運動会、お祭り、子供会、自治会、町内会などで催される野外音楽イベントで呼び出しやBGMを流すために必要なマイク、ミキサー、パワーアンプ、スピーカーなどの音響機材を紹介します。
運搬、設置、使用方法がシンプルで簡単なほうが良いという場合には、「簡易PAシステム」を中心としたPAシステムがおすすめです。
JBL/EON208Pは、ミキサーとパワーアンプが一体になったパワードミキサーとパッシブスピーカーx2のセットです。パッシブスピーカーは、パワードスピーカーとは違い、電源不要なため、設置場所の自由度が高いというメリットがあります。また、簡易PAシステムの場合、スピーカーに最適なパワーアンプが用意されているため、
持ち運びや保管の際は、ミキサーの前後にスピーカーを付けて一体型にすることができます。
操作も簡単で、司会やMCのマイクの場合、マイクとEON208Pをマイクケーブルで接続したら、音量つまみを回すだけで音を出すことができ、初めての方でも安心してご使用いただけます。Bluetooth音楽再生に対応しているので、スマートフォンやPCなどをワイヤレスで接続してBGMを流す用途にも最適です。フォン入力、RCA入力端子、ステレオミニ入力端子もありますので、マイク以外にもキーボードやCDプレーヤーなど様々な機器を接続することができます。
マイクを接続することができる入力端子は、「XLR端子」となります。
ラインレベル(モノラル)で出力される機器を接続する場合は「フォン端子」に接続します。
DJミキサー、シンセサイザー、キーボード、CDプレーヤーなど、ステレオ(L/R)出力のある機器は「ステレオ入力チャンネル」に接続します。縦にL、Rとフォン端子が配置されていることが多いです。
例えばバンドの「ボーカルにリバーブをかけたい」という場合は、エフェクターを搭載しているモデルを選びましょう。
W数の目安は、
スピーチ系のイベントで「観客1人=1W」
ライブなど音圧、音量が必要とされるイベントでは「観客1人=3W」と言われています。
野外のイベントでは、屋内と違い、音が拡散するため、それぞれ2倍程度のW数を目安にしてみてください。
ただし、さまざまな条件により音の聴こえ方は変化するため、あくまで目安として参考にしてください。
例)CSP10 2台をCPX1500(500Wx2)で使用する場合は「500W」を目安にします。
100W | 300W | 500W | 1000W |
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基本的なW数の考え方はこちらになります。
スピーカーの許容入力(PGM:プログラム) > パワーアンプの定格出力(RMS:実効値)
サウンドハウスでは、小さすぎず、大きすぎずのちょうど良い組み合わせとして「許容入力W数の半分 以上、許容入力W数 未満」を推奨しています。
例)CSP10 許容入力500W(8Ω) → 8Ω時の出力が250~500W程度のパワーアンプ
1.スピーカーのインピーダンスと許容入力を確認
例)CLASSIC PRO CSP10
インピーダンス:8Ω、許容入力:500W(PGM)
2.パワーアンプの定格出力を確認
例)CLASSIC PRO CP1000
8Ω時 340W+340W(RMS)
スピーカーの許容入力より大きい信号を入力すること、またスピーカーの許容入力値に近い出力の大きい信号を長時間入力することは、スピーカーの破損の原因になります。
「接続したスピーカーの許容入力の合計 > 低くなったインピーダンス時のパワーアンプの定格出力」
【パラレル接続とは】
スピーカー同士を接続することで複数台のスピーカーを鳴らすことができる接続方法です。
一般的には8Ωのスピーカー同士を接続して使用されることが多いです。例えば8Ω同士のスピーカーを2台接続した場合、4Ωのシステムとして使用する形となります。
【注意点】
パラレル接続は、パッシブスピーカー同士を接続することで簡単にスピーカーを増やすことができます。
こちらはCPX1500とCSP12x4台を接続する場合の接続イメージです。スピーカー、パワーアンプごとに端子が異なる場合がありますのでご注意ください。
パラレル接続のメリット
台数が増えることで音を届けることができるエリアが広くなります。例えば2台で使用時にスピーカーから離れた人に十分な音量で届けようとして音量を上げると、スピーカーの近くの人からすると大きすぎてしまいます。台数を増やすことで適切な音量で届けることができるようになります。
パラレル接続時の注意点
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