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ヘッドホンの種類

リスニング用や、DJ向けなど、用途によりさまざまなデザインのモデルがありますが、レコーディングなど音楽製作に使用されるスタジオヘッドホンでは、入力された元の信号にできる限り近い音で出力できるモデルが好まれます。

密閉型(クローズド型)

密閉型のヘッドホンは、ドライバーユニット(振動板)の背面がハウジングで密閉された構造になっていて、ヘッドホンの音を外に漏らさず、周囲の音をシャットアウトする「遮音性能」に優れているのが特徴。モニター用ヘッドホンや、DJヘッドホン、携帯に便利なポータブルヘッドホンに良く見られる構造です。

密閉型ヘッドホンは、細かい音の再生力を示す「解像度」が高く、レコーディングスタジオ等で使用されるモニター用ヘッドホンの多くに採用されています。

音質面では、音を漏らすことなく耳に伝えてくれるので、低音域を中心に力強い音を再生する特徴があります。代表的な密閉型ヘッドホンとしては、SONYの定番モニターヘッドホン「MDR-CD900ST」や、SENNHEISERの人気DJヘッドホン「HD25-1II」が有名です。

開放型(オープン型)

開放型ヘッドホンは、密閉型とは逆に、ドライバーユニットの背面が密閉されていません。メッシュやスリット等、ハウジングの背面から音が漏れる構造にすることで、音の籠りが無くなり、開放型特有の音抜けの良いすっきりとしたサウンドと、臨場感のある広い音場を楽しめます。

ただ音漏れするので、屋外での使用は注意が必要です。主にインドア(室内)での使用、映画鑑賞やイージーリスニングに向いています。代表モデルとしては、某アニメで一躍人気になったAKGの「K701」や、プロミュージシャンやヘッドホン愛好家が愛用しているSENNHEISERの「HD650」が有名です。

セミオープン型

密閉型(クローズド型)と開放型(オープン型)のちょうど中間にあたるのがセミオープン型です。上記のオープン型と同様に、ハウジングの背面から音が漏れる構造になっています。オープン型よりもメッシュやスリットの範囲を減らすことで、密閉型の低音再現力と、開放型の音抜けの良さ、立体的な音場を両立させてしまおうとして作られた構造です。

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