アコースティク・ドラムと電子ドラムの革新的な融合。
Pearl と KORG による究極のコラボレーション — e/MERGE。
新たに加わった「e/MERGE PRO」が、その深化を加速する。
アコースティック・ドラムメーカーとして2021年に創立75周年を迎えたPearlと、シンセサイザーや伝説的な”WAVE DRUM”など数々の名器を生み出してきたKORGのコラボレーションによって生み出されたe/MERGE。
e/MERGEはアコースティック・ドラムと電子ドラムの”融合(=MERGE)”を目指し、さらには単なる”掛け合わせ”に留まらず、全く新しい”楽器”を創り出すというコンセプトの下に誕生しました。
そして、そのコンセプトをさらに深化させた新たなライン「e/MERGE PRO」が新登場。
本稿ではe/MERGE・e/MERGE PROのラインナップや音源モジュールの魅力についてご紹介していきます。
進化するe/MERGEが、新たなアコースティック・ハイブリッド・シェルパックで登場。
バーチ材を使用したタム/フロアタム、バスドラム、スネアドラムには、高級感あふれるラッカー仕上げが施され、アコースティックドラムで培った卓越した技術と、KORGの先進的な電子技術が融合したよりリアルなドラムキットへと進化しました。さらにMDL1モジュールに新機能「Wave Balance Adjustment」を搭載。これにより、自身のユーザーキットでベストな表現方法の設定が可能
最小構成のパッケージ。タムクランプが付属。
ブームスタンド、スネアスタンド付属のパッケージ
この1セットで即演奏可能なフルパッケージ
Pearlマスターズシリーズのカラーフィニッシュ国内展開カラー(プレミアムフィニッシュとカスタムフィニッシュ)そして、ピアノブラックW/レッドストライプ(プレミアムフィニッシュ#758)の全53色の中からお選びいただけます。
#100 Wine Red
#112 Natural Birch
#103 Piano Black
#109 Arctic White
#110 Sequoia Red
#111 Matte Natural
#119 Matte Black
#124 Matte Black Mist
#142 Rootbeer Fade
#151 Platinum Mist
#152 Antique Gold
#155 Scarlet Fade
#201 Matte Walnut (Maple)
#310 Brooklyn Burst
#342 Vintage Tobacco Burst
#353 Matte White
#355 Antique Walnut
#359 Twilight Burst
#320 Nature Birch
#382 Nature Walnut
#383 Nature Wine Red
#831 Matte Olive Burst
#844 Satin Rose Gold
#859 Putty Grey
#886 Deep Redburst
#887 Natural Cherry
#195 Crystal Rain
#198 Shimmer of OZ
#368 Black Silver Burst
#376 Ultra Blue Fade
#377 Scarlet Sparkle Burst
#393 Purple Craze II
#400 White Marine Pearl
#414 Ice Blue Oyster
#415 Bronze Oyster
#418 Blue Abalone
#422 Matte White Marine Pearl
#453 Platinum Gold Oyster
#736 Turquiose Pearl
#824 Satin Charred Oak
#832 Sapphire Blue Sparkle
#834 Glacier Blue Sparkle
#836 Red Burst Stripe
#839 Red Burst Triband
#843 Osiria Rose Stripe
#850 Aqua Turquoise Stripe
#854 White Ice Swirl
#855 Black Oyster Swirl
#856 Red Oyster Swirl
#857 Sunburst Redstripe
#858 Kobalt Blue Fade Metallic
#885 Cherry Amber Fade
e/MERGEはプレイヤーの奏法や特性によってサウンドが変化するよう、音色のリアルさ、高速レスポンス、広いダイナミクス・レンジにこだわった電子ドラムです。
MDL1モジュールは最新アップデートをダウンロードすることで新機能「Wave Balance Adjustment」を楽しむことができます。
専用のドラムラックに18"のアコースティックバスドラム型パッドを使用したモデル
専用のドラムラックに18"のアコースティックバスドラム型パッドを使用したモデルにPEARLのハイハットスタンドやスローンなどのハードウエアを付属したコンプリートモデル
アコースティックドラムと同様にハードウエアでセッティングできるモデル
22"のアコースティックバスドラム型パッドを採用
アコースティックドラムと同様にハードウエアでセッティングできるモデル
22"のアコースティックバスドラム型パッドを採用し、PEARLのハイハットスタンドやスローンなどのハードウエアを付属したコンプリートモデル
KORGの伝説的なパーカッション・シンセサイザー”WAVEDRUM”に用いられた技術を本機のために刷新した「WAVE トリガー・テクノロジー」は、ドラマーが奏でる生音と、ナッシュビルの名門レコーディングスタジオで録音された高品質な音源をリアルタイムでミックスする技術です。これによって、e/MERGEは電子ドラムでありながら、叩くプレイヤーの奏法や特性によってサウンドが変化する特長を備えています。
この技術はタム・パッドとスネア・パッドに搭載されており、ヘッドの打点やリムショット、スティックの角度等のレスポンスを繊細に感知し、倍音の変化を伴う”生きた”サウンドとして出力します。
※画像はタム・パッドを増設しています。
またe/MERGEのパッドはサイズにもこだわっており、ドラマーにとって馴染み深い10”/12”/14”のタム・パッド、14”のスネア・パッド、18”のバスドラム・パッド(EM-53HBのみ)を採用しています。これによって、アコースティック・ドラムと違和感の無いスティックワークを実現し、WAVEトリー・テクノロジーの特長をさらに加速させます。
WAVEトリガー・テクノロジーとのコンビネーションによって無限の可能性をもたらすのが、全てのパッドに採用された「PUREtouchパッド・システム」です。アコースティック・ドラムやシンバルを横に置き、打感を比較しながら開発が進められたPUREtouchパッド・システムは、従来の電子ドラムには無い、リアルで心地よい打感を実現しています。
PUREtouchパッド・システムの秘密は、パッド表面のメッシュヘッドの下に仕込まれた、材質や形状の異なる最大6層に及ぶフォームにあります。従来の電子ドラムによく見られる「弾みすぎ」や「弾まなさすぎ」といったパッドの悩みを解決する構造と言えるでしょう。
フープ周辺を叩くと高音になるなど、叩く位置により打感や音質を変えることでドラマーは生ドラムでの演奏により近い感覚で演奏することができるのです。
e/HYBRIDバスドラム・パッド内部に備わった打点は、4箇所の防振ゴムによってシェル内部でフローティングされた構造で、これによって防振性はもちろん、「弾み」のある心地よいフットワークを実現しています。
同様にシンバル・パッドにもこの技術が散りばめています。特筆すべきはライドシンバル・パッドで、このPUREtouchパッド・システムを応用することで無段階に打点を感知し、シームレスな音色の変化を実現します。
またこのシンバル・パッドの面白みは、チョークした際にシンバルの余韻が残る点にもあります。チョークしたまま叩くことも可能な点も、細かな工夫が散りばめられています。
ハイハット・シンバルの複雑な処理には、高精度かつ耐久性に優れた静電容量センサーが採用されています。これにKORGのソフトウェア・エンジニアによる高い技術力が加わり、クローズからオープンまでの僅かな叩きわけまで表現が可能となり、リアルなハイハットワークを実現しています。
ユニークなポイントとしてボトムシンバルの形状が挙げられます。演奏時のノイズを軽減し、自然な踏み心地を実現するよう特別な設計が施されています。
e/MERGEの音源モジュールMDL1が「Wave Balance Adjustment」に加え、アーティストとのコラボレーションによって新たに14種類のキットが追加されパワーアップしました。ライブやレコーディングに適したナチュラルなアコースティックサウンドからワールドパーカッションなど多彩なサウンドを提供することで、e/MERGEの表現力がさらに広がります。
e/MERGE をすでにご利用の方は、最新アップデートをダウンロードすることで、最新の機能を楽しめます。
MusicCityと呼ばれる米国ナッシュビルで32ビットフロート録音された臨場感のある音色は、PearlのフラッグシップであるReferenceシリーズやReferencePUREシリーズから、ヴィンテージサウンドを彷彿とさせるシングルヘッドのWOOD-FIBERGLASSシリーズ・アクリルシェルのCRYSTALBEATシリーズまで使用し、Pearlが誇る最高のサウンドを楽しむことができます。
e/MERGEのサウンドはピッチや音質の細やかな設定のためにチューニングした音を丁寧にサンプリングされ、ドラマーのイマジネーションのために、あえて音楽ジャンルではなく音色のイメージで分類されています。
カテゴリー・ボタンやダイヤルで迷わずに選ぶことができ、アンビエンスはフェーダーで調整をすることができます。設定時はEXITボタンで1つ前の動作に戻るなど、直感的に操作できるように設計されています。
e/MERGEモジュール MDL1 System 2.0で新たに追加された14キットのサウンドデモをご覧ください。
より洗練されたモダンサウンドから、ユニークなワールドパーカッションキットまで、ライブやレコーディングでも活躍するキットを追加搭載しています。
パッドの増設が可能なACC IN端子を3系統搭載しておりとても充実しているため、スプラッシュを1枚、チャイナを1枚、フロアタムをもう1台といったようにこのモジュール1台で多くのパッドを増設することが可能です。
また、メインのマスターアウトL/Rに加えて8系統のダイレクトアウト、独立したコントロールノブに連結したヘッドホン端子、外部入力端子も備えています。使いやすくシンプルでありながら、プロレベルのレコーディングやライヴパフォーマンスにも対応しています。さらにMDL-1音源モジュールを魅力的にしているのがAMBIENCEフェーダーです。KORGのハイエンド・ワークステーションKRONOSからインスパイアされたこの機能は、ノブではなくフェーダーにすることで直感的にアンビエンスの割合を調整できます。
機能面では、ドラムキットに内蔵エフェクトやピッチ変更などのカスタマイズを行ったり、数時間の演奏を内部メモリーに録音したり、クリック付きのトラックに合わせて演奏したりすることが可能です。
広大なスタジオで録音された本物の空気感は、デジタルで人工的に合成されたものとは決定的な違いがあり、内部メモリーにそのまま贅沢に記録されています。NATURALカテゴリーのサウンドは、EQやコンプレッサーが無駄に加えられていない、慣れ親しんだアコースティック・ドラムのリアルな音色を感じることができます。
ドラマーが気持ちよく演奏できるよう、打音をピエゾで拾いミックスすることによりレイテンシーをなくしたり、プリセットと生のミックス具合や音の強弱・アンビエンスの調整により音の臨場感までコントロールできたりなど、MDL1 System 2.0は表現力が向上しています。
現在e/MERGEは、世界同時進行である「ARTIST KIT COLLECTION」を実施中です。e/MERGEがあれば、アーティストが自らチューニングしたこだわりのキットデータを、そのまま試すことができます。
日本からはTOSHI NAGAI氏(GLAYサポート)、淳士(BULL ZEICHEN 88)、真矢(LUNA SEA)のキットが公開予定となっており、今後もe/MERGEに注目が集まります。
最後に真矢(LUNA SEA)によるe/MERGEのインタビューをご紹介。2019年のさいたまスーパーアリーナ公演で、e/MERGEをなぜ選んだのか?本人のインプレッションをご確認ください。
※本人による特別なカスタマイズがされたセットです。こちらのモデルの販売はできかねますことを予めご了承ください。