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RODE MICROPHONEJUPEプロダクションのピーター・ドナルドソン氏率いる調査隊と、映画製作者のオーストラリアチームは、今年執り行われるチャールズ・ダーウィンの特別な記念催事の準備に向け、ジョセフ・フッカー氏が残した足跡を追って、ヒマラヤ地域への探検に出ました。
フッカー氏は、ダーウィンの親しい友人で、ダーウィンの進化論を検証するだけでなく、それらを発表するよう彼を説得した人物です。また、19世紀の偉大な植物学者かつ探検家のひとりであり、英国科学会で様々な栄誉を授与した人物でもあります。
探検隊は、1848年にジョセフ・フッカー氏が通った東部ネパールとチベットの境界を慎重にトレースするという、かつてない試みを実施しました。50kmの垂直傾斜を含む350kmもの行程の中、チームは音響機器に被害を与えうる厳しい環境に遭遇しました。
幸いピーター・ドナルドソン氏とそのチームは、RODEの 業務用ショットガンマイ
クNTG-3とデュアルパワー・ショットガンマイクNTG-2、それにサスペンション・ウインドシールドシステム、BLIMPを準備していました。その鍵となるサウンドの集音には、BLIMPに取り付けたNTG3を使い、さらにアンビエンス用としてNTG2をメインカメラに取り付けました。
これは事前に予測することが出来ないような場面での収録、例えば細い山道でヤクの群れを撮影する時など、大変役に立つ物でした。
また、熱帯地域での熱さや湿度の高い低地帯、そして高度6000mでの氷点下・低湿度という厳しい環境にも関わらず、高品質の音を録ることが出来るRODEの機材に、探検隊は大変満足していました。
帰国後、ピーター・ドナルドソン氏は「RODEマイクロフォンのクオリティーは非常に高く、今回のプロジェクトにおいても言い表す事が出来ない程、素晴らしい活躍をしてくれました」と語っています。