今回の照明講座では、いまや舞台やクラブなどでも頻繁に使用されている、スモークマシンにスポットを当ててみたいと思います。
スモークマシンとは、粘度の高い液体を霧状に噴出させることにより、各種照明機材の光源やレーザーの光のラインを見えやすくし、より照明効果を高めるための機械です。また霧や、雲のような演出を行う為にも使用されています。
サウンドハウスで取り扱いのあるスモークマシンは下記2種類に分類されます。
フォグマシン本体を、通常は5~10分程度ウォームアップしてから使用します。煙を長時間出力することにより、その後、ヒーターが冷却されたり、過熱保護によるヒートアップ停止のため、一時的に出力できない場合があります。
モクモクした煙を出力するタイプ。
霧状の煙を出力するタイプ。
基本的にフォグマシンと機能は同様ですが、フォグマシンの先端に氷やドライアイス用タンクを搭載し、煙を冷却して低い煙を出力します。
コンプレッサーで油を霧状にして噴出する為、ウォームアップをする必要が無く、常時出力することができます。比較的、均等にフォグを拡散することができる為、より綺麗で、斑の無い演出が可能です。リキッドが油性の為、照明機材の他、各種機材や建物の内装に油成分による汚れが付着することがあります。
とても細かい霧状の煙を出力するタイプ。
フォグリキッドは使用機材に適応したリキッドを使用してください。サウンドハウスで取り扱いのSTAGE EVOLUTION FLG5は高純度フォグリキッドとなり、STAGEEVOLUTION、ANTARI、AmericanDJ製品のフォグマシンで使用可能です。ヘイズリキッドはAmericanDJ社製HAZELIQUIDを推奨しており、AmericanDJ、ANTARI製のヘイズマシンで使用可能です。
フォグリキッドが気化した際には甘くこげたような匂いがあります。この匂いが気になる場合は、フォグリキッド専用の香料で、別の香りをつける事ができます。
※香料単体をフォグマシンにいれても煙は出力できません。また香料のみをフォグマシンに入れて動作させた場合、機械が壊れる可能性がありますので、必ずフォグリキッドに香料を混ぜてご利用ください。
使用上の注意点
長時間使用しない際は電源を必ずオフにして下さい。常時電源がオンの場合、ヒートアップとクーリングを繰り返し行う為、ポンプやチューブの目詰まりの原因となります。また古いフォグリキッドや他の液体が混ざったフォグリキッド等は決して使用しないで下さい。フォグリキッドの使用期限の目安は開封後1年となります。
フォグリキッドをタンクに注入後、すぐにタンクとフォグリキッドのボトルの蓋を締めるようにして下さい。埃が混入したり、リキッドの水分が蒸発すると、ポンプやチューブの目詰まりの原因となります。
本体内部に混入物などが堆積しないよう、40時間使用毎に内部洗浄を行ってください。または1週間以上使用しない場合も、タンク内のリキッドを捨て、内部洗浄を行ってください。
※絶対にリキッドタンクが空の状態でフォグマシンを動作させないで下さい。
※ヒーターユニットやポンプ、チューブが目詰まりすると出力できなくなります。
※ヒーターユニットの目詰まりの際は、保障対象外となります。
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