「TFシリーズ」は、世界中で使用されているヤマハデジタルミキサーのエントリーモデルです。アナログミキサーに慣れた方や、ミキサーそのものに不慣れな方にとっては、デジタルミキサーと聞くととても扱いが難しそうに思えるかもしれません。しかしTFシリーズのメインディスプレイはマルチタッチに対応し、スマホやタブレットのような感覚で直感的に操作ができるので、非常に簡単に扱うことができます。また独自の「Quick Pro Preset」を使えば、プリセットを呼び出すだけでチャンネルネーム・HAの設定・イコライザー・コンプレッサーなどチャンネルのあらゆる情報をワンタッチで呼び出すことができます。実際にどうやって設定したりミックスするかは、下の短編動画でご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください。
TFシリーズで、5ピースのバンドを5分でMixする方法を見る
今回のV4.0では、待望の「Selected Channel View」が新たに追加されました。これにより他のヤマハデジタルミキサー同様、各入出力チャンネルの主要パラメーターを1画面で確認できるだけでなく、TOUCH AND TURNノブを組み合わせることで、より直感的で素早い操作が可能となりました。
また、チャンネルを自由にアサインできるミュートグループや、SCENE FADE TIME機能など、よりプロフェッショナルな要求に応えられる新たな機能が多数搭載されました。
ヤマハが多くのメーカー・サウンドエンジニアと協業して制作しているチャンネルプリセット「QuickPro Presets™」にも、今回新たな対応モデルが多数追加。ユニバーサルモデルからカスタムモデルまで多くのモデルをラインナップに持つWestone LaboratoriesのIEM(インイヤーモニター)に対応したプリセット群をはじめ、多くのマイクロフォンやIEM(インイヤーモニター)、スピーカーに対応したプリセットが多数追加されました。
「QuickPro Presets™」はTFシリーズユーザーからも非常に評価の高い機能で、例えば「Vocal→Shure SM58」のように「接続しているマイクや楽器などをリストから選ぶだけで最適なチャンネルセッティング」ができるという素晴らしい機能です。これらのプリセットによって初心者でも簡単に良質なサウンドを実現することができ、上級者は設定時間を大幅に短縮することができます。
音響設備の運用方法に合わせ、音量操作やシーン切り替えなどを行えるオリジナルのタッチパネルを、プログラミングなどの高度な知識を必要とせずに自由にデザインできるアプリ「ProVisionaire Control」(Windows用)および「ProVisionaire Touch」(iPad用)に対応しました。
「TFシリーズ」だけではなく幅広いヤマハ音響機器に対応しているため、製品の垣根を超えてシステム全体をリモートコントロールすることができるソリューション提案を実現します。また安全な運用管理が可能なアクセス権限機能も搭載しています。
ProVisionaire Controlについてはこちら > ProVisionaire Touchについてはこちら >
「TFシリーズ」には16フェーダーの「TF1」、24フェーダーの「TF3」、32フェーダーの「TF5」というコンソールタイプ3モデルに加え、ラックマウントタイプの「TF-RACK」があります。またI/Oラック「Tio1608-D」とオーディオインターフェイスカード「NY64-D」を組み合わせれば、簡単にステージボックスシステムを組むことができます。
PA/SRカンパニーからホール設備、ライブハウスやライブレストランなど様々なところで導入されています。実際に使用されている例はメーカーのウェブサイト上でも公開されています。
デジタルミキサー製造・開発30年の歴史を持つヤマハ。「TFシリーズ」にはそのノウハウの数々をこれでもかと盛り込んでいます。なかには上位機種も顔負けの機能も搭載。アップデートを続け、さらに強力なツールへとパワーアップしています。
【パワフルなDan Duganオートマチックミキサー】
TF V3.5には、スピーチミキシングの歴史を塗り替えた革新のDan Duganオートマチックミキサーを搭載。複数のマイクでスピーチのある現場でも、もうフェーダーを追いかける必要はありません。フェーダーは上げっぱなしでも、適切なゲインとS/N、そしてフィードバック耐性の全てを実現します。
【ステージボックスソリューション】
I/Oラック「Tio1608-D」をステージボックスとして活用すれば、重いアナログマルチケーブルはもう必要ありません。Quick Config機能により、複雑な設定なく簡単にセットアップは終わります。
【Rシリーズも活用可能】
TF V2以降であれば、Tio1608-Dだけでなく「Rシリーズ」も利用可能。もちろん、TFシリーズ本体からHAコントロールができます。すでにCL/QLシリーズなどのヤマハデジタルコンソールでRシリーズをご使用中の方は、TFシリーズとも組み合わせることができます。
【シーンメモリー・ダブルバンク】
シーンメモリー用に2つのバンクを実装。それぞれに最大100シーンを登録できます。バンクが分かれていることで運用を便利にできます。例えばバンクAは自分用、バンクBはゲストオペレータ用といったように区分することでデータの混在を防ぐことができます。この機能は上位機種にもまだ搭載されていません。
【パーソナルミキサー機能】
iPadでのリモートコントロールはいまどき普通。「TFシリーズ」はそれに加え、パーソナルミキサーの代わりとして使用可能な「MonitorMix」アプリを無償で利用可能。演者に割り当てられたバス1つだけの音量制御を許すことで、誤って他のバスをさわって混乱することもありません。
【マルチトラックレコーディング】
DAW NuendoLiveをバンドル。TF本体のUSB端子経由で最大34トラックのマルチトラックレコーディングをすぐにスタートできます。
アナログコンソールから乗り換えの方も強力サポート
プロフェッショナルなコンソールを作り続けてきたヤマハだからこそ、入門者が悩むポイントを理解し、それをサポートするための機能がTFシリーズにはふんだんに盛り込まれています。アナログミキサーからの乗り換えをお考えの方や、日ごろミキサーをさわることは少ないけれどデジタルの豊富な機能を活用したい方にオススメです。
タッチパネルで直感的に操作可能なインターフェース。どのボタンを押すか、悩む必要はありません
適切なアナログ入力レベルを簡単に設定できる"Gain Finder"
プロクオリティのチャンネルストリップ設定を一瞬で呼び出す"Quick Pro Preset"。Audio-technica、Shure社、Sennheiser社とも協業しています。
ノブ1つで最適なサウンドに調整できる1-knob EQ/Comp。途中から手動に切り替え微調整も可能
「それでもデジタルミキサーはちょっと不安・・・」という方に朗報です!
TFシリーズは公式チュートリアルビデオが充実してます!
TFシリーズがどんなことができるのか、などの機能説明はもちろん、セッティングの方法や各機能の詳しい説明、果てはipodやiPadを活用した一歩進んだ使い方も懇切丁寧にチュートリアルビデオが教えてくれます!
買ったはいいけど使い方がわからない方や、購入を検討しているけど使えなかったらどうしよう、と迷われているからはまずは動画をチェックしてみてはいかがでしょうか? いかに簡単に使えるか実感できると思います!
ヤマハには、東京と大阪に「Y-DACC」というショールームがあり、事前申し込みをすることでTFをはじめとしたデジタルミキサーのトレーニングを無料で受けることができます。
いかがでしたか?TFが筋肉と同じくみなさんの期待を裏切らない「頼れるパートナー」ということがご理解いただけたのではないでしょうか?筋トレもPAも「頼れるパートナー」を見つけることが何より大事ですからね!TFシリーズを含め、ミキサーについてお困りごとがあればお気軽にご相談くださいね!
筋肉とTFは、裏切らない!!
担当 河西
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© Sound House
「筋肉は裏切らない」ということはみなさんご存知の通りですが、ヤマハのデジタルミキサーTFシリーズもまた、みなさんの期待を裏切らない素晴らしいミキサーです!今回は、先日の無料大型アップデートでさらに使いやすくなったTFシリーズをご紹介しますが、すでにデジタルミキサーを使ってる方にも、現在アナログミキサーをお使いの方にも安心してオススメできる逸品です!
担当 河西