2005年に発売されたModel 2595 Passeqのバージョンアップモデル。各チャンネルに備わった12の周波数切替が可能な周波数レンジについて、選択できる周波数が変更されており、最適なコイル、コンデンサー、抵抗の組み合わせによってQ値の調整も施されています。パッシブ・フィルターのコンポーネントをうまく組み合わせることで、アクティブ・フィルターにはない美しい音響的な結果を生み出すマスタリング・イコライザーです。
■パラメトリックイコライザー
※こちらの製品は、AC115V 50/60Hzを供給できるコンセントが必要となります。昇圧をしない通常の家庭用コンセント(AC 100V) では正常にご使用いただけませんので、ご注意ください。
2005年、SPLはマスタリング・イコライザー Model 2595 Passeqをリリースしました。このパッシブ・イコライザーは、同社の開発した120Vレール・テクノロジーを採用した最初の製品です。このPasseqの優れた特性を引き継ぎつつも、さらに改良を施したモデルが「PASSEQ」 Model 1650(Black)/ Model 1654(Red)です。
Model 2595 Passeqは、各チャンネルに12の周波数切替が可能な周波数レンジを3つ持っています。72のパッシブ・フィルタ(チャンネルごとに36のブースト、36のカット)を使用したPasseqは、かつてないほど強力なパッシブEQシステムでした。そして新しいPASSEQでは、選択できる周波数が変更されており、最適なコイル、コンデンサ、抵抗の組み合わせによってQ値の調整も施されています。特にミッドバンドは、以前のモデルに比べさらに調和が取れています。
パッシブ・フィルタのコンポーネントをうまく組み合わせることで、アクティブ・フィルタにはない美しい音響的な結果を生み出しています。このプロセスの重要な要素として、コイルとコンデンサによる負荷とサチュレーションが挙げられます。アクティブ・フィルタが特徴とする極めて速い応答とは対照的に、パッシブ・フィルタで起こるレイテンシは結果として音楽的な質感を表現します。
■主な特徴
・デュアルチャンネル・マスタリングEQ(4U)
・ハイボルテージで動作するオペアンプ技術による120Vテクノロジーを採用
・パッシブ・フィルタ・ネットワークにより音楽的な質感を表現
・144個のパッシブ・フィルタを使用(各チャンネルに72個)
・最大35kHzのエアバンド・イコライゼーション(NEW)
・ミッドレンジのスタート周波数を200Hzに変更(NEW)
・出力を+/- 10dBの範囲で調整(NEW)
・インターバル・コントロール可能なAuto Bypass機能(NEW)
・すべてのフィルタにハイグレード・シングルコアコイルを使用(NEW)
・XLR入出力のリレーハードバイパス付き
・Made in Germany
■仕様
・入力
最大入力レベル: +32.5dBu
入力インピーダンス: 20k Ω(バランス)
・出力
最大出力レベル: +32.5dBu
出力インピーダンス: < 600 Ω(バランス)
・高調波ひずみ
@-30dBu:0.076%
@-20dBu:0.026%
@0dBu:0.026%
@+10 dBu:0.0086%
@+30 dBu:0.0012%
Noise(unweighted、Gain +0dBu、EQ = 0dB B/C): - 91.8dBu
Noise(A-weighted、Gain +0dBu、EQ = 0dB B/C): - 95.2dBu
Noise(CCIR、Gain +0dBu、EQ = 0dB B/C): - 86.2dBu
THD & N(Gain +0dBu、EQ = 0dB B/C): > 102dB
CMR: > -60dBu
(@1kHz、Gain +0dBu、EQ = 0dB B/C)
・伝送帯域: 10Hz - 200kHz (-3dB)
・周波数範囲: 30Hz - 35kHz
・電力消費量
0.06A、230V/50Hz、9.5W、13.6VA
0.09A、115V/60Hz、9.5W、13.6VA
・ヒューズ
230V/50Hz:0.5A
115V/60Hz:1A
・寸法
スタンダード EIA 19 インチハウンジング / 4U: 482 x 177 x 311.5 mm
重量: 10.2 kg
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