ジャズ界のみならず、ロックやソウル、ブルース作品にも多くの名演を残してきたサックス・レジェンド、デヴィッド・サンボーンが死去したことが、サンボーンのSNSアカウントで発表されました。スティーヴィー・ワンダーのアルバム『トーキング・ブック』収録の"Tuesday Heartbreak"や デヴィッド・ ボウイの『Young Americans』のタイトル曲をはじめとした、一度聴いたら忘れられない音色、神々しいまでに迫力のあるプレイでロック、ソウルファンを魅了。また自身のソロアルバムでもスティーヴ・ガッドによるドラムとの絶妙な駆け引きとグルーブを披露した1975年の『テイキング・オフ』、マーカス・ミラーのベースとガッドによるファンキーで色彩的なリズムの上に鮮やかなブローを聴かせる1980年のアルバム『夢魔』など、名作は枚挙にいとまがありません。さまざまな音楽作品に洗練された生命の息吹きを刻み続けてきた、デヴィッド・サンボーンの1STソロアルバムのエキサイティングなナンバーをお贈りして、心よりご冥福をお祈りいたします。
Flight / デイヴィッド・サンボーン
David Sanborn, Jazz Saxophonist Who Played on David Bowie’s ‘Young Americans,’ Dead at 78