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Taylor Guitars GS Mini-e Koa ミニエレアコ |
在庫状況:Stock:
![]() 価格:¥139,900(税込) Price:139,900 yen(incl. tax) |
参考になった人数:6人(6人中) 6 out of 6 people found this helpful. |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | Koaらしい硬質でパンチのある音色と振動が病みつき間違いなし | 2022/08/21 |
GS miniシリーズには、マホガニーとローズウッドのモデルもあるが、これらはサイドとバックにレイヤード材(積層合板)としてマホガニーとローズウッドが使われているだけで、トップ材はどちらも単板スプルース。だがGS mini Koaは、サイド/バックにレイヤードコアを使用した上、トップ材に単板ハワイアンコアを使用したオールコア仕様と言う点が決定的に異なる。 ハワイアンコア材の魅力は、硬質でパワフルな音色。スプルースに比べると音が小さく、サスティーンも短いなどと言われることもあるが、弦の弾き方で音色は大きく変わる。GS mini Koaも同様。サウンドホールのブリッジ側で弾くか、ナット側で弾くかで音色もサスティーンもまるで変わる。弦に力強さを乗せると、スプルースよりもずっと力強く響くので、ちょうど胸骨の辺りに心地よい音色が振動として伝わり、これがとても心地よい。 ボディサイズが一回り小さい、Baby Taylor Koaモデルだと、その響き、取り分け低音の響きがやや物足りない。かと言って、ボディサイズの大きい224ce DLX Koaは30万近くと高価。GS mini Koa Plusは、20万以上ともうちょっとで224ce DLX Koaに届きそうな価格なのに、GS mini Koaとボディサイズが同じで、違いは塗装やインレイ、ペグが異なるだけ。価格差の割に「楽器の本質」としては、GS mini Koaと大差ない。そんなわけで、円安で高くなったとは言え、GS mini Koaのお得感は変わらない。 単板コアトップの魅力を知る方には、とりわけそのお得感は絶大。メインギターとしての満足感も十分。言うまでもないが、GS miniシリーズなので、ナット幅も43mmで弾きやすく、Taylor自慢のボルトオンネックによる精度の高いフィンガーボードで、弾きやすい上にビビりも少ない。温湿度管理が出来ていれば、チューニングが狂うことも稀なTaylorのまさにベストセラーなシリーズの中の本命と言える名機だ。 なお、ピックアップシステムのES2は、ブリッジに埋め込んだ先進的かつ野心的な構造で弦振動を電気信号に変換している。他社の横並びで旧態依然としたピエゾピックアップではないので、ピックアップ付きモデルを選ばないと損と言うものだ。 | ||
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YAMAHA CSF-TA |
在庫状況:Stock:
![]() 価格:¥84,000(税込) Price:84,000 yen(incl. tax) |
参考になった人数:11人(11人中) 11 out of 11 people found this helpful. |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | TA効果をもっとも発揮するパーラーサイズギター | 2022/07/09 |
弦長600mmで弾きやすい、TA(トランスアコースティック)シリーズ中、もっとも小型なCSF-TA。パーラーサイズギターと言う事でシリーズ中唯一、クッション性の高いギグバッグを標準化し、持ち歩き用途があれば、お買い得感は高い。 TAシリーズには、ジャンボサイズのLL、フォークタイプのLSとFS(FSは弦長634mm)、同カッタウェイのFSC、トラッドウェスタンタイプのFGとカッタウェイのFGC、クラシックのCGシリーズがラインナップされている。 この中で本機(CSF-TA)は、弦長が短いFSとFSCの634mmよりさらに短い600mmであり、ボディサイズの小さいクラシックタイプCGよりさらに一回り小さい最小サイズ。 弦長の短さは、指板の押さえやすさが向上するが、小さなボディサイズと言うこともあってサスティンが短め(鳴りは見かけによらず大きい)に感じるわけだが、ここにTA効果が絶妙に作用し、ON/OFFの差異がシリーズ中もっとも際立つ素地がある。ちなみにブリッジピンをTASQにしてゲージを上げると生鳴りも豊かに・サスティンも有意に伸びる。 実際私は、シリーズ中、2番目に大きなボディとフルサイズ弦長のFG-TAもお気に入りの一本なのだが、正直なところFGのTA効果はON/OFFの違いがCSFほど明瞭でなく、スイッチが入っているのかいないのか、内部のLEDの点灯を確かめることがたびたびある^^; FGをしばらく弾いていると耳が慣れるが、CSFを弾いた後にFGを弾くと、元々サスティンも豊かなのでTA効果が薄れてしまうのだ。 そんなわけで、TA効果をもっとも機能的に感じられるのは、全TAシリーズの中で、このCSF-TAがイチオシ。Taylor GS-miniのような色気がなく地味だが、TAの可能性を最も体現する隠れた名機だ。 | ||
ADACHI Shinsuke's Profile
Reviews Posted: 3
Address:東京都
USP20CB
価格:¥3,520(税込) Price:3,520 yen(incl. tax)
残念なのはネック幅が狭いこと。「ウクレレ用」とあるがナット幅44mmまでのアコギや4kgまでのエレキ:ストラトなど:はなんとか掛けられた。だがネック幅が広いクラシックは不可だし、重量級のレスポール等も要注意だ。バイオリンやチェロも掛けられるが、幅は余裕だが口の奥行きが小さいので安定しにくく工夫が必要。
とは言え、いわゆる壁面取付用のギターハンガーは壁面強度に依存するし、パイプ取付/板挟み型の場合耐荷重が4kgを超えるハンガーはほとんど存在しない中で、稼働関節部は鋳物の堅牢な造りであり、縦位置でも横位置でもパイプ(~30mm)や板厚(~25mm)までガッチリ固定できる柔軟性は極めて稀有な特長だ。
この手のギターハンガーは、クランプ固定部からハンガーをまっすく直角にしか横出しできない製品ばかり。水平方向で自由度のあるほとんどのパイプ取付型はマイクスタンド用なので20mmを超えるパイプに非対応で耐荷重も小さい。楽器によっては棚のカド部など、ハンガーを斜めに取り付けたくても取り付けできず、せっかくの空間がデッドスペースとなってしまう。
でもこのハンガーなら、クランプ固定部から自由な角度にハンガー部を伸ばせて微調整もできる上、耐荷重も大きい。これは唯一無二の仕様であり、やや高額ではあるが要所要所に活用することで収納効率が劇的に改善する。水平方向の調整だけでなく上下方向の自由度もあるので、楽器のサイズに合わせた細かい調整ができるのがとても秀逸だ。
サウンドハウスさんにはこの製品を取り寄せ状態から常時在庫状態にして欲しいものだ。
ちなみに私は、通常のハンガーならデッドスペースになる空間に、ギターやチェロ(3.6kg:軽めのレスポールと同じ)のほか、楽器の大小により空きスペースとなる部分にバイオリンやウクレレなどを重ならないように配置している。
これでハンガー部がフルサイズ仕様であったなら、クラシックギターやコントラバスギターも掛けられて、あらゆる制限から解放されるのだが....。
フルサイズのバリエーションも出してくれないかなぁ。