作業を始める前に必ずお読みください。
アンプのメイン電源を必ずOFFにしてください。特に真空管を使用したアンプは、電源をオフにしてメイン電源から切り離しても、シャーシ内に電圧が残っていて危険な場合があります。電気が完全に放電し、冷却するまで十分な時間を置いてから作業を行ってください。
ギタースピーカーは大型マグネットを搭載していて、TVやコンピューター画面に影響を及ぼす可能性があります。作業場所を注意して選択し、作業するのに十分な広さを確保してください。
スピーカーはアンプが出力するパワーを許容できなければなりません。できない場合は、スピーカーにダメージを与える可能性があります。シングルスピーカーでは、アンプの出力と同等、またはそれより大きい許容入力を持つスピーカーを選びます。ツインスピーカーのコンボアンプでは、最大許容入力がアンプ出力の半分、4スピーカーのギターキャビネットでは、1/4の値が目安になります。
許容入力と同様に重要なのはインピーダンス(Ω)です。間違ったインピーダンスを選ぶと、アンプにダメージを与えることがあります。交換しようと思っているスピーカーと新しいスピーカーのインピーダンスは同じであることを確認してください。取り出すスピーカーが8Ωなら、取り付けるスピーカーも8Ωでなければなりません。(古いスピーカーには15Ωのものがありますが、16Ωのスピーカーと問題なく交換することができます。)
アンプをメイン電源から切り離し、真空管が十分冷却され、残留電気が完全に放電されたことを確認してください。
バックパネルを外し、+端子に繋がっているスピーカーケーブルの色をメモします。
スピーカーケーブルを外してスピーカーをゆっくり傷つかないように取り出します。接続ターミナルが汚れておらず、接点が良好な状態にあるか確認します。
ボルトを外して、スピーカー・コーンやアンプ部品などに傷がつかないように、スピーカーを外します。取り出したスピーカーは平らな所に置いてください。
前のスピーカーを取り出すときに書いたメモに従って配線を行ってください。接続部分がしっかりと固定されていることを確認します。ハンダ付けの場合は、ハンダがスピーカー・コーンに落ちないように気をつけてください。最後に配線をもう一度チェックしてください。
新しいスピーカーを中に入れてボルトを緩く締めます。(スピーカー・コーンを傷つけないように注意して作業してください)。工具を使用してボルトを固く締めます。対角線上のボルトを順番に締めます。
配線が正しいことが確認されたら、ギターを繋ぎ、ボリュームを下げた状態で電源を入れます。バズ音や予期しない音が出ないか確認します。何も問題がないことを確認したら、背面パネルを取付けて終了です。
Celestionの「ドクターデシベル」がギタースピーカーのブレークイン方法について解説しています。
新たに購入したばかりのギタースピーカーは、初めの数時間の演奏でトーンが変わっていきます。これは自然な現象であり、これによりサウンドは改善し、柔らかく、耳触りが良くなると多くの人は感じています。プレイヤーの中にはこのプロセスを早く終わらせたいと思う人もいます。コーンを故意に柔らかくするのです。これは、ブレークインと呼ばれています。ブレークインには技術的に様々な方法があり、ランダムノイズを再生する人もいれば、曲を長時間演奏する人もいます。ブレークインの方法と時間に関しては多くの議論がありますが、どれもコーンを柔らかくし、音を丸くするためです。以下に私達の推奨する方法を述べます。
注意
ブレークインを開始する前に、低い音量での演奏、またはバックグラウンド・ハム(自然ノイズ)を数分流してスピーカーをウォームアップさせることを推奨します。
パワーアンプのボリュームを最大にして、プリアンプのゲインでコントロールしてください。ブレークインに必要な音量は、普通の大きさの部屋で聴くには少し大き過ぎるかもしれませんが、苦痛と感じない程度の音量で行ってください。
低域と中域はフルに、高域は最低でも半分くらいに調整します。使用するギターが複数のピックアップを装備しているなら、真ん中のピックアップポジションを使用し、オープンコードを多用し、太いパーカッシブな演奏を最低1時間行ってください。これにより、あらゆる状態でコーンを運動させ、サウンドが安定した良い状態になってきます。スピーカーのトーンはさらに数時間演奏することによりさらに成熟し、ここでほぼ安定します。
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