バイオリンは弓で演奏します。楽器本体に目がいきがちですが弓は音色を決めるとても重要な楽器の一部です。弓には松脂を塗りますがこれも色々種類があります。全て説明するのは難しいですが弓と松脂について簡単にご説明します。
バイオリンというと本体に目を奪われがちですが、実は弓は付属品ではなくそれ自体がバイオリンという楽器の音色を決める、奏者が関与できる極めて重要なもの、と言えます。実際に弓は単体で様々なものが流通していて、価格も様々で文字通りのピンキリです。一言で説明するには難しい「弓」ですがこれだけは覚えておく方が良い、という事柄をお話しします。
棒状に見える部分全体をこのように呼びます。先端部分はヘッドです。
ヘッドについている白い部分はチップと呼びます。
手元の黒い部分はフロッグと呼びます。
スクリューボタンは弓の末端にある金属部分です
フロッグ側から弓の毛が出ている部分にある金属の半月型の部品。
そこに押し込まれて毛を固定しているのがくさびです。フロッグの中には毛を固定するためのくさびがありますがこれは形状が異なります。ヘッド側にも毛を固定するためのくさびがあり、これも形状は異なります。
毛は馬の尾毛を漂白脱脂したものを用います。多くが中国からの輸入品で毛の種類にもランクがあり、価格も高低があります。
実際にはもう少し細かく名称がありますが、大体この位を覚えておけば充分でしょう。
松脂と書くと松の木の樹液を固めたもの、と思いますが楽器用の松脂はメーカーによって色々な樹脂を混合して、粘りの強いコントラバス用、チェロ用、割とサラサラの粉がつくバイオリン用など種類は様々です。
コントラバス用の松脂をバイオリンに使ったりは出来ないので、買い間違いなどには気をつけましょう。
世界的な定番の松脂 迷ったらこれ
かつて入門セットには必ずと言っていい程ついてきたメジャーブランド
ピラストロの松脂は種類が豊富ですが、取りあえずバイオリンチェロどちらでもいける用途の広い松脂です
などがよく使われているものです。実際には各メーカー色々な種類を発売しています。
新しい弓を買ったら、松脂もついでに新しいものに換えてみるといいでしょう。弓と松脂を買い換えたその日から、楽器が取り代わった?と感じる位の変化が実感出来る場合が殆どです。ただ選定にはいきなり初めての方が臨んでもよく分からないのが実際のところと思います。
事前のご質問などでご相談を下さればアドバイス致します。SHの担当者が回答申し上げます。
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