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Reviews by Y.Magbutay

Spacestation V.3 3Dステレオ・パワードスピーカー Aspen Pittman Designs
Spacestation V.3 3Dステレオ・パワードスピーカー
在庫状況:Stock: 在庫あり 在庫あり In Stock
価格:¥158,000(税込) Price:158,000 yen(incl. tax)
参考になった人数:27人(27人中) 27 out of 27 people found this helpful.
(5.0) 最小規模でステレオギターラックシステムの再現 2016/11/07
以前はCAA3+、EVENTIDE、VHT等で構築したギターラックシステムを使っていましたが、現在はFractal Audio AX8とスペースステーション(以下SS)でこのサウンドの再現をしています。

1ヶ月程バンドでのリハ、ライブで使ってみました。

MIDS、HFQ、WIDTHは12時がメーカー規定のフラット設定なので、基本的にはこの位置です。ヘッドホン(Sony cd900st)で作った音と、SSから出る音のイメージが近くなるようにしています。

MIDSは上げていくと高音域も上がり音が硬くなるので注意が必要です。また、WIDTHで広げ過ぎると音像が薄くなるので、音像は中心に保ったまま、少しステレオ感を足す程度にした方が、音の芯が立ちます。音量にもよりますが、スタジオでは10時位にしています。

ステレオ感については、この小さなキャビからは想像できない、音の奥行きを感じます。ただし一般的なステレオ感と違い、左右に振ったディレイ等が、明確に右へ左へと音が飛ぶのとは違います。例えるならキャビの周辺を行ったり来たりする感じです。

本来のステレオ効果は、2台置いたキャビの中心でモニターする必要があり、そのスポットから外れると、あまり効果を感じません。SSでスポットを限定されずに効果が得られる事は、非常にメリットを感じます。個人的にはスポットから外れている状況でのステレオ効果より、SSの方が断然気持ち良いです。

次にギターアンプとして使う時の印象ですが、木製キャビネットで革張り、という点がギター的に見ると好感が持てました。一般的なモニターのキャビは樹脂等が多く、綺麗過ぎてオーディオライクになる事があります。音楽制作ではその方が良いですが、アンサンブル内では音が薄く感じる事があります。

SSは小型ながらしっかり木の箱が鳴る事で得られる、アンプらしい太さ、雰囲気を感じます。また、キャビネットシミュを変えれば、そのキャビ風に変化します。クローズドバックからオープンバックにすると、背面が開いた雰囲気を表現してくれるのが面白いです。

パワーアンプや2台のキャビを搬入する労力を考えると、SSで手軽にその効果が得られる事は、とてもメリットを感じます。真空管が無いのでメンテフリーなのも嬉しいです。

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