VOCALOIDや歌声合成ソフトをボーカルに用いて制作された楽曲「ボカロ曲」は、昨今ではTVCMに起用されるなど、定番の音楽ジャンルとして確立されています。この特集ページでは、そんなVOCALOIDや歌声合成ソフトウェア製品を改めて掘り下げていきます!
VOCALOIDとは、ヤマハが開発した歌声合成技術および、その応用ソフトウェア。メロディと歌詞を入力するだけでボーカルパートを作り出すことができます。
VOCALOIDを使用して制作された楽曲は「ボカロ曲」などと呼ばれ、様々なジャンルのボカロ曲がCDとして市販されていたり、動画サイトにも数多くアップされています。
ボカロ動画をCHECK!!!
自宅にあるパソコンを使用して始めることができます。
ただし、ソフトによって動作環境が異なる(Windows専用、Windows/Mac両対応など)ため、使用したいソフトの動作環境をメーカーページで事前にチェックしましょう。
メロディと歌詞を入力して、歌声を作るための編集ソフトです。
VOCALOID6 EditorやPiapro Studioのように、DAWソフトの中で扱えて、伴奏に合わせて歌声を同時に作ることができるものもあります。
初音ミクをはじめとする、本物の歌手の声データを収録したソフト。
ボーカロイドエディターでメロディと歌詞を入力することでボーカルパートを作り出せます。様々なボイスバンクが発売されているため、作りたい音楽に合わせて自由に選ぶこともできます。
ボーカロイドで音楽制作をするための基本ソフトウェア。歌詞とメロディを入力して歌声を合成し、伴奏(WAV)データを読み込んで音楽を完成させることができます。(メーカー直販のみになります)
スタンドアロンのほか、VST3/AU規格に対応し、DAW上でも動作させることが可能です。
※歌声を作るには、ボイスバンクが必要です
CRYPTON社製VOCALOID(初音ミクV4Xなど)に付属するエディター。VOCALOID6 + 好きなボカロ(ボイスバンク)よりもリーズナブルに入手可能ですので、こちらもお勧めです。
※VOCALOID5, VOCALOID6用ボイスバンクはご使用いただけません。
VOCALOIDと言えば、誰もが知る“存在”になった「初音ミク」。今では国外で単独ライブが行われるなど、VOCALOIDに留まらない様々なコンテンツとして広がりを見せています。
※この1本で基本的な音楽制作ができるように、VOCALOID4用歌ボイスバンク、ボーカルエディタ「ピアプロスタジオ」、DAWソフト「Studio One Artist Piapro Edition」をパッケージ!※Studio One Artist Piapro Editionは、32bitOSに対応していません。使用するためにはWindows10(64bit版)などの64bitOSが必要です。
VOICEROIDとして人気のある結月ゆかりを、VOCALOID化したボイスバンク。特徴の異なる「結月ゆかり 純」、「結月ゆかり 穏」、「結月ゆかり 凛」の3つのライブラリを同梱。それぞれの単品販売もございます。
※好きな文章をテキストで入力するだけで、それを「結月ゆかり」の声で読み上げさせる「VOICEROID2」も販売中!
その他のVOCALOID3用ボイスバンク一覧はこちら
その他のVOCALOID4用ボイスバンク一覧はこちら
VOCALOID5, VOCALOID6対応ボイスバンク一覧はこちら
VOCALOID5, VOCALOID6 対応ボイスバンク一覧
※その他VOCALOID5, VOCALOID6上でのボイスバンク対応状況(掲載のあるライブラリは互換性があります)
https://www.vocaloid.com/products
それでは、VOCALOID 3 Editorと歌声ライブラリ「ギャラ子NEO」を使って歌声を作ってみましょう。
VOCALOID3Editorを起動し、鉛筆ツールに持ち替えましょう。
ドラッグでメロディを入力。楽譜が読めなくてもメロディをつくることができます。
ダブルクリックすると、歌詞を入れることができます。一つひとつに歌詞をあてはめていきましょう。
再生すると、入力した通りに歌ってくれるため、あとは、コントロールパラメータなどで細かく調整して歌に表情をつければ歌声完成!
いかがでしょうか?ボーカロイドエディターと歌声ライブラリを使えばカンタンに歌声を作ることができます。ただ、目標の「“オリジナル” ボカロ曲」を作るには、歌声だけでなく伴奏も自作する必要があります。
※サウンドハウスではボイスバンクのみお取り扱いしております。
「ボカロ曲」と呼ばれる楽曲の中には、実はVOCALOIDを使っていないものがあることをご存じでしょうか?冒頭で述べたように、VOCALOIDとはヤマハが開発した歌声合成技術のことを指します。近年さまざまなメーカーが多様な手段を用いて新しい歌声合成ソフトウェアを発売しているため、広く「ボカロ」と呼ばれて、まとめて親しまれるようになりました。
ここではVOCALOID以外の音声合成ソフトウェアをご紹介します。
CeVIOとは、UGC(User Generated Contents、ユーザー生成コンテンツ)を支援し、新しいエンターテインメントを創出するために生まれたプロジェクト。CeVIO AIは、このCeVIOプロジェクトによって開発された、最新のAI技術により人間の声質・癖・歌い方・しゃべり方をこれまでになく高精度に再現することの可能な歌声・音声合成技術を搭載した新しいソフトウェアです。
また「喋ること」に特化したトークボイスと、「歌うこと」に特化したソングボイスが存在します。
近年注目の高まっている尖った声が特徴のソングボイス。人気バーチャルシンガー「花譜」の声をもとに製作されています。
※サウンドハウスでの販売品には、CeVIO AIエディターをパッケージ!
CeVIO AIソングボイス一覧はこちら
Synthesizer VとはDreamtonicsが開発する、人工知能とサンプルベースのハイブリッド手法で作成された歌声合成エンジン。歌声の編集は瞬時にレンダリングされ、波形表示もその場で行われます。
Synthesizer V Studio Proを導入すると、ブレス成分の分離出力オプションが選択可能に。よりミクロな歌声の調整を行う際にとても便利です。
SynthesizerV専用歌声データベース「重音テト」は、2008年のエイプリルフールのジョークとしての誕生から15周年の記念に「小山乃舞世」の声を元に制作された全く新しいデータベースです。
VOICEROIDで人気の関西弁姉妹、琴葉 茜・葵をもとにしたボイスバンク。シンガーソングライターとしても活躍する声優「榊原ゆい」の声を元に製作されており、柔らかさと力強さを持った歌声が特徴です。
※本製品に収録されている歌声データベースは「琴葉 茜・葵」で1種類となります。
Synthesizer V Studio Pro スターターパック
※Synthesizer V Studio Pro + お好きな歌声データベース ×1個
Synthesizer V 歌声データベース(ボイスバンク)一覧はこちら
VOICEROIDは株式会社エーアイが開発した人間的で自然な音声合成を実現することができる高性能音声合成ソフトウェアを元に、AHSが個人向け製品にパッケージングした製品です。 コーパスベース音声合成機能に加え、微妙なフレーズ(イントネーション)の調整やスピード調整、音声ファイルの作成などを行うことができます。
※コーパスベース音声合成とは予め収録された膨大な音声データから発音に必要な音声素片を検出し、自然に聞こえるように音声素片をつなぎ合わせて音声合成を行う方式です。
どのような言葉に対しても柔軟性が高く自然な発音をさせられることが特徴です。2000年頃より主流となっている非常に高性能な音声合成技術です。
VOICEROIDライブラリ一覧はこちら
そのほかの読み上げソフトウェア
製品を利用するにはエディターソフト + VOCALOIDボイスバンクが必要です。
※VOCALOID 6 Editorはメーカー直販のみになります
製品を利用するにはエディタソフトと専用ボイスが必要です。
※「ソングボイス」には「ソングエディタ」が、「トークボイス」には「トークエディタ」がそれぞれ必要なため注意!
※スターターキットの記載があればエディターも同梱されています。
製品を利用するにはエディタソフトと歌声データベースが必要です。
※さらに多言語で歌唱させる場合には「Synthesizer V Studio Pro」と「AI版データベース」が必要になるので注意!
※スターターキットの記載があればエディターも同梱されています。
それぞれのソフトウェアが単体で利用可能です。
※VOICEROID+シリーズ製品は、VOICEROID2ソフトウェア上でも使用可能。エディタは単品販売が無いため、VOICEROID2ボイスのいずれかの購入が必要です。