MC.YSDが、初心者からワンランク上の音を目指したいDTMerまで予算/用途別に紹介。そして、パフォーマンス動画でMC.YSD自身のセレクションを披露します。Let’s check it out!
宅録とは、音楽スタジオなどを利用せずに、自らマイクなど録音環境を整えて「自宅」で「録音」することを言います。現代ではパソコン及びDTMソフトの性能向上により、パソコンを使用した録音が“宅録”の主流となっています。
DTMとは「Desktop Music」の略称で、パソコンを使って音楽制作や録音を行うことを指す和製英語です。現在のDTMに最低限必要なものはパソコンと「DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)」と呼ばれる録音/編集ソフトウェアとなります。オーディオ・インターフェイスを始めとする周辺機器やソフトウェア音源を用意することでさらに創作の可能性が広がります。また、スマホ向けのDTM環境も整いつつあります。
楽器やマイクなど、外部からの音をDAWへ録音したい場合、パソコンと楽器を中継する「オーディオ・インターフェイス」が別途必要となります。楽器やマイクはオーディオ・インターフェイスへ接続し、内部でデジタル化された信号がパソコン上のDAWへ録音されます。オーディオ・インターフェイスを接続した場合、パソコンから出る音声はオーディオ・インターフェイスのヘッドホンアウト、または背面のスピーカーアウトから出力されることになるため、パソコンのオーディオ入出力部分の機能がそのまま接続したオーディオ・インターフェイスへ置き換わるようなイメージです。パソコン内部はノイズが多いため、内蔵の音声入出力の代りにオーディオ・インターフェイスを用意することで、パソコン上の音をより高音質なサウンドでモニターすることも可能になります。楽器を使わない場合でも、いい音でパソコンの音楽を楽しむために是非用意しておきたいところです。
次に必要なのが、音をモニターするヘッドホンまたはスピーカーです。DTM用途の場合、リスニング用のヘッドホン/スピーカーのように、低音が強調されたり、サウンドに色付けがなく、フラットな音響特性をもつモニター用のヘッドホン/スピーカーが好ましいとされています。音源制作時にヘッドホンやスピーカーの音に色付けがあると、正確な音でモニタリングすることができないため、作った楽曲を違う環境で聴いた際に低音が強調されすぎたり、逆にスカスカになってしまったりして「家ではいい音だったのに…」という現象が起こりがちです。どんな環境でもいい音に聞こえる作品を作るためには、フラットなモニタリング環境の構築が重要なポイントとなります。
最後に、あると便利なものがMIDIキーボード/コントローラーです。MIDIキーボードは、普通のシンセサイザーのようなキーボードとは違い、キーボード本体には音色が内蔵されていません。基本的にUSBケーブルでパソコンと接続し、押された鍵盤の情報を「MIDI」と呼ばれる信号をパソコンに送ることで、DAW上に立ち上げたソフトウェアの音源を鳴らしたり、DAWのパラメーターを操作することができます。まさにDTMに特化したキーボードが、このMIDIキーボードです。リアルタイムに演奏する以外に、マウスを使わずに和音やメロディーのMIDI情報を打ち込めたりするのであると便利です。機種によっては、DAW上のパラメーター調整や、再生/停止などを手元でコントロールできるフェーダーやノブがついています。
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何から揃えたら良いか迷うなら、YSDが予算別で3つのコースを紹介するよ!これから始めたい人にぴったりの1万円コースから、本格的な15万円コースまで!予算や目的に合わせて選んでみてね。
コスパに優れたシンプルなセットアップ。簡単なボーカル/楽器録音であればこれで完結可能!オーディオ・インターフェイス+DJヘッドホンの組み合わせは、通常の音楽鑑賞等でも高音質を楽しめます。演奏やボーカルの録音を主体に考えたセットです。
セレクトされた機材
充実のバンドルソフトとワンランク上のモニタリングシステムをセット。生音録音はもちろん、打ち込みメインの制作にも対応できる攻守バランスのとれた組み合わせです!MASSIVEをはじめとする強力シンセを収録した「KOMPLETE 11 SELECT」をチョイスすることで、ソフト音源のクオリティにもこだわっています。打ち込み主体、またはバンドサウンド+打ち込みにおすすめです。
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制作の核となるDAWソフトは、オーディオ/MIDIトラック数無制限のフラッグシップ・モデル。多彩なジャンルをカバーする充実の付属音源に加えて、「Addictive Drums2」「EZ KEYS」でドラムとピアノの生音をアップグレード。ステレオ入出力/MIDI入出力を備えたオーディオ・インターフェイスUR22mkIIにより、様々なソースを入力可能。拡張性にも優れたセットアップです。
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サウンドハウスのラッパー、MC.YSDが制作環境に関して緻密なライム(韻踏み)を紡ぎ出す、30秒にYSDの機材への熱い気持ちが詰め込まれています。コスパ最強のスピーカーから定番のオーディオ・インターフェイスまで、パソコンがあればすぐに制作が始められるセットを紹介。この機材を揃えればYSDになれるかも!?
スタジオ・モニター、小さくても迫力のある低域
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モニター・ヘッドホン、長時間装着しても疲れない