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2010/05/22のニュース

  • Electronic Musicianレビュー AUDIX ドラム用マイクセットFP7 No.3

    Electronic Musicianレビュー AUDIX ドラム用マイクセットFP7 No.3

    2010/05/22

    ■AUDIX
    FP7


    KEEP YOUR OVERHEAD LOW

    当初は、セットに含まれた2本のコンデンサーマイク、f9の評価に悩みました。f9は低音域(200Hz以下)でロールオフするため、ドラムのオーバーヘッドとして使用する際は、イコライジングによって不要な周波数を削る作業もいりません。また、8kHzレンジで若干の厚みがあるため、特にライドベルを演奏すると、澄んだ高音、はっきりとしたスティックのサウンドを得る事ができます。同シリーズの他のマイク同様、欲しいサウンドがすぐに得られるため、ステージではその威力を発揮します。一方、スタジオではマイクの選択肢が多く時間に余裕もあるので、私はAKG414やAudio-Technica AT404をオーバーヘッドで使っています。ただ、これらのマイクはペアで、FP7マイクセットの倍以上もするため、単純に比較はできないでしょう。スタジオで使っているこれらのマイクは、通常外に持ち出さないので、やはりツアーのおいてはf9が頼りになります。

    今回FP7を使って、オプションのドラム用マイクマウント、Dviceを試す機会がありました。セット内容は、スネア用クリップと短いグースネックがついたタム用クランプで、価格は$24.95。このマウントスタジオDviceはステージでのセッティングを簡単に行えるだけでなく、マイクをフレキシブルに設置する事ができます。ライブごとに余分なマイクスタンドを運ぶ必要もなくなります。

    Fusionシリーズは、自信をもってお勧めできるドラムマイクセットです。f6/f5/f2はハイエンドなドラム用マイクD4/D6/i5の半額でありながら、その85%~90%のクオリティを持っています。既に高性能なコンデンサーマイクをスタジオ用のオーバーヘッドとして使っている人には、コンデンサーマイク無しのマイクセット、FP5がお勧めです。いずれにしてもFusionシリーズマイクセットは1本当たりの平均価格が$70とお手頃ながら、素晴らしいドラムサウンドを再現します。



    総合評価 (1~5): 4
  • Electronic Musicianレビュー AUDIX ドラム用マイクセットFP7 No.2

    Electronic Musicianレビュー AUDIX ドラム用マイクセットFP7 No.2

    2010/05/22

    ■AUDIX
    FP7


    KICK INTO GEAR

    特にバスドラム用として設計されたf6は、中音域が効果的に押さえられている他、低音域が厚く、5kHz辺りの高音域に特徴があるので、中域がこもることなく、ビーターのアタック音をはっきりと捕える事ができます。そのアグレッシブなキックサウンドは、ShureのBeta56に近いと思います。姉妹品のD6と同様、f6はEQなしでもすぐに使えるため、ステージでの急なセッティングでも期待通りのサウンドが得られます。

    スネア用に設計されたf5(吹奏楽器やギターキャビネットの集音にも向いています)は、周波数特性が55Hzから15kHzで、70Hzでロールオフするため、LFノイズを排除する事に成功しています。3kHzから8kHzのブーストにより、アタック感が増している他、内蔵された低質量ダイアフラムにより、立ち上がりの良い切れのあるサウンドを実現しています。最大137dBのSPLを誇り、パンチのあるサウンドを得る為に音源に近づけてセッティングした際に、過大入力によって音が歪んでしまうこともありません。セッティングに関しては、f5の後方部分がハイハットを一定量拾ってしまうことがあるので、コネクター部がハイハット方向へ向かないようにする必要があります。

    3本のタム用マイクf2はD4シリーズ同様、4インチと短いボディデザインで、コンガとコンガの間といったスペースが限られた場所でもセッティングが可能で、パーカッションのマイキングには最適です。f2は3kHzにはっきりとしたピークがあり、タムやコンガで使うと低音のブーミーさを残さず、アタック感のあるサウンドが得られます。また、ラックタム、フロアタムのいずれにおいても自然なサウンドを再現します。



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  • Electronic Musicianレビュー AUDIX ドラム用マイクセットFP7 No.1

    Electronic Musicianレビュー AUDIX ドラム用マイクセットFP7 No.1

    2010/05/22

    ■AUDIX
    FP7


    率直に言うと、私はドラム用のマイクセットがあまり好きではありませんでした。便利ではあるものの、どんなものにも取り付けられる様サイズが固定されたセットで、一本ずつ念入りに選んだマイクと比較すると、多くの妥協点がみられるものが大半だからです。一方で、私はAudixのボーカル用、楽器用マイクを長年愛用していて、D4/D6/D5ドラム用マイクでたくさんのレコーディングを行ってきました。それだけに、Audixが7本入りドラム用マイクセットのFP7を、ハイエンドモデルのDP7の約半額に当たる$479で販売する、と発表した時には興味を引かれました。

    Audixダイナミックマイクの新シリーズFP7は、バスドラム用のf6、スネア用のf5、タム用のf2が2本、そして低質量ダイアフラムを採用したオーバーヘッド用のf9という内容です。また各マイク用のホルダーと、f9用のウィンドスクリーンも付属します。これらが全て、内側にフォームが貼られたアルミ製のキャリーケースに収納されています。

    各マイクのボディは頑丈なダイキャスト製で、ダイナミックマイクには耐久性に優れたスチール製のグリルを採用し、プラスチック製パーツを使用したマイクでは壊れてしまうような、激しいドラム演奏にも耐えられる仕様となっています。F9コンデンサーマイクは単一指向性、その他のダイナミックマイクは超単一指向性で、ライブ演奏中のカブリを極力抑えるほか、対フィードバック性にも優れています。



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  • 気軽にDJを始められるDISCOVER DJ登場 !

    気軽にDJを始められるDISCOVER DJ登場 !

    2010/05/22

    ION AUDIO 「DISCOVER DJ」

    気軽にDJを始められる画期的なDJセットDISCOVER DJが発売となります。DISCOVER DJ はUSB接続のDJコントローラとDJソフト(MixVibes Cross LE)のセット。iTunesライブラリを含むコンピュータに保存された音楽ファイルをコントローラで操作して、簡単にDJミキシングを楽しむことができます。

    ※DJプレイの際にメインアウトとは別にモニタリングを行うには、2系統以上のステレオアウト(4chモノラル)を装備したオーディオ・インターフェイス(別売)が必要です。
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