BEHRINGER ( ベリンガー ) / 369

369

マスターバスのコンプレッションは、放送の黎明期には、ライブで送信された信号が自宅のリスナーのスピーカーを飛ばさないようにするために必要なものでした。最終的なダイナミクスをコントロールすることは、今日でも最も重要なことですが、その昔、音楽プロデューサーたちは、マスターバスの高品質なコンプレッサーがステレオミックスに加える甘い「接着剤のような」効果にすぐに気づきました。さて、当時の最も有名なステレオコンプレッサーの1つである伝説的なNeve 33609は、Behringer 369の開発にインスピレーションを与えました。

そして369は、実はそれほど遠い存在ではありません。369には、オリジナルのNeve 33609のDNAが脈々と流れているからです。当社のエンジニアリング・チームには、ルパート・ニーブ本人と個人的に仕事をしたことのあるメンバーがおり、開発中に貴重な知識と経験を伝授し、369が可能な限りオリジナルに忠実であることを保証しています。ルパート・ニーブはオーディオ・エンジニアリング業界の伝説でありパイオニアであり、33609を含む、これまでに作られた最も象徴的なオーディオ機器のいくつかを生み出しました！

Dual Channel Operation

369はコンプレッサーであると同時にリミッターでもあり、通過するオーディオ信号のダイナミクスをコントロールする2つの異なるモードを提供します。コンプレッサー・セクションはより繊細で音楽的なコンプレッションを与え、リミッター・セクションはオーディオ信号のピークをよりアグレッシブにクランプします。各セクションにはロータリースイッチが装備されており、正確で再現性の高い設定が可能です。ミックスが要求するものであれば、両チャンネルを全く同じ設定にすることも可能です。

The Golden Ratio

369コンプレッサーには豊富なコントロールが用意されており、信号の自然な特性やレコーディングやミキシングに費やした雰囲気を損なうことなく、ダイナミック・レンジをシェイピングするためのスムーズで音楽的なアプローチを提供します。調整可能なスレッショルド、リカバリー、ゲイン、レシオ・コントロールにより、コンプレッションが開始するタイミング、サウンドを掴む速さ、再び離すタイミングを設定できます。1.5:1から6:1までのコンプレッション・レシオにより、369は、トラックが最高のサウンドを得るために必要な、穏やかにもアグレッシブにもすることができます。Recoveryのプリセットは、369に導入された信号に自動的に適応するベースライン・ディケイ・タイムを設定します。

Time to Clamp Down

369のリミッターは、コンプレッサーよりもアグレッシブにピークとダイナミクスをコントロールします。スレッショルドは、どのレベルでリミッターが作動するかを決定し、リカバリーはリミッターが元に戻るスピードをコントロールします。リカバリーの範囲は50～800ミリ秒となっており、スレッショルド・レベル、アタック・タイムの速さ、遅さ、リカバリー・タイムを調整することで、最終的なミックスをダンス・フロアに轟かせるか、ピークを控えめにするか、あるいはその中間のスイートスポットを見つけることができます。

Additional Controls

2チャンネルのため、スイッチひとつで369をステレオまたはモノラル動作に設定可能です。また、各コンプレッサーとリミッターを個別にバイパスして、柔軟性を高めることもできます。さらに、Controlスイッチにより、モノ/ステレオとバイパス機能をフロント・パネル自身で調整できるInternal Controlと、リア・パネルのTandem Control Voltageソケットに接続されたBehringer WINGなどのミキサーやカスタムメイドのリモート・コントロール・デバイスを経由してリモート・コントロールできるExternal Controlを切り替えることができます。

Ready for Your Studio!

369の2Uラックマウント・シャーシは非常に頑丈で、ロケでレコーディングする場合や、可搬性と機動性が重要なライブ・サウンド用途で使用する場合は、ラックケースに収納して運ぶこともできます。

Amazing Value

柔軟なステレオコンプレッションと、ヒット曲に欠かせないダイナミックなタッチを加える伝説的な精度を求めているなら、まさにそのすべてがBehringer 369にあります！