デジタル管楽器とは、電子管楽器・ウインドシンセとも呼ばれ、ブレスやタンギングなど息づかいを用いて電子音源を操作する楽器のことです。クラリネットやサックスをモチーフにした棒状の管体、口にくわえるマウスピースを持っています。デジタル管楽器の「簡単な操作」と「時間や場所を選ばない気軽さ」から、管楽器経験者だけでなく初めて音楽をスタートする方からも注目を集めています。
夜間や集合住宅でも気軽に練習ができます。サックスやトランペットの練習は周辺環境への配慮が欠かせません。デジタル管楽器は内蔵スピーカーをテレビ程度の音量に小さくするか、ヘッドホンを挿して音を確認することもできます。
ライブパフォーマンスなどで音を増幅させたいときはケーブルひとつでスピーカーに接続。
管楽器を全く吹いたことのない人でも数分ですぐにマスターできます。
リードの選別に悩んだり準備やウォーミングアップもなく練習しやすいのがメリット。
定期的な調整が欠かせない管楽器ですが、デジタル管楽器はメンテナンスフリーです。
パラメーターにより数値で設定も可能
例えばクラリネットの楽譜をアルトサックスで演奏するのは移調の必要があります。
デジタル管楽器は音色と調性(#・♭のキー)を自分好みの組み合わせに設定できます。
デジタル管楽器 | アコースティック管楽器 | |
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時間・場所 | 夜間や集合住宅でも気軽に練習が可能。内蔵スピーカーをテレビ程度の音量に小さくでき、ヘッドホンでモニタリングも可能 | 時間と場所は周辺環境に配慮が必要。思い切り演奏したい場合は防音室。 |
ウォーミングアップ | すぐに演奏できる | ウォーミングアップが必要 |
メンテナンス | メンテナンスフリー | 定期的な調整が欠かせない |
音色 | 様々な楽器の音色をボタンひとつで切替え可能。パラメーターにより数値で設定できる | 楽器ごとに基本的な音色は決まっている。 |
エフェクト | ボタンで切替可能 | ミュートやエフェクターを用いる |
調性 | 自由に選択できる | 楽器に固有の調性がある |
音域 | 音色に関わらず4~8オクターブ | 2~3オクターブが一般的 |
音の増幅 | ケーブルひとつでスピーカーに接続 | マイクを設置して集音、アンプに接続 |
すぐに音が出せ、ヘッドホンを繋いで練習もできるため
音色の幅広さ、機材との接続が容易なため、ジャズをはじめとしたセッションで活躍しています。
Highキーやサイドキーなどサックスのキー配列を完全に装備したAE10はサックスの指遣いを練習する用途でも人気となっています。
1980年代から進化し続けるウインドシンセの定番。T-SQUAREが演奏するF1グランプリのテーマ「TRUTH」や吹奏楽アレンジの原曲となった「宝島」の旋律が有名です。ゴム製のマウスピースと角柱のような管体、ローラー式のコントローラーを用います。
シリーズ
優れた可搬性にリアルな演奏性を兼ね備え、管楽器の演奏で培ったテクニックを何一つ妥協することなく表現できます。操作も簡単。これ一台で気軽に演奏できるのでビギナーにもおすすめです。繊細な息使いによる演奏から情熱的でパワフルな演奏まで幅広い演奏表現が可能。
商品ページへ※EWI4000S、EWI4000SW、EWIUSBは生産完了品
2016年 AE-10がリリース。サックスをモチーフにした革新的なデザインとiOS/Googleアプリを用いたエディターが話題に。2018年にはBluetooth機能を搭載した AE-05 Aerophone GO が登場。2019年には更に小型軽量化されたAE-01が加わり、デジタルサックスの人気機種となっています。
シリーズ
リコーダーをベースにした馴染みのあるボタンデザイン。内蔵6音色と最も気軽に演奏できるエアロフォン。無料の専用アプリAerophone mini Plusを使用することにより、アプリ内の50以上の音色で演奏可能。さらにレッスン機能で楽しく練習できます。
商品ページへ本体には厳選された11音色を搭載。Sax準拠のボタン配置にしたコンパクトなボディが特徴。無料の専用アプリAerophone GO Plusと、最大7台でアンサンブルを楽しむことができるAerophone GO Ensembleもリリース。
商品ページへSax準拠のボタン配置と演奏しやすいボディを発展させ、表現力に磨きをかけたAerophoneのスタンダードモデル。無料のレッスンアプリのAerophone Lessonや、「Aerophone Pro Editor」により音色カスタマイズにも対応。
商品ページへプロ仕様モデルとして「スーパーナチュラル音色」・音源「ZEN-Core」を搭載。300を超える音色を内蔵。フラッグシップモデルにふさわしい音のバリエーションと表現力です。専用アプリ「Aerophone Pro Editor」で更に世界が広がります。
商品ページへ※AE-10は生産完了品
新感覚のデジタルサックス。マウスピースとキィ配列はアコースティックサックスに準拠しているため、誰にでも扱いやすくなっています。
シリーズ
サックス練習の「音」「大きさ」の問題を解決した新しいツールです。サックスのキィレイアウトとステンレス・スチール製のスプリングアクションを採用し、可搬性に優れたコンパクトなデザイン。また、マウスピース(ソプラノ・アルト・テナー・バリトン)との互換性があり、お手持ちのマウスピースでの演奏が可能です。
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Steinerphoneの系譜を継ぐハンドメイド ウインドコントローラー。基本的な演奏方法はSteinerphone (スタイナーフォン)やEWIと同じ、ボディー正面の左右にポジショニングされたタッチセンサーでリコーダーと同じ運指で演奏。ボディー裏面もEWIと同じ、オクターブローラー、ピッチベンド等が配置されていて、両手の親指を使ってそれぞれコントロール。マイケルブレッカーのような超高速フレーズから、ダイナミックレンジ幅の広い抑揚のついたフレーズまで、おもいのままに表現可能。また有機LEDディスプレイによる視認性の高いエディット機能を備えているので、より詳細に、より直感的に自分に合ったセッティングに合わせる事が可能です。
サックスと同等のボタン・キーを配置した Elesa (エレサ)、リコーダー運指で演奏できるシンプル電子サックス・Elesa-W1 をラインナップ。手軽に楽しみたい方に人気があります。
シリーズ
AKAI EWI(イーウィ)がおすすめです。本体の設定を変えるだけで、サックス・クラリネット・フルート・オーボエなどの運指モードが選択可能です。また、豊富な音色が内蔵されており、様々な管楽器の音色はもちろん、シンセサイザーサウンドまで豊富な音色が選択できるのが魅力です。
EWI-4000S EWI-5000 EWI-USB(USBのみ音源非搭載)
1980年代から進化し続けるウインドシンセの定番。T-SQUAREが演奏するF1グランプリのテーマ「TRUTH」や吹奏楽アレンジの原曲となった「宝島」の旋律が有名です。ゴム製のマウスピースと角柱のような管体、ローラー式のコントローラーを用います。
1998年よりナイルスタイナーがハンドメイドで製作されていた金管楽器運指で演奏できるウィンドコントローラー「MIDI EVI」のギミックや特徴はそのままに、現代のニーズに合わせてUSB端子やディスプレイなどを搭載したNuEVI(ニューイブイアイ)。
オリジナルのEVIはアメリカ人ミュージシャンであり技術者でもある、Nyle Steiner氏 (ナイルスタイナー)によって1980年代に開発され、トランペット運指のEVI・リコーダー運指のEWIはマイケル・ブレッカーを始めとした世界のトップミュージシャンにより愛された楽器です。トランペット運指のEVIの新機種NuEVI(ニュー・イーブイアイ)はスウェーデンのミュージシャンで技術者である、Johan Berglund氏 (ヨハン・ベルグランド)によりハンドメイドにて一台一台丹精込めて製造されている電子楽器です。
リコーダー、サックスやクラリネットなど、10種類の音色を搭載。ソプラノリコーダーと同じ運指で演奏できます。バッテリー・スピーカー内蔵により、ケーブルレスで使用可能。ヘッドホン端子、BluetoothによるワイヤレスMIDI機能も搭載。
商品ページへ音色にこだわったシンプル電子サックス「Elesa-W1」。リコーダー運指で手軽に演奏が楽しめます。最新の音源チップ、スピーカーを採用し、リアルなサックスのサウンドを実現。サックス以外にも計10種の音源が内臓されているほか、ワイヤレスMIDI機能で外部音源の演奏も可能です。
商品ページへイタリアのデジタル・リコーダー・ブランド「ARTinoise(アルティノイズ)」の電子リコーダーlunatica(ルナティカ)。lunatica のフリーアプリを使えば、サウンドバンクにある様々な音色で演奏できます。
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