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OD-200 Hybrid Overdrive
価格:¥29,800(税込) Price:29,800 yen(incl. tax)
OD-1、TS、BD-2、ケンタウロス(Klon系)、DS-1、OD-1X、DS-1X、ST-2(Plexi系)、メタル、ブラウン、RAT、Big Muff まで定番は一通り。最大ゲイン量やEQレンジは実機と異なるため“同じノブ位置=同じ結果”にはなりませんが、EQを丁寧に追い込めば、おおむねキャラクターは寄せられます。アナログ回路×デジタル制御のハイブリッドらしく反応は自然で、操作系は合理的です。
メモリ機能の使いこなしがOD-200を使う上で大切になります。
私の場合は、デフォルトではスイッチが「マニュアル→1→…→5」をループして演奏中は行き過ぎがち。そこでメモリ1にBD-2(バッキング)、メモリ2にDS-1X(リード)を割り当て、切替範囲を1↔2に限定。さらに前段にTS系を置いて、クリーン/ソフトクランチ/ハードクランチ/リードを少ない手数で横断できるようにしています。
加えてメモリ3〜5では“パラレル・ブースト”を活用。高域の金属感はBD-2で作り、ケンタ系を並列で薄くブレンドして中域のみを太らせる——歪み量は大きく変えず、バッキングやカッティングはBD-2単体、アルペジオや単音では並列を足して線を太くする、といった運用が可能。シリアルでは得にくい質感が簡単に作れます。
総じて本機は
①2種類の歪みを即切替
②1種類+シリアル・ブースト
③2種類の並列ブレンドで新しい歪みを創る
の三役を曲ごとに使い分けられるペダル。
一方で“これ1台で完結”は得意ではありません。
MIDI制御は可能でもPCエディタがなくプリセット管理は煩雑。そこまで求めるならマルチが現実的です。むしろ、お気に入りの歪みに定番の歪みを足す、あるいはOD-200を軸に他の歪みで不足分を補う——そんな“相棒前提”の使い方で真価が出ると思います。