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© Sound House
multi/poly アナログモデリングシンセ
価格:¥99,000(税込) Price:99,000 yen(incl. tax)
「DRIFT」機能でVINTAGEノブのように、ピッチやフィルターなどにばらつきを与えて温かいサウンドを生み出せる。初期設定のオシレータを4個オンにしただけでも太いサウンドになるし、逆に「ピッチだけはあまりばらつかせない」のような個別設定もできる!
「フィルターはSEM、ポルタメントはProphet」と自由に選んだり、無制限のモジュレーションを縦横無尽に組んだり、回路設計を自由に楽しむこともできる。
イチから作り直されたモデリングフィルターも大きな魅力だ。
どこかで展示機を試す機会があれば、プリセット「Tom Sawyer sweep」のフィルターを切り替え、奥深さを味わってほしい。
ちなみに、音源はVA用のオシレータと機能を追加したほぼmodwaveなので、たいていの仕様は共通している。
つまり、PCエディターを使えばエフェクトの細かいエディットも可能である。
また、LFOも同様に32khzなのでVAにしては遅い。
こことメーカーの紹介ページに書いてないmodwaveとの大きな違いは、
・サブオシレーターはノイズだけ。ホワイト、ダークのような選択肢はなく、パラメータ2つをいじってノイズの音色を変化させる。
・エンベロープ・カーブは0.1単位でより細かく調整できる
・モジュレーション信号を演算できる「mod process」の数が増えた
・ポルタメントは大きく分けて「音程が離れていると時間が伸びる」「音程に関係なく同じ時間」の2種類がある
・エフェクトを使わずドライブがかけられる
といったところか。
デメリットは鍵盤。裏に錘をつけてセミウェイテッドになったものの、もとの作りはmodwaveら歴代の兄弟機種と同じであり、構造上奥が弾けない点も相変わらず。
また、鍵盤が使い込まれることで離鍵時に嫌な音とバウンドを見せるようになった。鍵盤の個体差によって(私の機種のように)使い込む前から一部の鍵盤でこの症状が出てしまう。
音源自体は非常にいい上、多くのプリセットはアフタータッチを受信するよう作られているので、その性能を最大限活かすためにも本機はmoduleまたはnativeを購入し、別の鍵盤で演奏することを強く推奨する。