのひとつであるサスティニアックだが、音を歪ませたりモードをハーモニックスで使ったりするとシャレにならないほどハウった音になってしまうため、現時点では「クリア」「ノーマルモード」「インテンシティ最小」のみで使用している。 と、ここまで色々述べてきたが、総合的に判断すれば性能×価格の費用対効果は相当高いと云えるだろう。正直色々クセもあるしフロイドローズは手間がかかるし使う場面も限定されるため決して「万能ギター」とは云えないが、そういうところが本人の用途や嗜好に合うのであれば、これはすばらしい宝物になるだろう。 | ||
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SIT STRINGS S942 EXTRA LIGHT POWER WOUND NICKEL ELECTRIC |
在庫状況:Stock:
![]() 価格:¥920(税込) Price:920 yen(incl. tax) |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | TUSQ XLのナットとの相性が悪いかも | 2021/01/06 |
チューニングが安定するという書き込みが多かったため、試しにストラトタイプのトレモロ付きギター(ロックペグ+TUSQ XLナット+BladeRunnerトレモロブリッジ+ロックサドル)に付けてみたところ、それまで使っていたコーティング弦に比べ、明らかにアームダウン後のチューニングの狂いが大きくなってしまった。またアームアップするとチューニングが元に戻ることから考えても、ダダリオのXTEやエリクサーのNANOWEBのような「ちょっとお高い」ツルツルのコーティング弦に比べ、TUSQ XLナットとの相性が悪いとしか考えられない(ちなみにNANOWEBのプレーン弦自体には巻き弦同様のコーティング処理はされておらず、その代わりにAnti-Rust加工という錆防止の処理がされているとのことだが、それでもSITのような普通のノンコーティング弦と比べれば明らかに滑りが違う)。かといって潤滑性が売りのTUSQ XLナットにわざわざグリスを塗るというのも抵抗があったので、結局全部の弦をNANOWEBに張り替えたところ、特にアームアップしなくてもチューニングが安定するようになった(ていうかもとの状態に戻った)。という次第で(安いし弦そのものが悪いというわけでもないので)この弦はトレモロなしギター専用にし、トレモロ付きギターでは使わないことに決定……したのだが、その後1弦が切れたため、応急処置として余っていたSITの1弦(1弦と2弦が多く入っているというのはいいですね)を張ったのだが、やはりアームダウンをすると1弦だけチューニングが狂う始末。うがあ。 | ||
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LSR ROLLER NUT
価格:¥7,480(税込) Price:7,480 yen(incl. tax)
なので意を決して自分でローラーナットへの交換を実行。元ナットを外した後にマスキングテープを張り、時々ローラーナットを当てながら平ヤスリで慎重に削っていく。約1時間ほどでピッタリと嵌まる位置まで削れたので、完全に固定する前に弦を張り直して試してみたところ、この時点ですでにチューニングは安定。これはいけると確信し、ドリルで下穴を開けてから木ネジで止めて完成。後は弦高とオクターブチューニングを調整したら、どんなにアーミングしてもチューニングは狂わず弦落ちも皆無。正直もっと早くやればよかったと思った。
で、私のようにシロートでは取付が難しいと思っている皆様へ。確かに専用工具を持っていない状態では無理かもしれませんが、必要な道具(側面にも目が入っている粗目?細目の平ヤスリ、1.5mmのドリル、精密プラスドライバー、マスキングテープ等)さえ用意しておけば、作業的にはまったく難しくないです。ちなみにプロショップから戻ってきたナット溝の位置が1弦側にずれていた(=6弦側が広くなっていた)ことも、結果的に「1mm程度の弦間の違いはどうってことない」ことがわかったので、そういう意味ではプロショップに良い勉強をさせてもらったと感謝してます。