YAMAHAのフラッグシップ・シンセサイザー「MONTAGE」シリーズが正当進化し新登場。 新開発のバーチャルアナログ音源「AN-X」を搭載し、音の表現力を大幅に強化されています。生き生きとしたサウンドをかなえるコントロール性や、奏者の創造性を引き出すUIも健在。新開発「Graded hammer with Enhanced eXpression (GEX) 鍵盤」を採用。キー毎に独立した音色変化を与える「ポリフォニックアフタータッチ」を実現しています。
■概要
1. 新開発のバーチャルアナログ音源「AN-X」を搭載し、音の表現力を大幅に強化
2. サウンドに生き生きとした躍動感を与えるコントロール性
3. プレイヤーの創造性を引き出すユーザーインターフェース
4. タッチの微妙なニュアンスを弾き分けられる高品位鍵盤
5. 『MONTAGE M』の音源部全てを再現したソフトシンセサイザーを用意(2024 年より提供開始)
■主な特徴
1. 新開発のバーチャルアナログ音源「AN-X」を搭載し、音の表現力を大幅に強化
MONTAGE シリーズの最大の特徴となる「Motion Control Synthesis Engine」は、「ハイブリッド音源」と多彩なコントロールソースで複雑な音の連続変化を実現する「Motion Control(モーションコントロール)」を組み合わせたトータル音源システムです。
『MONTAGE M』シリーズでは、この音源システムの核となる「ハイブリッド音源」に、新たに開発した最大 16 音ポリフォニックのバーチャルアナログ音源「AN-X」を追加しました。オシレーター部を中心に、自由度の高いさまざまな変調や波形変形機能を持ち、ビンテージサウンドからエッジの効いた過激なサウンドまでが表現可能な、伝統と革新の要素を併せ持った音源です。8 オペレーター、最大 128 音ポリフォニックの FM 音源「FM-X」、内蔵波形を倍増し、より高精細なサウンドを搭載した音源「AWM2」(最大 256 音ポリフォニック)と合わせ、3 つのサウンドエンジンで合計最大 400 音の同時発音を実現します。
太く暖かいアナログサウンドの AN-X 音源、個性的なデジタルサウンドの FM-X 音源、そしてリアルなアコースティックサウンドの AWM2 音源、さらにそれらを複合的にコントロールする MotionControl を組み合わせたサウンドは、独自の圧倒的な音の表現力をもたらします。
2. サウンドに生き生きとした躍動感を与えるコントロール性
「Motion Control Synthesis Engine」のもう一つの核となる「Motion Control」は、コントローラーを操作することで幾重にも折り重ねられた音を滑らかに変化させることができ、サウンドに生き生きとした躍動感を与えます。『MONTAGE M』シリーズは多彩なコントロールソースを持ちますが、特徴的なものとして「Super Knob(スーパーノブ)」と「Motion Sequencer(モーションシーケンサー)」があります。
「Super Knob」は一度に最大 280 ものパラメーターをコントロールすることができるノブで、シンプルな操作でダイナミックな音変化を表現できます。「Motion Sequencer」では、最大 8+1 系統(パート用 8 系統、Super Knob 用 1 系統)のコントローラーによるパラメーターの変化を設定・再生可能で、演奏しながら多層的かつ複雑に音を変化させることができます。この他、A/D インプット端子に入力されるオーディオのビートを自動検出し、「Motion Sequencer」等を同期させる Audio Beat Sync(オーディオビートシンク)機能や、オーディオ信号をソースにコントロール情報を生成するエンベロープフォロワー機能なども搭載しており、多彩なコントロールソースを活用することでダイナミックな音変化を伴う演奏を楽しむことができます。
上記に加え、『MONTAGE M』シリーズでは、KEYBOARD HOLD、PORTAMENTO 専用コントロールや最大 5 ゾーンのスイッチとしても使える RIBBON CONTROLLER など、さらなるコントロール性能の向上が図られています。
3. プレイヤーの創造性を引き出すユーザーインターフェース
旧シリーズ同様、ユーザーインターフェースの中央にはメイン画面となるタッチパネルを搭載しているのに加えて、『MONTAGE M』シリーズでは、画面下部の「ディスプレイノブ」や「NAVIGATION」ボタンの追加により、音色選択から詳細なエディットまでを効率的にカバーします。また、新たにサブ画面「セカンド・ディスプレイ」を追加しました。AN-X のオシレーターやフィルター、FM フリークエンシー、オペレーターレベル、エフェクトパラメーターといったシンセサイザーの重要なパラメーターを表示し、瞬時にサウンドエディットが可能になります。
サブ画面右には「PAGE JUMP」を配置。サブ画面で選択中のパラメーターのより詳細な情報をメイン画面に瞬時に表示しアクセス可能です。より素早く直感的な音作りとコントロール性を実現するユーザーインターフェースが、プレイヤーの創造性を引き出します。
4. タッチの微妙なニュアンスを弾き分けられる高品位鍵盤
61 鍵モデルの『MONTAGE M6』、76 鍵モデルの『MONTAGE M7』には、フラッグシップシンセサイザー用の高品位な鍵盤である FSX 鍵盤(チャンネルアフタータッチ対応)を搭載しています。さらに 88 鍵モデルの『MONTAGEM M8x』には、新開発「Graded hammer with Enhanced eXpression (GEX) 鍵盤」を採用しました。この鍵盤には新しい鍵盤センサーを採用しており、キー毎に独立した音色変化を与える「ポリフォニックアフタータッチ」を実現しています。心地よい演奏感のため、吸湿性の高い白鍵、そして黑檀調の黑鍵を採用しています。
どちらの鍵盤もタッチの微妙なニュアンスを弾き分けられる高品位な鍵盤で、表現力に優れる音源システム「Motion Control Synthesis Engine」を最大限に生かせるよう、鍵盤タッチとサウンドを入念にマッチングさせました。
5. 『MONTAGE M』の音源部全てを再現したソフトシンセサイザーを用意(2024 年より提供開始)
『MONTAGE M』シリーズには、ライブと音楽制作両面での活用・連携を強める『MONTAGE M』シリーズのクローン・ソフトシンセイザー「EXPANDED SOFTSYNTH PLUGIN for MONTAGE M」のダウンロードコードを同梱しています。ダウンロード開始時期は、2024 年初頭に v1.0(エディット機能に制限あり)を、同年夏以降に v2.0(フル機能版)を予定しています。
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